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凛とした女性は魅力的⁉ 凛とした男女の特徴と凛とした印象の芸能人

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

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目次

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1:凛とした女性に憧れます…

ところで、そもそも“凛とした人”とは、どんな人なのでしょうか?

小学館発行の『日本国語大辞典』には、“凜”という言葉が載っています。それによれば、「態度・気持などがひきしまって、きちんとしているさま。また、勇ましいさま。りりしいさま」という意味なんだとか。

日常的には、“きれい”とか“美人”といった容姿を褒める意味合いで使っていますが、実際の意味は内面的に優れていることを褒める言葉だったんですね。

ちなみに、この言葉は10世紀の文献にはすでに登場します。10世紀といえば平安時代。かなり、古い言葉なんですね。

(1)「凛とした」を花言葉にもつ花の代表

ところで、花には花言葉というのがあります。花の特質をいかした象徴的な意味を持たせた言葉のことです。例えば、バラは純愛、ユリは純潔、オリーブは平和といったあたりは、有名なので知っている人も多いでしょう。

花言葉は諸説あるため、書物によって同じ花なのに花言葉が違うということもよくあります。ちなみに、「凛とした」という花言葉を持つ花としては、白いカラーやヨウラクユリ(=フリチラリア)などがあげられることが多いようです。

(2)「凛とした」は男性にも使う?

ちなみに、日常的には主に女性に対して“凛とした”という言葉を使いますが、本来の「態度・気持などがひきしまって、きちんとしているさま。また、勇ましいさま。りりしいさま」という意味からいえば、女性に限定した言葉ではなく、男性にだって使える言葉です。

 

2:凛とした女性の特徴

では、具体的に「凛とした女性」というのは、一体どんな女性なのでしょうか?

(1)自分をしっかりともっている

「態度や気持ちなどがひきしまって、きちんとしている」という意味から考えると、自分の考えをしっかりともっていて、周囲に流されない、考えや行動がぶれない人と言えるかもしれません。

(2)流行に左右されない

自分をしっかりと持っていることにも共通しますが、「周囲に流されない=流行に左右されない」とも言えるかもしれません。流行に飛びつくのではなく、良い物はいつになっても良い物という考え方。流行のブランドやファッションをまねるのではなく、自分のスタイルをしっかりと持ち、お母さんやお祖母さんが使っていたカバンを愛用するといったタイプがあてはまるでしょう。

(3)仕事ができる

「勇ましいさま、りりしいさま」という意味から考えると、てきぱきと行動ができたり、はっきりとものを言ったりできる人のイメージですよね。そういう人は、ひと言でいえば、仕事ができる人と言えるかもしれません。

(4)身だしなみがしっかりしている

「きちんとしている」のは、なにも態度や考えだけではなく、よそおい(装い・粧い)にもあてはまります。

例えば、けっして派手ではないけれども、清潔感がある服を着ていたり。化粧も、ノーメイクのようだけれど、丁寧に化粧をしているような人が“凛としている”感じがしますよね。

(5)1人でも大丈夫

友達といつも一緒にいるのではなく、あまり“群れる”ということをしないでしょう。それは、友達付き合いが苦手なのではなく、自分をしっかりと持っているから。

自分に自信があり、1人でも平気なことのあらわれです。言いかえるなら、“媚びない”ということかもしれません。

 

3:凛とした女性芸能人5選

では、例えば芸能人でいえば、どんな人が“凛とした”女性になるのでしょうか?

(1)吉永小百合

日本を代表する名女優であり、年齢を重ねても、その凜としたたたずまいや、時代に流されない軸の強さ、媚びずに生きるその姿は憧れそのもの。まさに日本人女性が見習いたい、“凜とした女性”のすべてを持っていると言えそうです。

(2)宮沢りえ

先頃、V6の森田剛さんとの結婚を発表した宮沢りえさんも、時代に流されない凜とした雰囲気を持つ女性です。

ピュアで儚げだった若い頃も魅力的でしたが、いろんな人生経験を積んで、女優という仕事にストイックに向かうさまは、同性から見ても素敵ですよね。

(3)吉田羊

群れず、おもねらず、自分の世界を確立している女優といえば、吉田羊さん。長く舞台女優や端役を続けてついにブレークしたという経歴も、その凜としたイメージに繋がっているのかもしれません。

(4)水川あさみ

30代女優で“凜とした女性”といえば、水川あさみさん。シリアスからコメディまで幅広いキャラクターを演じる実力と、そのサバサバしたキャラクターが魅力です。これから年齢を重ねて、ますます凜とした姿を見せてくれるでしょう。

 

4:まとめ

「かわいい」「きれい」と褒められるのも嬉しいですが、「凛とした女性だよね」と褒められたらもっと嬉しいかもしれません。それは、容姿だけではなく、「凛とした」という言葉が、内面も褒めているから。ぜひ、「凛とした」人を目指してくださいね。