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離婚して不倫相手と再婚したら幸せになれる?決断する前に考えておきたいこと

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:離婚して不倫相手と再婚したら幸せになれる?

不倫をしている人の中には「いまの相手とは離婚して、不倫相手と再婚したら幸せになれるだろうか」と頭をよぎる人も少なくありません。しかし、必ずしも幸せになれるとは限らないのが現実と言えるでしょう。

2:不倫相手と再婚したい…その前に考えるべきこと5つ

(1)相手が浮気をするかもしれないリスクの高さ

不倫から再婚をする相手ということは、「浮気」をしていた人だということ。自分が「浮気相手」であるときにはその事実を過小評価しがちですが、現実には、家族を裏切って妻以外の女性と逢瀬を重ねていた男性や女性であることに間違いありません。

残念ながら「浮気癖」はなかなか治らないので、自分が「妻」や「夫」になったとき、今度は別の浮気相手と逢瀬を重ねるリスクも高いでしょう。

(2)自分たちのせいで傷つく人がいる現実

いまの家庭を壊してまで再婚をするということは、妻や夫、子ども、親族など、その再婚のために傷つく人がいるということ。周囲の人を傷つけてまで一緒になるべき相手なのかは、不倫相手との再婚を望む前に冷静に考えるべきテーマです。

(3)周囲から「略奪婚」の目で見られる覚悟

誰にも不倫の事実を告げずに再婚したとしても、どこからともなく真実は漏れるもの。周りから「不倫からの略奪婚をした人」「家庭を壊してまで、浮気相手と一緒になった人」というレッテルを一生貼られ続けることへの覚悟があるのか、改めて自分に問うことも必要です。

(4)相手に子どもがいる場合には、再婚後の子どもとの関係

相手に子どもがいる場合には、離婚して再婚したあとも、子どもとの関係は続きます。面会だけでなく、養育費や教育費用などお金にまつわる現実にも直面することになります。

結婚生活とお金は切っても切れない関係にあるだけに、現実的に許容できるだけの話でおさまるのか、改めて考えておくべきでしょう。

(5)相手の実家や親戚からの印象

相手の実家や親戚から見れば、不倫関係からの再婚であることが明白である場合、再婚後にも白い目で見続けられる例が多いです。祝福されない形で再婚をしてもいいのか、冷静に考えるべきでしょう。

3:再婚して幸せになった?不倫相手と再婚した人の体験談3つ

(1)本性を見抜けなかったことへの強い後悔

「元夫と出会った当初、元夫には妻がいました。けれど元夫は私に運命を感じたと言い、交際から2ヶ月で離婚。そのあとすぐに再婚しました。

しかし、交際期間が短かったことや、不倫という特殊な事情での交際だったことで元夫の本性を見抜かないままに籍を入れてしまったと後悔しています。結婚してみたら、モラハラとゲーム課金による浪費がすごくて、毎日夫婦喧嘩ばかりです」(34歳女性/IT)

(2)わずか2年で離婚…

「不倫からの略奪婚をしましたが、結婚して1年も経たないうちに相手の浮気が発覚。結局、元夫は妻以外にも誰か女性がいないとダメなタイプで、浮気が判明してからは“君だって浮気相手の立場にいたくせに黙ってろ”と開き直られました。そんな生活に嫌気がさし、わずか2年で離婚しました…」(35歳女性/貿易)

(3)義母から白い目で見られ続け…

「夫の前妻と義母の関係がよかったらしく、私と再婚したことを、最初から義母はよく思っていません。しかも前妻から夫が私と浮気しているっぽいと聞いていたみたい。

再婚にも大反対されました。反対を押し切って結婚したのが面白くないのか、再婚して3年目ですが、いまだに義母からは塩対応されています」(37歳女性/専門職)

4:離婚して再婚する人に必要な心構え3つ

(1)祝福されないことへの覚悟

離婚からの再婚の理由が「不倫」であれば、周囲から祝福されないのは明白です。一般的には「結婚」や「再婚」は祝福にあふれる出来事ですが、略奪婚の場合には、誰からも祝福されないケースも多いでしょう。

(2)前妻または前夫の存在は消えない

相手が離婚して自分と結婚することになったとしても、前妻や前夫の存在が消えることはありません。また、不倫からの略奪再婚だと、金銭的事情から、前妻や前夫の存在を感じる家に住まなくてはならないケースも少なくないでしょう。

生活のあらゆるところで、過去の配偶者の存在を嫌でも認めなくてはならない可能性は覚悟しておくにこしたことはありません。

(3)友人を失う可能性

「略奪婚をした」と知れば、静かにその人から去っていく友人も多いです。人の道に外れたことをする以上、親しい友人を失うリスクも大きいことは、あらかじめ肝に銘じておくべきでしょう。

5:まとめ

「不倫からの再婚」は、決してハッピーエンドではありません。また、略奪婚をしても幸せになれず「こんなはずじゃなかった…」と苦労を重ねている人も珍しくありません。

いっときの「好き」や「愛している」だけで突き進むべき道ではないことは、いまさら言うまでもないこと。相手への感情がたかぶっているせいで、冷静な判断力を失うことのないよう、くれぐれも気をつけてくださいね。