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デイトレーダーってどんな人?デイトレーダーになる方法と必要な知識

山根ゆずか

山根ゆずかY.Yamane

目次

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1:デイトレーダーとは?

(1)デイトレーダーとは?デイトレーダーになるには…

デジタル大辞泉によると、デイトレードの意味は

デイ‐トレード【day trade】

一日のうちに複数の売買を行い、細かく利鞘を稼いで取引を終了させる手法。特に、株取引で行われるものをいう。デイトレーディング。→デイトレーダー→スイングトレード

出典:デジタル大辞泉(小学館)

とのこと。デイトレーダーは上記のことを行なう人を指します。

1日に何度も売買を行うので、利益を生み出すチャンスを見逃さないよう、市場が開いている時間帯は常にPCの前で待機している必要があります。

稼げる方法論を確立してしまえば、インターネットがある環境なら場所を選ばず仕事ができるので、自由度の高い職業と言えるでしょう。

またデイトレーダーの定義そのものは、「1日に売買何度も行いながら収益を出す」というものですが、自宅で株の取引をしている人の中には、日計り(デイトレーディング)ではなく長期的な視点で収益を狙うトレーダーも多く存在します。

(2)デイトレーダーの生活はこんな感じです

日本株を売買してデイトレードを行う人の場合、日本時間の朝9時に市場が開くのに合わせて取引を開始します。

取引開始は9時であっても、その日の取引に影響しそうなニュースをチェックする必要があるので、市場が開く前にさまざまな情報源から情報を入手しておきます。

ちなみに証券会社に勤務する株式トレーダーなどは、朝6時ごろ出社して海外市場の情報などをチェックする人も多くいます。

そして市場が開始したあとは、11時半に前場が引ける(午前の部が終わる)まで、自分の戦略に合わせて取引を行います。前場が引けてから後場(午後の部)が始まるまでは、ランチを食べたり更に情報収取をしたりします。

後場は12時半から15時まで。その間前場と同じように取引を行います。

後場が引けた15時からはその日の取引を見直したり自分の戦略がうまく機能しているかをチェックしたりします。その日に出た収益や損益をチェックする作業も大切です。

(3)デイトレーダーになるために必要な資金と年収

デイトレーダーは基本的に信用取引を利用して売買を行う事が多いです。信用取引を行える口座を開設するには一定の基準があり、例えばインターネット証券大手の楽天証券の場合は「金融資産が100万円以上ある」というのが条件のひとつとなっています。

実際の取引を行う場合は、安い株を購入して売買を行うという事も可能ですが、口座開設時の基準を満たすことがまず先決です。

また、デイトレーダーの年収については、その人の手腕にかかっていると言えます。相場観が外れて損を出してばかりの人もいますし、1日に1,000万円以上の利益を稼ぐ人もいます。それにはトレードに利用する資金も関係してきます。

ただ、現実としてデイトレーダーとして暮らしていけるだけの収益を稼げる人はほんのわずかです。

 

2:デイトレーダーが書いてる人気ブログ5選

(1)『日経225先物リアルタイムトレード日記』

日経平均株価を原資産とする株価指数先物取引である「日経225先物」を取引しているデイトレーダーのブログです。

日々いくらでどれだけ取引したのかというのが詳細に記述されており、また損益も惜しみなく公表してくれています。

デイトレードはタイミングがとても重要です。

ほかのトレーダーがどのようなタイミングでトレードしているのかを知るための貴重な情報と言えるでしょう。

(2)『明日のデイトレ注目銘柄』

毎日注目の企業をリストアップし、その理由を教えてくれるブログ。

日本株式をデイトレーディングで取引する場合、カバーする企業の範囲はとても広く、すべてを拾いきるのは不可能です。

そのため、注目の企業をリストアップして、なぜ注目するべきなのかまで教えてくれるブログは、チェックしておくといいでしょう。

(3)『ブッシーの株生活』

ストレートな表現で読者を飽きさせない書き方が魅力のこのブログ。トレーディングをしながら一喜一憂するブログ筆者の日常を垣間見れるようです。

デイトレーディングは孤独な闘いです。このブログのように、読者と同じ目線で語ってくれる筆者に、共感しているトレーダーは多いことでしょう。

こちらのブログも、日々の収益を公開しています。

(4)『デイトレードで3人の子供を育てる』

元手70万円でデイトレーディングを開始したというブログの筆者。元々、企業に勤める株式ディーラーだったということなので、ある意味プロが書いているブログと言えます。

今までの成績を見ると、2012年から損をした月はゼロ!

株式投資への考え方や、トレーディング環境などについても紹介しています。

(5)『株道 – 人に教えたくない私の相場帳 -』

ブログ筆者の相場観や、国内外で起こった出来事の株式市場への影響などを書き綴ったこのブログ。

投資歴24年というキャリアをもち、長きにわたり株式市場を見てきた人の言葉は大変参考になります。

直近起こったスルガ銀行の不祥事についても、早速取り上げていました。

 

3:株?FX?デイトレーダーが取引しやすい金融商品ベスト5

(1)日本株式

日本でトレーディングをするにあたり、最もポピュラーなのは日本株式。多くの人が取引を行っているため、投資戦略や市場を動かすニュースなどの情報が豊富なのが特徴です。

また、日本人としては馴染み深い企業の株式を取引するため、とっつきやすい金融商品と言えます。

各企業の情報も得やすく、業種ごと、テーマごとの株式の動きが追いやすいためデイトレーダー初心者にもおすすめです。

(2)為替

FXとも呼ばれるこの商品。各国の通貨を交換するレートの動きを見ながらトレードを行います。

基本的に為替はミクロ経済ではなくマクロ経済に依存するもの。そのため、国際情勢について鋭い嗅覚を持った人に向いています。

新聞にある石油量に関する小さな記事に気付き、その後のマクロ経済の動きが瞬時に予想できるような人は、為替取引をうまく行える可能性が高いでしょう。

(3)日経平均先物(日経225)

東証一部に上場している企業のうち、値動きが活発な企業225銘柄を選別し、決められた方法によって株価の平均を算出した数字が日経平均先物として売買されています。

簡単に言えば

「今、日本全体の株ってざっくりどのくらいの値段なの?」

っていうのがわかる数字。

日経平均に含まれる企業は公表されており、企業ごとの業績やニュースで大きなものがあれば日経平均にも影響が出る可能性があります。また一方で、日本の主要な企業の株価が225銘柄分参照されていることから、日本経済全体の動向が反映されるため、マクロ経済的な視点も大変重要になります。

例えば、大好きなプチプラファッションブランドの業績が急激に悪化している!というミクロ経済的なニュースだけでなく、アメリカの大統領が変わる!というマクロ経済的なトピックに対しても、反応する可能性が高いと言えます。

(4)米国株

日本株式でのトレーディングに慣れている人であれば、米国株のトレーディングも検討してみるのもいいでしょう。

デイトレーディングはフレッシュな情報が命です。そのため、英語が読めるというのが大前提とはなるものの、そのハードルさえクリアすれば、日本の株にとどまらず、多様な企業の株式を売買することが可能です。

日本のネット証券会社でも、米国株を取り扱っているところが多くあります。

(5)仮想通貨

新しい金融商品である仮想通貨。直近でも、仮想通貨「Zaif」のハッキング被害などニュースがありました。こうしたリスクはあるものの、まだまだ新興市場であるがゆえに、大きく儲けられる可能性が残された市場であると言えます。

メディアなどでも取り上げられることが増えた仮想通貨。市場の拡大に合わせ、日本の金融庁も大急ぎで法律や環境整備を進めているところです。

仮想通貨の中でも断トツ知名度も流動性もあるのが「ビットコイン」。このビットコインは、携帯アプリに入れておくことで、買い物時の決済に使えたりもする大変便利なもの。

たとえ株に投資をしていても、その株でお買い物はできません。ビットコインは実用性という意味でも注目度が高い商品です。

ビットコイン以外では、「イーサリアム」や「リップル」などの仮想通貨が有名です。

 

4:デイトレーダーに必要な税金知識3つ

(1)譲渡益課税と配当課税の違い

取引によって得た利益には、当然ながら税金がかかります。それが、譲渡益課税と配当課税です。税率は同じですが、税金が天引きされているかどうかに違いがあります。

配当課税は株の配当を受け取ったときにされる課税です。こちらは税金が前もって天引きされています。

一方、譲渡益課税は自分で確定申告などを行い、税金を支払うのが基本です。ただし、特定口座を選択することで、証券会社が代わりに税金を納めてくれるサービスもあります。

特定口座は「源泉徴収あり」と「源泉徴収なし」の2種類に分かれており、自分で金額を計算して税金を納めるのが面倒だという場合は、源泉徴収ありを選択しましょう。

(2)稼いだ金額によっては配偶者控除から外れる

配偶者控除を受けている妻が株式取引をする場合、所得によっては配偶者控除から外れてしまう場合も考えられます。

時給制など、収入をある程度コントロールできる仕事とは異なり、株での収益は「いくらまでにしたい!」と思ったところで、それがぴったり実現できるとは限りません。

配偶者控除を受けている人は、前もって確認しておきましょう。

(3)特別口座でないほうが税金が安くなるケースも

年収が2000万円以下でデイトレーディングを含めた給与以外の所得金額が20万円以下の場合は、その所得金額に関して確定申告をする必要がありません。

でも、特定口座で源泉徴収ありを選択した場合、その口座の収益には自動的に課税される場合がほとんどです。

源泉徴収の方法については、口座開設時に証券会社のHPで確認しておくと良いでしょう。

 

5:デイトレーダーに必要なパソコンのスペックやパソコン周辺機器3つ

(1)複数のモニター

さまざまな情報を得ながらその情報を元に瞬時に次のトレードをどうするか判断しなければならないデイトレーダー。ひとつのPCモニターだけでは、必要な情報を表示しきれません。

取引を行うモニター、ニュースを確認するモニター、取り扱う商品の値動きを確認するモニターなど、複数のモニターを同時に利用する場合がい多いです。

 

(2)高いスペックのパソコン

トレードの途中でパソコンがフリーズ!なんてことになったら大変です。パソコンのスペックは高いものを使うに越したことはありません。

デイトレーダーが使うパソコンを専門に扱う業者もありますから、自分のスタイルに合ったパソコンのスペックを把握しておくようにしましょう。

(3)堅牢なセキュリティ

オンライン上で取引を行うデイトレーダー。パソコン自体のセキュリティは大変重要です。

特に大きな金額で取引をしている場合、ハッキング被害にあうとその損失は大変大きなものになってしまいます。

多少のコストをかけてでも、十分なセキュリティ対策をおこなうことが重要です。

 

6:リスクをきちんと把握しよう

デイトレーディングは在宅で仕事ができ、比較的時間にも余裕ができるため、やってみたいと思う人が多いものです。

きちんとした知識と戦略に基づいた方法を利用すれば、収益を出すことも当然ながら夢ではありません。

一方で、トレーディングを行ううえでのリスクはきちんと把握しておくことが大切です。素人が下手に手を出して大損、ということも、もちろんあります。

自分の資金を使いながらトレード行うのですから、今行っているトレードから最大どのくらいの損益ができるのかを常に把握しておくようにしましょう。

 

【参考】

信用取引のステップ – 楽天証券

日経225先物リアルタイムトレード日記

明日のデイトレ注目銘柄

ブッシーの株生活

デイトレードで3人の子供を育てる

株道 – 人に教えたくない私の相場帳 –

確定申告が必要な方 – 国税庁