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世界三大料理にトルコが入ってるの知ってた?世界三大料理の代表的メニュー
並木まきM.Namiki
1:世界三大料理とは…デートで行くなら何料理?
もし彼とデートに行くなら何料理が嬉しいですか? 今回紹介するのは「世界三大料理」について。「え、何それ?」という人がいたら、この記事でしっかりチェックしましょう。
食に関する知識は、グルメな男性とデートするなら、知っておいて損はありませんよ♡
(1)世界三大料理とは?まずいと感じる人も…
「世界三大料理」とは、「中華料理」「フランス料理」「トルコ料理」の3種類の料理を表す表現です。
それぞれ個性のある料理が多いので、自分の味覚に合わない場合には、たとえそれが世界的に評価されていたとしても、「まずい」という感覚に繋がってしまうことも珍しくはありません。
また、日本にある世界三大料理のレストランは、ある程度日本人好みの味にアレンジされているメニューも多いです。だからこそ本場で食べた途端に「えっ! 本当はこんな味なの!?」と、その伝統の味に驚いてしまうことも……。
(2)世界三大料理のうちデートで行くのにおすすめなのは?
世界三大料理のうち、デートにおすすめなものを聞かれれば、「どれもおすすめ」と言えるでしょう。
中華料理なら彼とシェアしていろんなメニューを食べる喜びがありますし、フランス料理はちょっとおしゃれをしてしてゆったりとフルコースを楽しめば、ロマンティックの極み。
さらにトルコ料理はヘルシーなメニューが多いので、ダイエット中でも安心してデートに専念できますよ! それぞれに「良さ」があると言えるでしょう。
(3)世界三大料理にトルコが入っているのはなぜ?
ところで日本人には「トルコ料理」って、そこまでなじみがない人も少なくありません。
なので「なんでトルコ料理が、世界三大料理なの!?」と疑問を抱く人もいるでしょう。
この背景としては、この「世界三大料理」を決めるにあたり、かなり昔に、主に欧州の料理研究家たちが定義づけしたものがそのまま残っているという説が有力。
なので、必ずしも現代の知名度や庶民の感覚とは一致しない定義になっている……という分析もよく知られています。
2:世界三大料理!各国の代表的なメニュー5選
それでは、世界三大料理に選ばれている各国の料理から、代表的なメニューをそれぞれ5選ご紹介します。
(1)中華料理
まずは、中華料理から。
私たち日本人にも、おなじみのメニューがたくさんありますよね~。
1.シュウマイ
シュウマイは、中華料理の「点心」と呼ばれる部類に入る料理。中華料理のなかでも広東料理に入ると言われていて、中国語では「シャオマイ」と発音します。
豚のひき肉を小麦粉の皮で包んで蒸すという調理法により作られています。独特のもちもちした食感は、日本人にファンも多いですよね〜。
2.蒸し餃子
日本では焼き餃子のほうがポピュラーですが、中華料理の飲茶(中国茶を飲みながら点心を食べる習慣)には、蒸し餃子がよく出てきます。
餃子には、小麦粉を原料とした皮で肉やエビ、野菜などを包んでいます。蒸すだけでなく、焼く他に、揚げたり茹でたりする調理法も一般的です。
3.北京ダック
下処理したアヒルを釜の中で丸ごと蒸し焼きにした北京ダックは、その名のとおり、北京料理における伝統的な料理です。
日本では皮だけを食すレストランも多いのですが、本場では肉厚に切って、お肉もしっかりいただくことが多いです。
4.麻婆豆腐
ひき肉や赤唐辛子、花椒(ホアジャオ)、豆板醤を入れて豆腐を煮る麻婆豆腐。こちらも中華料理の代表的なメニューです。
日本の食卓によくお目見えしますが、本場で食べると、舌がしびれるほど刺激的な味わいの麻婆豆腐も多い!
四川料理の特徴ともえるスパイスがよくきいているのが、特徴です。
5.小籠包
日本人からも人気が高い小籠包も、上海料理の一種で、点心でよく食べられています。豚のひき肉を使い、小麦粉の皮で包むところはシュウマイや餃子にも似ていますよね。
薄皮仕様で、中に熱いスープが入っているのをハフハフしていただくのが、最大の魅力。日本でも、いくつも小籠包専門店があり、人気があります。
(2)フランス料理
続いては、フランス料理です。
フランス料理にも、日本人におなじみの料理がたくさん! フルコースでいただくおしゃれな料理から、ビストロでいただく家庭風料理まで、メニューは幅広いですよね。
1.フォアグラを使った料理
フレンチと聞けば「ロッシーニ風(フォアグラやトリュフを使った料理)」が頭に浮かび、即座に「フォアグラ」をイメージする人も少なくないのではないでしょうか。
贅沢にフォアグラを乗せた肉料理は、とろとろに濃厚な味わいがクセになるお味。
フォアグラは、フランス料理で使われる伝統的な食材のひとつ。世界三大珍味でもあります。
ガチョウやアヒルの肝臓を肥大させた食材で、前菜からメインまで、あらゆる料理に使われています。
2.キャビアを使った料理
オードブルなどで食すことが多いキャビアも、フランス料理で使われる代表的な食材です。
魚介類の料理に添えてアクセントにする使い方も一般的。
キャビアとは、チョウザメの卵を塩漬けしたもので、肉にも魚にもよく合います。
「贅沢な食材」というイメージも根強いですね。
3.トリュフを使った料理
フランス料理には、トリュフを使って、その香りを楽しむ料理も一般的です。
「黒いダイヤ」と呼ばれることもあるこの食材は、キノコの一種で、日本名を「西洋松露(セイヨウショウロ)」と言います。
くどいようですが、味わいを楽しむというより、主に香りを楽しみます。
トリュフを添えたオイルや、ステーキなど、フランスではトリュフの香りを上手に料理に組み込んでいるメニューが多いです。
4.エスカルゴ
日本人のファンも多いエスカルゴも、フランス料理の定番です。
カタツムリを前菜として食するフランス文化は、昔の日本人にはギョッとした人もかなりいたそうです。
しかし、今ではエスカルゴ独特の味わいは、日本でも人気のメニュー! 現代では、ファミレスでもいただけるほどメジャーなメニューにもなっています。
5.ジビエ料理
狩猟で得た野生の鳥獣をいただくジビエ料理は、貴族の伝統料理として発展してきた歴史があるのだとか。
フランスのマルシェでは、新鮮なジビエを手に入れることもできます。
臭みのないジビエは、これ以上ないほどの贅沢な味わい……!
(3)トルコ料理
続いては、トルコ料理です。
日本人には「なじみが薄い」なんて言われがちですが、みなさんは、いくつ食べたことがありますでしょうか?
1.ケバブ
日本では、移動販売車で売られていることでもおなじみのケバブは、実はトルコ料理です。
トルコでは、ラム肉を使って作っている料理が多く、イスラム教徒が多いという背景から、豚肉を使うことは稀です。
ちなみに本来ケバブとは焼肉の意味。串焼きにしたシシュケバブやヨーグルトを添えて食べるイスケンダルケバブなど、種類は豊富です。先述の回転させたお肉を削ぎ切りして食べるのはドネルケバブと言われ、それをピタパンにはさんで食べるのは、ひとつの食べ方にすぎません。
2.フムス
日本では、アラブ料理としても知られているフムスも、伝統的なトルコ料理のひとつ。
「ハマス」や「ハモス」などとも呼ばれています。
茹でたひよこ豆をすりつぶし、塩やニンニクで味付けしたシンプルな味わい。トルコ料理の定番中の定番で、いくらでもいただけちゃうほどさっぱりしたメニューです。
3.ドルマ
辛味のきいた米やひき肉、香味野菜を野菜に詰めるドルマは、中央アジアから北アフリカまで広い範囲で食べられている料理。その中でもトルコのドルマは、大きく分けると、肉を入れないタイプと肉を入れるタイプに分かれます。
ちなみに「ドルマ」とは、トルコ語で「詰める」という意味です。
4.ケシケキ
トルコの伝統的な料理で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されているのが「ケシケキ」と言われる料理。
麦と肉、タマネギを一晩かけて煮込む、手間のかかる料理で、麦のおかゆのようなイメージ。トルコでは結婚式などの祭事に、来賓者にふるまわれる文化的な背景もある大切な料理です。
5.ムサカ
ムサカというのは、ラザニアのようなもの。日本ではナス、じゃがいも、ミートソース、ベシャメルソースを層にし、オーブンで焼きあげるギリシャ風のものが知られています。本場トルコのムサカは、ナスやひき肉などを層にしたものをじっくりと煮込むので、ギリシャより胃にやさしい作り方。
舌触りが柔らかくふわっとした味わいです。
3:世界三大料理になぜ入らない⁉世界中で愛されている料理3選
ところで、世界には「世界三大料理」ではないけれど、世界中で愛されている料理もたくさん!
そこで、そんな料理を3選ご紹介します。
(1)日本料理
農林水産省の発表によれば、平成29年10月時点で海外の日本食レストランの数は、なんと約11万8,000店にまで増えているのだとか!
前回調査の平成27年と比べると、およそ3割も増えているそうで、世界中で日本食が大人気である実情がわかります。
ヘルシー、繊細、「ZEN」などのキーワードとともに、私たちが築いてきた食文化が世界で認められるのって、なんだか嬉しいですよね~。
(2)スペイン料理
パエリヤなど、日本でもおなじみのメニューが多いスペイン料理も、世界中にファンがいます。
2010年には、イタリア料理やギリシャ料理、モロッコ料理とともに地中海の食事として、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。
ガスパチョや、トルティーヤ、アヒージョなど、日本人でも一度は食べたことがあるであろうメジャーな料理もたくさんありますよね~。
(3)イタリア料理
世界中で好まれている料理と言えば、外すわけにはいかないのがイタリア料理。
日本では「イタリアン」、かつては「イタ飯」なんて呼ばれていたこともあり、デートで選ぶ料理の定番です。
ヨーロッパではあまり食す文化がなかったタコやイカを積極的に食材として取り入れているのも特徴的。このあたりは日本の食文化にも通じるものがあります。
パスタやトマトを使った料理、アンチョビをアクセントに加えたものなど、イタリアならではの文化も日本の食卓でおなじみになっています。
4:世界三大料理でおしゃれなデートを♡
「今日、何食べる~?」とカップルで食事に迷ってしまったときには、世界三大料理から選ぶのもオツ。
すでに関係が安定していて「食事中に会話がない!」なんてカップルでも、“世界三大料理”なら「トルコ料理って、なんで世界三大料理なのか、知ってる?」など、それに絡めた話題が楽しめます。
日本にも世界三大料理のレストランは数多くあるので、みなさんもぜひ、お気に入りの味を見つけてみてはいかがでしょうか。
【参考】