目次
1:結婚式の余興ムービーに使える曲は?
結婚式の余興ムービーといえば、笑いあり涙あり♡の写真やお祝いメッセージを、素敵に見せるように準備しますよね。また、手の込んだドラマ仕立てのムービーも。
そこで、余興ムービーにぴったりの曲から、著作権のことまで、これから余興ムービーを作る人向けに必要な情報をご紹介していきましょう。
(1)結婚式の余興ムービーにぴったりの明るい曲
結婚式の余興ムービーでよく選ばれる曲といえば、ケツメイシの『出会いのカケラ』であったり、AIの『ハピネス』、back number の『花束』など、アップテンポでテンションの上がりやすい曲調のものがよく選ばれます。
また少しじ~んと感動させたいというときは、ミスターチルドレンの『365日』や秦基博 『アイ』など、しっとり聞かせるバラードが選ばれます。
(2)結婚式の余興ムービーを作るときに知っておくべき著作権のこと
結婚式の余興ムービーに音楽を入れたいんだけれど……そういったときは、著作権にも気を付けなければなりません。ムービーを作る目的が「家族と一緒に自宅で楽しむため」というものであれば私用目的になり、著作権の範囲外になります。いくらでも好きな音楽や画像を使ってムービーを作ることができます。
しかし、これが結婚式場のような「公共の場」で上映するとなると話は変わってきます。
動画内に著作権の発生する楽曲や画像を使用するためには、権利を有する個人もしくは団体に申請し、許可を取る必要が出てきます。
もし無断で使ってしまうと、式場側からも制止させられる可能性もありますし、著作権法に触れ、10年以下の懲役又は1000万円以下の罰金が課せられる可能性もあるのです。
実は筆者も、この著作権に悩まされました。
結局、いちばん楽だった「自作動画のDVDは無音で制作し、それにあわせて曲(BGM)のCDを再生する」という方法。これについても、公の場で音楽を演奏したり、CDを再生したりする「演奏権」という権利が発生しますが、結婚式場が使用料を支払っているので流すことができます。ただしiPodや、複製CD・DVDは一切不可。販売されているCDのみ流すことがOKなのです。
この場合、曲のCDは市販のものをそのまま再生しなければいけないという制約がありますが、DVDにあわせて曲をフェードアウトさせるなどは良いそうです。
このことから、ムービーに音楽を使う際は、好きな曲のCDを買ってきて無音の動画に合わせるのが最もコスパが良い方法といえます。
2:スマホでも!結婚式の余興ムービーの簡単な作り方3
続いて結婚式の余興ムービーの簡単な作り方をご紹介!
さまざまな制作ソフトがありますが、ここではWindowsに標準搭載されているムービーメーカーで作れるものをご紹介します!
(1)写真を集めて祝福ムービー
王道ともいえる、懐かしい友人たちの写真を集めての祝福ムービーです。
ボードに「おめでとう!」とメッセージを書いた画像も、音楽に合わせて流しましょう。加工もとても簡単。エフェクトを加えることで素敵なスライドショーに仕上がります。
ムービー作成自体はとても簡単であるものの、メッセージを集める段階は大変なので、幹事は前もって動いておく必要がありそうです。
(2)新郎新婦に極秘インタビュー♡
新郎新婦にお互いの好きなところやなれそめを、個別インタビュー!
それを当日、新郎新婦が初めて式場で見る!というサプライズムービーも人気です。たまにお互いに相違点があったりして、そこが笑いを誘いますよね。
(3)ふたりの出会いから……!再現ドラマ
編集に詳しい人がいればぜひチャレンジしてほしいのが、ふたりの出会いから結婚までの再現ドラマ。もちろん誰かが簡単な脚本を書いて、新郎新婦の両親や友人たちに出演依頼を出さなければいけません。
また画角や構成なども考えなければいけないので、初心者には難易度が高めです。
筆者の友人が映画製作会社で働いていて、その結婚式では、映画の長編予告のようなクオリティの高い再現ドラマが作られ、会場は感動の渦に。一生の思い出に残る「ふたりが主役の恋愛映画」でした。さすがプロ!
もし再現ドラマを作るなら、プロに頼むと間違いがありません。ただし、それなりのクオリティを求めるとなると予算は10万円~と高めです!
3:結婚式の余興ムービーで感動させるコツ3つ
では続いて、結婚式の余興ムービーで感動させるコツをご紹介しましょう。
(1)サプライズゲストからのメッセージを入れる
例えばお互いの中学の恩師の先生だったり、「えっ!? この人からも?」というような人からのお祝いのメッセージは感動を呼びます。
筆者もムービーを作成するとき、新婦の大学時代の先生のところまでメッセージをもらいに行きました。先生からはとても驚かれましたが、とっても喜んでもらえましたよ。
(2)両親のメッセージを入れる
ムービーの最後に両親からのメッセージを入れるのも、いい方法。王道ではありますが、感動的に仕上がるになる演出です。
いつもは言えない娘や息子への気持ちを話す両親に、きっと感動するはずです。
(3)2曲用意して最後はバラードで閉める
ムービーの中で曲を転換させる、というのもあり。
最初はポップで明るい曲から始まって、最後は王道の恋愛バラードで閉める、というものです。前半に、笑える友人からのメッセージを持ってきて最後に感動する様な両親や親友、職場の人たちからのメッセージにするなどの緩急をつけることで、より一層感動的なムービーに仕上がります。
4:結婚式の余興ムービーで使えるネタ3&アイディア
(1)『プロフェッショナル 仕事の流儀」風
誰もが知っているTV番組『プロフェッショナル~仕事の流儀~』をモチーフにしたパロディは、とてもウケます。例えば、「ふたりの愛は本物なのか……?」お互いにインタビューしながら、カッコよく仕上げることができます。
(2)「ダーツの旅」風
人気バラエティ『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』でおなじみの「ダーツの旅」コーナー。友人がダーツの旅をモチーフに、新郎新婦の地元や職場に出向き、インタビューするという企画も面白いですよ!
(3)『水曜どうでしょう』風
世代を問わず、大人気の北海道初のバラエティ『水曜どうでしょう。』のパロディもウケること間違いなし!
「結婚式どうでしょう」というテーマで、ほぼ垂れ流しで動画を撮影して編集。ほんわかした雰囲気のムービーに仕上げるのも良いですね!
5:結婚式の余興ムービーにぴったりのメッセージ3
(1)歌詞のように出てくる友人からの祝福
感動的な結婚式にぴったりの曲とともに、歌詞のように友人からのメッセージが流れる……。メッセージをくれた友人の笑顔とともに「手書き」の文字が浮かび挙がるのも素敵です。
(2)白のスケッチブックにメッセージを書いてスケッチブックリレー
白のボードやスケッチブックにそれぞれ好きなメッセージを書いて、それをリレー形式で順番に流すというのも王道です。
絵を描いても良し、ふざけてもよし、その人の個性が出ます。
(3)ワンフレーズずつ歌って1曲を完成させる
1曲をワンフレーズずつ順番に歌って、1曲をみんなで歌いきるムービーも素敵です。
歌詞自体がメッセージになっていて感動しますよ♡
6:無料のものも!結婚式の余興ムービーを作れるソフト
ではここからは結婚式の余興ムービーを作れるソフトをご紹介します。
(1)ムービーメーカー
先ほども紹介しましたがWindowsに標準搭載されている「ムービーメーカー」は、簡単な動画編集をすることができます。画像を集めたり、簡単に動画を入れたりするくらいのムービーなら、このソフトで簡単に作れます。エフェクトを使えばそれなりに素敵なものに仕上がりますよ♡
(2)レコフォト
スマホで手軽にできるアプリが「レコフォト」です。筆者の友人が実際に使用していました。
音楽を自分で用意しなくても、「レコフォト」ならアプリの中にあらかじめ用意されている音楽を使うことができるのがとても魅力的! もちろん著作権利用料を含んだ音楽が最初から用意されています。
友人が作成したとき、値段は1万4,800円でしたが、業者に頼むと5万円くらいかかるのでお得です。
(3)Power Director(パワーディレクター)
初心者でも使いやすく、かつそこそこクオリティの高いソフトがこの「Power Directo(パワーディレクター)」。
約1万円で購入できるWindows用の動画編集ソフトです。
ちなみに、今後も動画制作がしたいと思っていて、かつハイスペックのPCを持っているのであれば、「Adobe Premiere Pro」などのソフトもおすすめです。
7:結婚式の余興ムービーの素材・曲
続いて結婚式の余興ムービーにぴったりの曲をご紹介します。
(1)kiroro『Best Friend』を歌いながらムービーを流す
筆者が体験したのは、グランドピアノでベストフレンズの伴奏をしてもらって女子5人で歌唱。前のスクリーンでお祝いの友人からの画像が流れる、というものでした。
(2)西野カナ『あなたの好きなところ』で新郎新婦の好きなところを
西野カナの『あなたの好きなところ』を使えば、曲に合わせて、新郎新婦のいいところも友人総出で紹介する素敵なムービーに仕上がります。
(3)号泣必須!コブクロ 『Million Films』
この曲は「写真」を見返して、思い出を振り返りながらふたりの未来を想像するというもの。なので、ふたりの写真をたくさん盛り込んだムービーにするにはぴったりです。
8:結婚式の余興ムービーを頼める業者は?
結婚式の余興ムービーを頼める業者はたくさんあります。もちろん、式場に紹介してもらえることも。けれど、簡単な加工でも、安くて抑えて3万~からと高額であることが多いです。
そのため、自作するというケースも多いですね。
また、もし自分のイメージが固まっていて、それが自身では絶対に作れない!というときは、個人に制作を頼める「ココナラ」というサービスがおすすめです。
筆者もよく使うサービスですが、業者ではなく、個人の動画クリエイターにお願いする分、安価です。ただし、クオリティの差が激しいため、頼む人を見極めることをお忘れなく。
9:まとめ
一生で一度の結婚式ですから、クオリティの高いムービーをお金をかけて作るのもありです。だけれど手作り感満載のムービーを友人に作ってもらうのもいい思い出になりますね♡
スライドショーでも問題ない場合は、その場でアナウンスを入れるなどの対応をし、パワーポイントやキーノートに頼るのもひとつの手です。
上記を参考に素敵な余興ムービーを作ってみてくださいね♡