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正しい目薬のさし方は?「目薬のさし方」コツや回数を知って瞳美人になろう!
並木まきM.Namiki
1:正しい目薬のさし方は?
「目は、口ほどにものを言う」と言われるほど、目の印象は、その人自体の印象をも左右します。
そして、瞳が「モテ」と深い関係のあるパーツだということは間違いありません!
事実、ライオン株式会社が「既婚、または女性との交際経験がある未婚10代~50代の男性」計250人に実施した、「男性からみた女性の目の印象についての意識調査」によれば、65%の男性が「第一印象で気になるパーツは目である」と回答しています。
また、同調査の「どのような目に惹かれるか?」では、1位が「うるんだ目」(59%)で、2位は「充血のない白く澄んだ目」(45.9%)という結果に。
やはり、充血した目は男性からの印象がよくないようです。
しかし現代女子は、パソコンやスマホを酷使しているだけに、ちょっと油断するだけで、“充血アイ”になるリスクも高い……!と言えるでしょう。
そこで次項から、モテも狙える目薬の使い方を、どどーんとご紹介しちゃいます。
2:これなら簡単!目薬の正しいさし方、さし方のコツ5選
今回は、東京都・江戸川区の『二本松眼科病院』の眼科専門医・平松類先生にうかがった「正しい目薬のさし方」や「さし方のコツ」を交えながら、目薬の選び方など、“目薬の使用”にまつわるポイントを5つご紹介します。
普段から目薬を使っている人でも、“正しい使用法”ができていない場合もありますので、この機会にしっかりチェックしましょう!
(1)目薬を1日に使用する回数は?
まずは、目薬をさす適切な回数からご紹介します。
真っ白な目をキープしようと思うと、つい頻繁にさしたくもなりがち。実際には何回程度さすのが適切なのでしょう……?
平松医師:「目薬の適切な回数は、お薬の成分によって決まってきます。
ドライアイ用の目薬の場合には、1日6回や8回など、頻回にさす必要があるものが多いです。
お仕事の都合などで適切な回数がさせない場合には、医師と相談するのがよいでしょう。
また市販薬の場合は、箱の中に入っている説明書(添付文書)に適切な使用方法が記載されているのが一般的です。その回数を守って、点眼してください。
目薬をさすのを忘れてしまいがちな場合は、朝起きた後・歯を磨いた後・食事をした後など、日常生活の行動と結びつけて習慣づける方法がおすすめです」
(2)目薬はどれくらいの間隔を空ける必要がある?
うるうるアイを目指したい女子にとっては、回数だけでなく目薬を使う間隔についても気になるところです。
目薬をさすのに適正な間隔って、いったいどのくらいなのでしょう?
平松医師:「用途の違う2種類以上の目薬をさす場合は、最低1分、できれば5分程度は時間をあけたほうがいいでしょう。
連続して点眼すると、前の目薬が流れてしまうおそれがあります。
使用する目薬が1種類で、点眼の回数が決まっている場合には、起きている時間の中でバランスよく配分してください。
とはいえ、そこまできっちりと管理する必要はありません。例えば6時に起きて、24時に寝る生活サイクルの場合には、“6時・11時・16時・21時”などです。
ただし“昼間はコンタクトをしているから目薬がさせない”という方は、その時間を外して、バランスよく配分するだけでもいいでしょう」
複数の目薬を併用している場合には、ついまとめて連続でさしたくなりますが、前の目薬が流れてしまっては意味がない……っ!
せっかちな人ほど、間隔をあけるよう、意識したいところです。
(3)ストレスを感じたら目薬でリフレッシュしてみる
目薬を日常的にさしたいけれど、どのタイミングでケアをすればいいのかわからない……と迷ってしまう場合には、まずはストレスを感じたときのリフレッシュ策として、市販の目薬を取り入れてみるのもひとつの方法です。
スマホやパソコンを使い続けたあとの目は、どうしても充血しがち。
意識して目薬を使う習慣をつければ、さし忘れることも少なくなります。
平松医師:「ストレスを感じたら目薬でリフレッシュする、と決めておくと習慣化しやすく、気分転換にもなります。
同時に、ぐるっと眼球を回してみるなどの簡単にできる“目もとの体操”を取り入れてみるのも、おすすめですよ」
(4)目的に合った目薬を使う
ドラッグストアや量販店などで市販の目薬を選ぶ場合、棚にズラッと並んだ目薬の種類の多さに面食らってしまう人もいるはずです。
「いったい、どれを買えばいいの!?」「私に合う目薬はどれ?」と迷ってしまったときには、箱に書いてある“目的”に注目して選ぶと、失敗がありません。
ひと口に「目薬」と言っても、その効果はいろいろ。
また、使用感も、爽快感が強いものから弱めなものまでさまざまです。自分が好きな使用感も考慮しましょう。
強い爽快感が苦手なのに、スーッとするクールタイプを選んでしまったら、目薬をさすたびに嫌な気分になっちゃって、続けられないですよね。
(5)すぐに使える場所に置いておく
せっかく目薬を買っても、必要なときにささなければ、宝の持ち腐れ状態になってしまいます。目薬はさしたいときにすぐ取り出せる場所におきましょう。
外出先でも、トイレでのメイク直しと同じタイミングでさせるよう、コスメポーチに入れておくのがベター。
また自宅でも、引き出しの奥にしまいこんでしまえば出すのが億劫に。リビングのテーブルの上など、思い立ったときにすぐ使えるスペースに置いておくほうが、目薬ライフを続けやすくなります。
どんなにいいお薬でも、使わなければ意味がないですからね~。
3:目薬のさしすぎは逆効果のこともあるの?
ところで、「目薬をさしすぎるのは良くない」などとも言われますよね。
そこで、東京都・江戸川区の『二本松眼科病院』の眼科専門医・平松類さんに、その理由を教えていただきましょう。
平松医師:「お薬は適正量を守ってこそ効果を発揮するものです。目薬の場合でも、指定の点眼回数は守ってください。
とくに、防腐剤の含まれている目薬のさしすぎは好ましくありません。
防腐剤は薬の劣化を防ぐには必要ですが、目に対する刺激がどうしても強くなるからです。
さしすぎによっては、黒目を傷つけてしまうリスクがあります」
4:「目薬」を上手に使ってモテを狙おう!
眼科医から処方された目薬でも市販の目薬でも、モテを狙うなら適切な使い方をするのがベストです。
そして冒頭にご紹介したように、瞳美人はモテを制する!
さし方や回数、間隔などに気をつけながら、“輝く目”を手にいれるアイテムとして、目薬を上手に活用してみてくださいね~♡
【取材協力】
平松類・・・二本松眼科病院勤務 眼科専門医。北海道から九州まで全国から患者があつまる医師。著書に「緑内障の最新治療」「その白内障手術待った!」「本当は怖いドライアイ」など多数。
【参考】