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結婚式のマナー!絶対知っておきたい祝儀・持ち物・服装・出席のマナー

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:結婚式のマナー正しく知っていますか?

日本には結婚式にまつわるマナーは、たくさんあります。

いざ結婚式にお呼ばれしたとき、あるいは結婚式を挙げるとなったとき、正しいマナーを把握している自信はありますか?

マナーは「聞くは一時の恥 聞かぬは末代(まつだい)の恥」です。知ったかぶるほうが恥ずかしいもの。最低限のマナーくらいは覚えておきたいところです。

(1)結婚式は出席前からマナーがたくさん

新郎新婦として、結婚式の当事者になった場合は、結婚式の準備を始めるその瞬間から、マナーを意識することになります。また、ゲストの場合でも、招待状が届いたその瞬間から意識すべきものがたくさんあります。

いずれにせよ、“結婚式”という場に足を踏み入れることになったら、「マナーを知っておかないと!」ということになります。

(2)結婚式で恥ずかしい思いをしないために…

「マナーなんて、どうでもいい! 自分らしく結婚式に参加する!」「マナーなんて古臭すぎ。私らしい装いがしたいのよ!」などとうそぶいても、結局恥をかくのは自分です。後悔しないためにも、結婚式に関するマナーはひととおり知っておくべきでしょう。

また、マナーを破るつもりはなくとも、無知なせいでマナー違反をし、結婚式を台無しにしてしまえば、その後の人間関係にヒビが入ることも。そんな面からも、結婚式に参列する際には、マナーをしっかり知り、守るべきなのです。

2:絶対に外せない結婚式のマナー【祝儀編】5選

というわけで、まずは「絶対に外せない」結婚式のご祝儀に関するマナーを5選お届けします。

(1)のし袋の選び方は?

結婚祝いの“のし袋”は、別名で「祝儀袋」とも呼ばれます。“結び切り”と呼ばれる水引のついたものを選ぶのが正解。

結婚にまつわるお祝いは何度も繰り返さないよう、つまり離婚を想像させないよう、結び切ったデザインが正しいとされているのです。

また、包む金額によって適した“のし袋”は異なる、とされていて、1万円程度までであれば、“のし”が袋に印刷されている簡素な袋で、3万円や5万円など金額が上がるごとに、“のし袋”も立派なものを選ぶべきとされています。

最近の祝儀袋には、パッケージに「○万円くらいのお祝いに」と目安が書いてあるものも多いので、購入する前にパッケージをよく読んでみてください。

(2)祝儀袋の書き方は?

祝儀袋に使う筆記具は、筆か筆ペンが基本です。そして、のしの上部に「御結婚御祝」「寿」などの文字を書き、のしの下部に自分の名前を書くのが正式です。

のしの上部に書く文字数は、「4」の忌み数字を避けたほうがいいされています。近年ではそれほど気にしない人も増えているとはいわれているものの、伝統を重んじる人であれば気にする部分です。

つまり「結婚御祝」の4文字で構成するのは良くなく、この場合は「御結婚御祝」として、5文字になるよう気をつけます。

最近では、すでに印字されている祝儀袋が多いので、初心者はそれを活用するといいでしょう。

下部に書く贈り主の名前は、フルネームで記します。ふたりでひとつの祝儀袋を使う場合には、ふたりともフルネームで。ただし、夫婦連名の場合には、夫の名前の左側に妻の名前を書くのでも問題ないとされています。

(3)祝儀の中袋って?

祝儀袋の中には「中袋」と呼ばれる袋があらかじめセットされています。

ご祝儀としてお渡しするお金は、この中袋に入れます。

このときに入れるお札は「新札」を準備するのがマナー。

ATMだとなかなか思うように新札が手に入らない場合もあるので、確実に手に入れるには、銀行の窓口に出向き、新札に変えてもらいましょう。

さらに、お札を中袋に入れる向きは、お札の“肖像部分”が正面上部にくるように揃えて入れます。

中袋の裏側には、贈り主の名前と住所を記す欄がありますので、楷書で丁寧に書いておきましょう。

そして、中袋を祝儀袋に入れるときには、中袋のお札の肖像が、正面上部にくるようにします。袋を包むときには、必ず下側の折り返しを上にしましょう。

(4)祝儀の相場は?

祝儀の相場は、新郎新婦との関係性によっても変わります。

また、基本的には割り切れる数字である「偶数」は避け「奇数」にするのがマナーだといわれます。

友人の場合は3万円、兄弟は3~10万円、上司として出席する式には3~5万円、親として出席する際には10万円がおおむねの相場です。

「偶数」の金額にする際には、5千円札と1万円札を混ぜ、お札の枚数を「奇数」になるようにするのも、結婚式特有のマナーです。

(4)祝儀に2万を入れてもいい?

新郎新婦との関係性によっては、2万円を、ご祝儀としてお渡しする人もいます。

上述のように、従来のマナーでは「2」は割り切れる数字であることから忌み数字とされていました。

しかし近年では先述したとおり、「5千円札2枚と1万円札1枚」の3枚のお札にして、2万円のご祝儀をお渡しする人も珍しくなくなっています。

できれば「2」は、避けたほうが無難な数字ではあるけれど、適正な金額として「2万円」としたい場合には、お札の数で調整しましょう。

(5)ふくさってどう使う?

「ふくさ」は、ご祝儀を会場でお渡しするまでの間に使います。

先方にお渡しするものを汚さないように持ち歩くためのマナーであり、祝儀袋をそのまま持ち歩いた際に、シワや汚れが付くのを避けられる実用性もあります。

結婚式に持参する「ふくさ」は、暖色系がマナーとされています。

しかし“紫”は、慶事にも弔事にも使える万能な色。ですので、最初に揃える場合には“紫”を持っておくと、失敗が少なくなります。

3:結婚式の出席に関するマナー5選

続いては、結婚式の出席に関するマナーをお届けしてまいります。

(1)招待状の返信は1週間以内に行う

結婚式の招待状が手元に届いたら、できる限り、1週間以内に出欠の返信をします。

多くの招待状には「●月▲日までに」と、返信の期限が記されていますが、できるだけ早く返事をしたほうが、新郎新婦への配慮にもなり、喜ばれます。

(2)予定が見えない場合は電話で連絡する

仕事の都合や出産を控えているなどの理由で、先の予定が確定できない場合には、招待してくれた新郎新婦に電話を入れ、その旨を伝えるのがマナーです。

「近づくまでまだ予定がわかんないし……」と招待状を返信せずに放置してしまうと、出欠をとりまとめたい新郎新婦はどうしていいかわからず、困ってしまうことに。

(3)返信は鉛筆では書かない

招待状に返信をする際には、できるだけ毛筆や万年筆(黒)で書くのが正式なマナーです。

しかし昨今では、このマナーは簡略化されている傾向もあり、ボールペンでも問題ないとされています。

ただし、鉛筆やシャープペンシルでの記入はマナー違反になります。さらに、書いた文字が消えてしまうリスクもあるため、おすすめできません。

(4)文字を消した上で、必要な文字を加える

自分が書く欄にある「御」や「様」「芳」などの文字は、2重線で消して返信をするのがマナーとされています。

このときの2重線は、定規を用いて丁寧に書くのもマナーです。

また、返信先の「行」を「様」に直すのも忘れずに。

出席をする場合には「出席」の文字の近くに「慶んで」「させていただきます」などと書き加え、「喜んで出席させていただきます」という“文章”になるように、ハガキの体裁を整えます。

空いたスペースに「おめでとうございます」「晴れ姿を楽しみにしております」などと、祝福の言葉を添えるのも、美しいマナーとされています。この場合、句読点は用いず、一文でつながるように記します。これは「縁が途切れないように」という気持ちが込められています。

(5)出席するつもりだった式をキャンセルするなら?

出席するつもりだった式に、やむを得ない事情で出席できなくなった場合には、まずはすぐ、新郎新婦に一報入れましょう。

このときは、LINEやメールではなく、せめて電話での連絡を入れるのがマナーです。

「本当は駆けつけてお祝いしたかったが、どうしても難しい」という気持ちを、丁寧に伝えましょう。

また、間際すぎる時期に欠席の連絡を入れる場合には、式場に対して、食事のキャンセル料がかかってしまう可能性もあります。

一度「出席する」とお伝えした式に、やむを得ず欠席する場合には、出席した場合と同額のご祝儀をお渡しすると、新郎新婦への迷惑を最小限に抑えられます。

4:結婚式の服装・ドレスに関するマナー5選

結婚式にまつわるマナーは、服装に関するものもたくさんあります。やりがちだけれど実はマナー違反な服装を5選お届けします。

(1)アニマル柄はNG

たとえ淡い色柄で、よく見ないとわからないとしても、レオパード柄やパイソン柄など、アニマル柄の服や小物で結婚式に参上するのは完全なるマナー違反です。これは「殺生」をイメージさせるため、結婚式にはふさわしくないという考え方からきているマナーのひとつ。

また、フェイクであっても、服の襟や裾などにファーがついているアイテムも同様におすすめできません。周囲からしたら、フェイクでもリアルでも、同じに見えるからです。バッグや羽織りについてもファー使いはNGとしておきましょう。

靴については、男性のフォーマルが革靴が多いせいか、革がダメということもなくなってきていますが、女性の場合であれば革ではなく、エナメルなどを選ぶのが賢明です。

(2)サンダルはNG

サンダルはカジュアルすぎる装いとされているため、本来は結婚式に履いていくのはマナー違反です。ラメやラインストーンが付いている華やかデザインのものであっても、避けるのが賢明といえます。

正しくは、ストッキングを着用し、オープントウでないエナメルパンプスなどを選びましょう。これは、猛暑日や酷暑日などの夏場の結婚式でも同じです。

当然、“つっかけサンダル”であるミュールもマナー違反。ですので、夏場のガーデンウェディングやプールサイドウェディングなどでも、ミュールやサンダルを履いていかないように、気をつけてください。

(3)昼間の輝きの強いジュエリーはNG

結婚式は「ハレの場」なので、基本的には華やかな装いをしていくのがマナーです。

しかしながら、昼間の結婚式に輝きが強いジュエリーをつけていくのは、華美になりすぎることから、実はマナー違反と捉えられるケースも少なくありません。

昼間に開催される結婚式には、パールやコサージュなどで控えめに盛るのが正解です。

夜に行われる結婚式であれば、昼間の装いに比べて少々華やかさが増しても問題ないとされています。輝きのあるジュエリーも、華美なものでなければ許容されています。

(4)白い洋服はNG

結婚式においては、白は「新婦の色」です。

そのため、ゲストが白い洋服を着ていくのは、絶対なるマナー違反だとされています。

真っ白ではない“白っぽい服”を選んでいる人も稀にいますが、ぱっと見で“白”に見える色合いの洋服は、避けておくに越したことはありません。

また着物の場合には、ゲストが白地を選んでも問題ないというのが伝統的なマナーです。

しかし昨今では「白は新婦の色」という考え方が強まっているため、着物であっても白は避けたほうが無難です。

(5)「平服」指定にフォーマルはNG

招待状に「平服」とドレスコードが書かれていた場合に、独断でフォーマルウェアを着て出席するのは、マナー違反です。

「平服」とは略礼服を示す言葉です。よくある勘違いとして「指定の服よりも格下はダメだろうけど、格上なら失礼じゃないし、平気でしょ?」というものがありますが、平服指定がある場合に、ゲストが勝手に格上の“正装”をしていくのも、強烈なマナー違反になります。

ドレスコードが指定されていた場合には、それに従う。これが本当のマナーと考えておけば間違いがありません。

5:忘れたくない結婚式の持ち物5選

さて、結婚式当日には、ゲストが忘れたくない持ち物もたくさんあります。

ここでは「必需品」といっても過言ではないアイテムをご紹介します。

(1)ふくさに入れたご祝儀

上記でお伝えした通りですが、結婚式には「ご祝儀」を「ふくさ」に入れて持参します。

ゲストとして結婚式に参列する際には、まずは受付で記帳をしてご祝儀をお渡ししますので、これを忘れると大変なことに……!

遅くとも前夜までには準備をして、絶対に忘れないようにしておきましょう。

(2)招待状

結婚式の招待状には、当日の会場や時間など、必要な情報が記されています。

ですので当日は、招待状の原本を持参していくと安心です。

招待状の写真を撮ってスマホに情報を入れておく方法もありますが、受付でなんらかのトラブルがあった場合に備える意味でも、原本を持参したほうが何かと心強いでしょう。

(3)ハンカチ

結婚式では、感動のあまりに思わず涙してしまうゲストも多数です。

このとき、手元にハンカチがないと、涙をダラダラと流し続けるハメになりますし、女性の場合には不本意なメイク崩れを招くことにも。

ですので、バッグの中にはハンカチを忍ばせておくのが正解です。

ハンカチの色柄については特段に派手なものでなければ、どんなものを選んでもマナー違反にはなりません。

ただし人目につくアイテムですので「殺生」をイメージするアニマル柄だけは、ここでも避けておくほうが無難です。

(4)ご祝儀以外のお金

結婚式に参列する際、ご祝儀を準備することに気を取られすぎて「お財布を忘れちゃった!」となると、一大事です。

また、結婚式場には小さめのバッグを持参するのがマナーですので、普段から長財布を使っている人は、当日になって、財布がバッグに入らず持っていけない……なんてことにもなりがち。

結婚式にはサブバッグを持参する人も多いのですが、財布は貴重品であるために、クロークで預かってもらうことができません。

あらかじめ小さめのお財布を準備して、会場に持っていくバッグに入れる必要があります。必要になりそうな現金と交通系ICカード、クレジットカードあたりを忘れずに忍ばせておきましょう。

(5)スマホ

昨今は、結婚式の写真をカメラではなく、スマホで撮影する人も多くなっています。

なので式の最中は、カメラを持っていかなくとも、スマホをカメラ代わりに使うこともできます。

スマホは、今の時代、結婚式になくてはならない必需品のひとつ。当日、他のことに気を取られて持っていくのを忘れないよう、気をつけましょう。

6:結婚式の親族のマナー3選

親族として結婚式に参列する場合に気をつけるべきマナーもあります。

ここでは、親族のマナーを3選ご紹介します。

(1)両家で服装の格式を揃える

結婚式に親族として参加する場合、新郎新婦両家の格式は揃えるのがマナーです。

「ウチのほうが、相手の実家より格上よ!」とばかりに、相手の家よりも“いい格好”をしようとするのは、痛烈なマナー違反です。

このような式は、ゲストから見て非常に滑稽に映るうえ、非常識な印象を与えます。

事前に相談し、足並みを揃えましょう。

(2)心づけを準備する

運営スタッフの方々にお渡しする“心づけ”をあらかじめ準備しておくのも、親族としての心得。これはチップ的な意味合いが大きいものです。最近では、「サービス料はすべて含まれているから」と受け取りをお断りされる場合も多いようですが、何かのタイミングで必要になったときに「持っていない」というのは残念なので、念のために用意しておきましょう。

当日、誰に渡すことになるかは予測できない部分もあるため、多めに準備しておくと心強いでしょう。

(3)華美すぎる服装は避ける

親族としてゲストをお招きする立場にある式では、華美すぎる服装は避けたほうが無難です。

結婚式の主役は、あくまでも新郎新婦。

親族の立場で新郎新婦やゲストを差し置いて目立ってしまうようなことになれば「あの親族、非常識ね!」なんて、眉をひそめられてしまう事態にもなりかねません。

7:結婚式の受付を頼まれたときのマナー3選

友人や職場の人の結婚式で「受付」を頼まれたときにも、気をつけておくべきことはたくさんあります。

ここでは、代表的なマナーを3選ご紹介します。

(1)華美な服装を避けつつ地味な服装も避ける

「受付」を頼まれた場合、対ゲストに対しては「親族」に類する立場で接することになります。

そのため、華美すぎる服装はマナー違反となりやすく、節度をわきまえた服装がベターに。

とはいっても、ハレの日に地味な服装をしていくのもマナー違反となることから、パールをつけたファッションや着物など、正統派な服装に身を包むのが正解です。

(2)集合時間は絶対に守る

「受付」をする場合には、集合時刻が指定されるので、この時間に絶対に遅れないように気をつける必要があります。

このとき指定される集合時間は、式が始まるかなり前の時間帯を指定されることが多いです。

だからといって「式が始まるまで、かなり時間があるし、私は受付に慣れているから、もうちょっと遅くてもいいよね!」などと独断で遅刻していくのはご法度。

新郎新婦の人生最良の日を丁寧にサポートできるよう、ルールを守って行動しましょう。

(3)お金の管理に責任をもつ

受付では、ご祝儀を預かることになるので、お金の管理は責任重大です。

「私がしなくとも、誰かが管理するだろう」などと他人事にせず、受付を頼まれた人全員で、きちんとお金を管理する意識が大切です。

また、誰がいくら包んできたのかなどの情報をその場で管理する仕事を頼まれた場合には、間違いがないように丁寧に記していきます。

ここで誤った情報を残してしまうと、新郎新婦とそのゲストとの間でトラブルになる可能性も否めません。

受付の仕事は「ご祝儀を受け取って終わり」ではないことを、肝に銘じましょう。

8:男性のマナーもおさらい!結婚式のネクタイに関する疑問5選

結婚式に男性がゲストとして参列する場合、ネクタイに関する疑問も湧きがちです。

そこで、この機会に改めて男性のマナーもおさらいしていきましょう。

(1)ネクタイの色は?

ゲストとして結婚式に参列する場合のネクタイの色は、慶事用として販売されている「グレー」や「白」です。また、「シルバー」もOKとされています。

しかし昨今では、少々カジュアルダウンした服装でも「よし」とされているケースもあります。

赤・白やピンク、シャンパンゴールドなど、ファッション性が高い色のネクタイでも、会場の格や当日のドレスコードによっては許容されている傾向に。

ただし「親族」や「主賓」として参列する場合には、伝統的な慶事用ネクタイを着用したほうが確実です。

また、ファッション性が高かろうが高級ブランドであろうが、アニマル柄のネクタイは「殺生」を連想させるために強烈なマナー違反となります。絶対に選ばないようにしましょう。

(2)ネクタイの結び方は?

ネクタイの結び方は、その日のスーツに合わせるのが基本です。

「プレーンノット」や「ダブルノット」、「ウィンザーノット」など伝統的な結び方をしておくと無難といえるでしょう。

服装によっては、ハレの日らしく、蝶ネクタイをすることもできます。

(3)ネクタイピンはないとダメ?

ネクタイピンがあると、結婚式らしい華やかな装いが引き立ちます。

しかし「ネクタイピン」についてはマストではなく、あれば便利という程度の脇役アイテム。

つけないからといって、マナー違反になるわけではありません。

とはいっても、フォーマル感を出したい場合には、積極的に取り入れたいアイテムでもあります。ゴールドやシルバーのネクタイピンなら、どんなスーツにも合いやすく、間違いがありません。

(4)親族のネクタイは?

親族として参列する場合には、伝統的な慶事用のネクタイを着用するのが、確実です。

結び方も、奇を衒(てら)わずに「プレーンノット」など、伝統的な結び方をしておくと、無難といえましょう。

親族は新郎新婦の側として、ゲストをお招きする立場にあるため、派手に見える服装はできる限り避けるべきです。

(5)おしゃれなネクタイは?

「ハレの日」らしくおしゃれな雰囲気にするなら、ネクタイはそこそこの光沢があるものを選ぶとベターです。

ただし光りすぎているネクタイは、衣装のようなイメージが強くなるため、上質な輝きにこだわって選ぶのが無難。

色や柄で遊ぶよりも、上質なシルクを使ったネクタイなど、質感にこだわって選んだほうが、おしゃれ上級者の風格が漂います。

9:結婚式はマナーを守って祝福の気持ちを表そう♡

結婚式にゲストとして出席する際には、マナーを守ることが新郎新婦への祝福の気持ちにもつながります。

非常識なゲストになってしまえば、お招きした新郎新婦が他のゲストに対して恥をかいてしまう可能性も否めないため、きちんとマナーを守る配慮が求められています。

細かいマナーまで気にし始めるとキリがないのも確かではありますが、最低限のマナーは確実に意識しつつ、新郎新婦の人生最良の日を心から祝福してあげるのが“デキるゲスト”の心得です!