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トラブルメーカーの意味は?男女のトラブルメーカーの特徴と対処法

中田綾美

中田綾美A.Nakata

目次

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1:トラブルメーカーの意味は?

(1)トラブルメーカーとは?

「トラブルメーカー」とは、どういう意味なのでしょうか? 小学館デジタル大辞泉には以下のような説明がありました。

トラブルメーカー(troublemaker)

もめごとをよく起こす人。

オチもひねりもありませんが、そういうことです。

ちなみに、トラブルメーカーは和製英語ではなく、英和辞典にも“troublemaker”という単語があり、意味としても日本語の“トラブルメーカー”と同様のことが示されています。

(2)ドラマの主題歌にも!嵐「トラブルメーカー」の歌詞の意味は?

「トラブルメーカー=Troublemaker」といえば、人気アイドルグループ、嵐のシングルに、同名の曲があります。

こちらの曲ですが、タイトルが「Troublemaker(トラブルメーカー)」なのに、歌詞には一度も、その言葉自体は出てきません。タイトルだけ見ると、男女の恋愛トラブルをテーマにした歌のように思えるのですが、実際に歌詞を見たり、曲を聴いてみたりすると、前向きな気分にさせてくれるような曲なのです。

この曲は、嵐のメンバー・櫻井翔さんの主演ドラマ『特上カバチ!!』の主題歌であり、同ドラマが法的トラブルを解決する行政書士事務所を舞台としたものなので、タイトルは、歌詞よりもドラマの内容にリンクさせたものなのかもしれません。

 

2:トラブルメーカーの特徴6つ

(1)他責的である

タチが悪いことに、トラブルメーカーたちは自身が地雷源という自覚がありません。自分のせいで何か問題が起こっても、それは常に他人や環境のせい。

そして、ただ無責任なだけでなく、「〇〇のせいで自分はこんなひどい目にあった!」と被害者意識を募らせていることも多々あります。

そういう点では、元カノ・元カレの悪口を言う人は、トラブルメーカーの可能性あり。確かに、相手にも問題はあったのでしょう。しかし、男女交際については、お互いさまという面もありますし、そういう相手を好きになったのはほかならぬ自分自身。

なのに、自身の落ち度についてまったく省みることなく、一方的に相手を恨むばかりというのは、要注意人物と見ていいでしょう。

(2)相手の事情をまったく配慮しない

トラブルメーカーにありがちな行動として、“お店の人に横柄な態度をとったり、クレーマー化したりする”という点が挙げられます。

たとえば、ランチタイムの混雑時に、自分の注文した料理が届かないからといってイライラ……。「店員さんも忙しそうで大変だな」と、お店側の事情を汲むことなく、ただ自分の欲求を満たすことだけに心がとらわれてしまうのが、トラブルメーカーの特徴です。

恋愛においても、相手が疲れているのをお構いなしに「何で連絡くれないの!?」などと責め立てたり、「好きならばこれくらいしてくれて当然だよね」と、過度な要求を押し付けたりする傾向があります。

(3)「みんな」「いつも」など極端な言い回しを使いがち

トラブルメーカーにとっては、自分の常識こそが絶対的な正義。自分と対等、もしくは自分よりも立場が弱い人間と意見が食い違ったときには、「自分が正しい。おまえの考えはおかしい」と決め付けて、決して譲ることがありません。

そんなトラブルメーカーが、自分の言い分を通そうとするときによく使うフレーズが、「みんな」と「いつも」。「みんなそう言っている」「いつもあなたは〇〇だ」など、根拠がないことでも極端な言い回しを用いて、自分の正当性を主張しがちです。

(4)権威には弱い

前項で、“自分と対等、もしくは自分よりも立場が弱い人間”という条件を付与したとおり、トラブルメーカーは誰に対しても横柄な態度をとっているわけではありません。自分より上の立場の人間には従順だったり、借りてきた猫のような態度をとったりします。

ただし、心の底から相手を敬っているのではなく、大人しいのは上っ面だけ。上司などに正面切って自分の意見を伝えることはできませんが、不満を溜め込むと、ネットの匿名掲示板などに悪口を書き込むなどして憂さ晴らしをすることも。

(5)発言がコロコロ変わる

自分の都合が第一、自分の非は絶対に認めないというスタンスのトラブルメーカーは、状況に応じて発言がコロコロ変わりやすいです。

たとえば、上司がトラブルメーカー気質の場合、非常に厄介。上司の指示で行った業務においてトラブルが発生したら、「自分はそんな指示はしていない」「そういうつもりで言ったのではない」などと言い逃れして、責任を部下に押し付けようとします。

また、その日の気分によって、OKとNGの基準がバラバラなので、チームを混乱に陥れることも。

それでいて、部下の発言に対しては「君はあのときこう言ったじゃないか」と言って、撤回を頑として認めてくれません。

(6)知り合って間もないころは「いい人」のこともある

深く関われば関わるほど、ろくなことが起こらないトラブルメーカー。ですが、知り合って間もないころは「いい人」の仮面をかぶっていることもあるので要注意です。

ママ友付き合いでもよくあるパターンなのですが、初対面からやたらフレンドリーで何かと親切にも接してくれる人物は、のちのちトラブルメーカー化する恐れがあります。

あらかじめ恩を売り、仲良くなっておいて、あとから「友達なんだからこれくらいしてくれて当然だよね」と無理難題をふっかけるという策略にハマらぬように注意しましょう。

 

3:職場で恋愛で地雷扱い?女性のトラブルメーカーの仰天エピソード4つ

前項では、性別を問わず広くトラブルメーカーの特徴を取り上げました。続いて、女性のトラブルメーカーのエピソードをご紹介しましょう。4人の男性に語っていただきました。

(1)女狐トラブルメーカー

「うち会社の秘書室に、陰では“女狐”と呼ばれているトラブルメーカーがいます。

年齢よりかなり若く見えるけど、在籍年数を考えるともう40代かな? いわゆるお局さんですね。秘書室に自分より若くてかわいい女性が配属されると、めちゃくちゃ厳しいと噂です。

しかも、秘書室の在籍メンバーはみんな、その女狐の腰巾着。寄ってたかって新入りをいじめるので、女狐のおめがねにかなわない女性は、退職に追いこまれるまでに半年ももちません。

ちょっと異様な感じなんですが、なぜか女狐は社長には気に入られているので、この構造が変わることはないと思います」(30代/保険)

(2)不倫トラブルメーカー

「職場のトラブルメーカー? うちは固い職場なんで、そうそう変な人はいないけど、昔、強烈なのがいたなぁ。

いや、本人はすこぶる勤勉で真面目に見えたよ。けど実は、職場外で不倫してたらしく、ある日、不倫相手の奥さんが、彼女の職場に乗り込んできちゃって大騒ぎに……。奥さんだけじゃなく、なぜかその両親までついてきて、窓口で、“おたくの〇〇って泥棒猫が、うちの主人と不倫してる!”と騒ぐ騒ぐ……。

上司がその場をとりなして、お引き取り願うことはできたけど、渦中の女性は翌日から職場に出てこれなくなって、そのまま退職しちゃった」(40代/公務員)

(3)ヤンデレトラブルメーカー

「大学時代にトラブルメーカーというか、ヤンデレ彼女と付き合っていました。とにかく束縛が激しくて、アルバイトすら“行かないで”と言われて。それでも僕が仕事を続けていたら、バイト先に僕のことを中傷する怪文書まで送り付けていました。

その彼女、別れたあとも大学内でいろいろ僕の悪い噂を広めようとしていたみたいです。ただ、彼女がトラブルメーカーだとみんな認識していたので、誰も信用しなかったのがせめてもの救いでしたね」(20代/コンピューター関連)

(4)二股トラブルメーカー

「数年前に付き合っていた彼女のこと。男性関係において、ぶっちゃけビッチだと囁かれていた女の子でしたが、自分はそんなこと信じていなかったし、仮にそれが事実だとしても、過去は過去だと思うようにしていました。でも、甘かったな……。

一時期、仕事がものすごく忙しくて、なかなか彼女に会えない日々が続いたことがあったんです。そのときに案の定やられました。しかも、その相手というのが、僕の幼なじみで、親友だと思っていた男。

流れとしては、恋愛の悩み相談から男女の関係になっちゃった……と、まあよくあるやつです。

もちろん、彼女だけでなく親友のほうも悪いんですが、そいつは、女性にあまり免疫がなかったんで、おそらく彼女主導でのぼせあがったのだと思います。

いずれにせよその一件で、自分は恋人と親友を同時に失いました」(20代/専門職)

 

4:トラブルメーカーへの対処法5つ

トラブルメーカーだとされる人物が友人や恋人の場合、話はシンプル。トラブルに巻き込まれたくなかったら、自分から距離を置くことが最善です。とにかく逃げろ!

ただ、職場だと相手を無視するわけにもいかず、なかなか難しいですよね。そこで、職場にいるトラブルメーカーへの対処法をご紹介します。

(1)ふたりきりの状況を避ける

前掲のように、トラブルメーカーは発言が一貫せず、何か問題が生じると、その責任を他人に押し付けようとします。

その被害を予防するためには、トラブルメーカーとふたりきりになってしまう状況をなるべく避けること。トラブルメーカーとの間で揉めごとが起こった場合に、当事者以外の第三者があなたの味方をしてくれる可能性があります。

(2)否定も同調もしない

トラブルメーカーの発言がどんなに荒唐無稽であっても、「それは違う」と正面から否定するのは避けましょう。被害者意識の強い彼らから逆恨みされては、あとで何をされるかわかりません。

だからといって、「その通りですね」と同調するのも考えもの。たとえ表面上であっても、トラブルメーカーのおかしな発言に同調していると、知らず知らず汚染されます。また悪口の類などは、同調しただけで、いつの間にか「〇〇さんがそう言っていた」と首謀者にされることも。

無難なのは、「〇〇さん(=トラブルメーカー)は、そう考えているんですね~」と受け流すこと。否定も同調もせず、あなたの考えではそうなんですね、というスタンスで接するのが安全策だといえるでしょう。

(3)はっきりと境界線を設ける

さきほど、トラブルメーカーに対して、正面から否定するのはよくないと述べましたが、はっきりと否定しなければいけないケースもあります。それは、トラブルメーカーから「〇〇をして」と無理難題をふっかけられたときです。

「〇〇をして」という命令には、「あなたはそう考えているんですね」の返しは通用しません。また仮に受けてしまえば、どこまでも自己中心的な彼らの要求がエスカレートするのは、火を見るより明らかです。

「それはできません」では角が立つので、「恐れ入りますが、私の力不足で……」と、やんわり断りましょう。

(4)周囲を味方につける

いくら断っても無理な要求が止まなかったり、トラブルメーカーから悪い噂を流されたりなど、何らかの被害をこうむっている場合は、自分だけで悩みを抱え込まず、周囲に相談すること。

トラブルメーカーはたいていの場合、所属集団において厄介者扱いされています。なので、きっと周囲はあなたの味方になってくれるはず。

それが会社であれば、そのトラブルメーカーの上司にあたる人物に相談するのが望ましいです。彼らは権威に弱いので、上司から釘を刺されれば、被害が止むことも珍しくありません。

(5)逃げる

前章のエピソードに登場した“女狐”のように、謎の権力を擁するタイプのトラブルメーカーには、残念ながら上記の(1)~(4)の対処法では歯が立ちません。

そんな場合は、原則にたちかえって“逃げるが勝ち”です。異動願いを出したり、社内事情的にそれも難しい場合には思い切って転職活動をしたりなど、トラブルメーカーから距離を置くことに全力を注ぎましょう。

相手を変えることはできなくても、自分の決断と行動次第で事態は好転します。脱出に成功するまでは臥薪嘗胆の日々ですが、どうか希望を捨てないように!

 

5:まとめ

人のふり見て我がふり直せ。トラブルメーカーの被害を受けないようにうまく立ち回るとともに、自身が周囲の人間にとってトラブルメーカーになっていないかどうか、この機会にぜひ振り返っておきましょう。