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シングルマザーの再婚が難しい理由は?再婚のメリット・デメリット

東城 ゆず

東城 ゆずY.Tojo

目次

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1:シングルマザーの再婚は難しい?

再婚に至るシングルマザーの割合はどのくらいなのでしょうか。

文部科学省の『平成28年度 人口動態統計特殊報告 「婚姻に関する統計」の概況』によれば、平成23年〜平成27年に離婚した女性の再婚率は22.1%(離婚した年を含む離婚後5年以内に再婚をした割合)になっており、5人にひとりは再婚できている結果に。ちなみに男性は「26.6 %」と、女性より高い割合になっています。

女性の場合は、前の夫とのあいだに授かった子どもを連れての離婚になることも関係しているのか、男性よりやや少ない再婚率となっています。

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2:シングルマザーの再婚が難しい理由5つ

シングルマザーの再婚が難しいとされる理由を見てみましょう。

(1)シングルマザーOKな男性が少ない

自分の血縁関係上にない子どもを養育することに、責任を感じてしまう男性もいます。また、「連れ子を育てるのはいいけど、自分の子どももほしい」と考えている場合は、経済的なことも関係してくるでしょう。

(2)婚活する時間やお金がない

子どもの預け先がない場合、子どものすべての世話をしなくてはならないのがシングルマザーです。夜に出かけるのは、子どもが小さいうちは無理がありますし、生活費を稼ぐために昼間に出かけることすらままなりません。

子どもを育てるには、お金がかかることもあり「デートに行くくらいなら子どもと遊びたい」と思うシングルマザーもいるでしょう。

(3)新しい夫と子どもの関係が築きにくい

自分が生まれたときから近くにいる親の存在は、子どもにとって特別な存在です。連れ子の性格によっては「ママを取られたような気がする」と新しい夫に懐かない可能性も。

(4)親に反対される

再婚を考えても、自分の親や相手の親に反対される可能性もあります。理由のひとつに自分の離婚が原因していると、どこかうしろめたい気分にもなってしまうもの。「私なんかが再婚しちゃダメなのかな」と自信を失くし、再婚を諦めてしまうこともあるのです。

(5)前の結婚生活がトラウマになっている

前の夫との生活が、辛い思い出として心に残っていることもあります。せっかくいい感じに関係に発展しても、前夫との結婚生活がトラウマで、せっかくプロポーズされても断ってしまうこともあるでしょう。

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3:シングルマザーが再婚するメリット・デメリット

シングルマザーが再婚するメリットとデメリットを見てみましょう。

(1)メリット

1 精神的に余裕ができる

子育てや生活について話せる相手ができて、心理的な負担が軽減される可能性があります。今までは自分ひとりで決断したり、悩んだりしていたことも、誰かに聞いてもらえるだけで、ほっとするでしょう。

2 金銭的に余裕ができる

働き手がふたりになることで、経済的に潤う場合もあるでしょう。子育てをしながら生活費を稼ぐのは大変ですし、教育にかかるお金のことを考えれば、お金はいくらあってもいいものです。

3 家事や子育ての分担ができる

子育てや家事を手伝ってくれる再婚相手なら、平日も休日も息つく暇がないという、シングルマザーならではのストレスも減ることでしょう。

(2)デメリット

1 新しい父親が虐待するかもしれない

近年、大きな社会問題となっているのが、連れ子への虐待です。母親に気づかれないところで、子どもにひどい言葉をかけたり、暴力をふるったりする可能性もあります。

2 夫との関係に悩む

これまでの子どもと自分の関係以外に、夫と関わる必要も出てきます。夫の生活リズムに合わせて自分も動くことが必要になるかもしれません。

3 経済的な負担が増えるケースもある

夫が浪費家だったり、収入が少ない場合には、家族が増えることで出費がかさむケースもあり、再婚したとしても経済的に豊かになれるとは限りません。

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4:シングルマザーが婚活する方法3つ

シングルマザーが再婚に向けて、婚活したい場合の婚活方法を紹介します。

(1)結婚相談所

結婚相談所では、婚活で頼りになるコーディネーターがついてくれることもあります。自分の魅力をきちんと男性に伝えてくれたり、相応しそうな男性を紹介してくれたりするのは、忙しいシングルマザーにぴったりですよね。入会金や月額費用が納得できるものなら、利用してみてもいいかもしれません。

(2)シングルマザー向けのマッチングアプリ

限りある時間に、スマホひとつで婚活できるのがマッチングアプリ。メッセージのやりとりから始められるため、好きなときに仲を深めることができます。バツイチに特化しているマッチングサイトもあり、シングルマザーが相手の男性に知らせておきたい子どもの年齢や人数などの情報を、プロフィールとして掲載することもできます。

(3)シングルマザー向けの婚活パーティー

婚姻歴に理解がある男性とバツイチの女性が集う婚活パーティーもあります。最初から「シングルマザーでも大丈夫」と理解があるのは助かりますよね。子どもの預け先を気遣って、昼間に開催される婚活パーティーや子どもが同行可能な婚活パーティーもあります。

5:シングルマザーが再婚に反対されたときの対処法5つ

シングルマザーが再婚に反対されてしまったときの対処法を5つ紹介しましょう。

(1)時間を置く

交際の期間が短すぎたり、子どもの年齢で再婚を反対されたりする場合があります。親の信頼を獲得するために、時間を置いて説得することが必要です。いずれ結ばれるふたりであれば、婚期が先送りになったからと途切れるわけではありません。交際を続け、ふたりの絆をより深めていきましょう。

(2)何度も説得する

彼の親に反対された場合、「彼が好きだから入籍したい」という思いを伝える必要があります。その誠意を示すためには、何度も足を運んで熱心に仲を深めていくことが大事でしょう。

(3)再婚したい理由をきちんと伝える

彼のご両親からすれば、「離婚したことがあるなんて、何があったのか」と聞き出したいのが本音です。さらに、どのような目的で再婚したがっているのかも気になるところ。再婚したい理由は、もちろん「好き」の思いがあってこそ。そのことを誠実に伝える必要があります。

(4)彼と話し合う

周囲から反対されているうちに、心が折れてしまうこともあるでしょう。彼ときちんと話し合い、同じ方向を見る必要があります。「ふたりとも精神的に参ってしまうなら、今は交際だけで満足」という結論に戻っても、特に問題はないでしょう。

(5)同棲から始める

再婚相手と考えている男性が初婚の場合、両親も不安です。「バツイチの女性なんて……」と偏見をもたれている可能性もあります。親にとって、我が子の生活は自分以上に気になるもの。まずは両者のおためし期間という意味合いでも、連れ子を含めてきちんと生活できている実績を作ってから、再度結婚について話し合ってみてもいいでしょう。

6:シングルマザーの再婚は暗いことばかりではない

筆者もシングルマザーを乗り越えて、再婚を果たしています。自分がしっかりと働き、子どもを養育していくことで「周りからどう思われてもいい」と思えるほど自信がもてるようになりました。そんな自分を認めてくれる男性は、必ずどこかにいるはず。

もし再婚を考えているのなら、自信をもつことが何よりも大切なのではないでしょうか。

【参考】

平成 28 年度 人口動態統計特殊報告 「婚姻に関する統計」の概況