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女性がひとりエッチをする割合は?その頻度と女性のオカズについて
tsuta
1:女性のひとりエッチの割合は増えている
(1)現代女性にとっては当たり前です
ひとりエッチをしている人の割合を男女で比べてみると、男性のほうが圧倒的に多いですが、女性にもだんだんと定着しつつあります。
それを物語っているのが、「【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2017」という、2016年にジェクス社が実施した日本人の性に関する調査です。ジェクス社は、チョウチョの可愛いデザインのコンドーム「グラマラスバタフライ」の販売でおなじみで、愛用しているカップルも多いでしょう。
この調査は、「日本家族計画協会」の北村邦夫先生監修のもと、全国の男女5000人超を対象にした、性に関する大規模な実態調査。
この調査によると、20代女性の約3割が最低でも週1~2回、ひとりエッチをしているという結果が出ています。また30代の女性では20%以上が、週に1回はひとりエッチをしているのです。
(2)なぜ女性もひとりエッチをするようになった?
なぜ女性もひとりエッチをするようになったのか。その理由のさまざまなものが考えられますが、ひとつの理由として、女性の手に届きやすいアダルトコンテンツが充実してきたことが挙げられると考えられます。
インターネットが普及し、スマホひとつで手軽に、誰に知られることもなく、エッチなコンテンツに触れることができるように……。先ほどご紹介した調査でも、「アダルト動画を見ながらしている」と答えた女性の割合が多く、これを裏付けていると言えるでしょう。
2:年代別に解説!女性のひとりエッチをする割合
(1)20代がひとりエッチをする割合
年代別に見ると、ひとりエッチをしている割合が最も高いのが20代の女性でした。「週に3~4回している」という女性が24.2%、「週に5~6回している」という女性は1.6%、そして、「ほぼ毎日している」という女性も1.1%いました。
やはり若い世代ほど、体力と好奇心が旺盛であると言え、ひとりエッチへの関心も高いようです。
(2)30代がひとりエッチをする割合
30代女性のうち、約2割がひとりエッチを毎週しているという結果が出ています。その一方で、約半数が「ほとんどしていない」と回答しています。
この30代女性の調査結果を見てみると、ひとつの仮説を立てることができそうです。
それは、“20代から30代になったとき、ひとりエッチに目覚める女性が多い”、というもの。
ひとりエッチを「まったくしたことがない」という女性は、20代では34.1%だったのが、30代では29.3%まで減少しています。ひとりエッチをしたことがない人は、年代が上がるにつれて減少していきますが、20代から30代になるとき、最も大きく減少しています。
(3)40代がひとりエッチをする割合
「【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2017」では、ひとりエッチをするためにいちばんお金をかけている世代、40代だという調査結果が出ています。よく「女性の性欲は40代がピーク」なんて話を耳にしますが、それを裏付けているかのようです。
「高まる欲求を、やり慣れた方法ではなく、さらに気持ち良く解消しよう」という気持ちで、お金をかけているのかもしれません。
3:みんなはどう?女性のオカズ人気ランキングを発表
5位:アダルトアニメ
ひとりエッチのときに「アダルトアニメ」を見ているというは、20代では8.6%で、全体のうち1割に近い数字になりましたが、その他の世代はすべて2.5%以下でした。
その内容は、学生である主人公の女の子が、イケメンの先輩から強引なアプローチをされるような学園ものをはじめ、そのほか中性的な男性同士の恋愛を取り扱ったBL作品なども人気のようです。
4位:官能小説
20~50代まで、幅広い世代に愛されている「官能小説」が、第4位にランクインしました。インターネットが普及する前からエッチな娯楽のひとつとして愛されており、今でも根強い人気を誇っています。
官能小説は、恋人同士の純愛をテーマにした作品から、女教師と生徒の愛や不倫といった禁断の愛をテーマにした作品、また、SFや時代小説もあり、エロスだけではなくストーリーに関しても満足度が高く、またイメージを脳内で膨らませることができるため、幅広いニーズに対応しています。
3位:アダルト漫画
4位との差にはわずかながら、3位にランクインしたのが、「アダルト漫画」です。こちらも幅広いジャンルを取り揃えており、なかには禁断の愛や不貞な関係を取り扱ったものも。
20歳以上の女性がターゲットのレディースコミックなど、エッチな描写を含む漫画は以前からありましたが、店頭で買うことに抵抗がある女性が多かったこともあり、手が届きにくかった部分がありますが、最近ではデジタルコミックが普及して、ますます手に取りやすくなっています。
2位:アダルト動画(実写)
15.1%の女性から支持を集め、2位に輝いたのが「アダルト動画(実写)」です。やはり、アニメや漫画のキャラクターよりも、本物の男女が愛し合う姿に、多くの女性が興奮しているということでしょう。
『SILK LABO』や『ラ・コビルナ』といった、女性向け動画メーカーも登場し、「アダルトビデオは男性だけのものじゃない!」という認識は、徐々に広まりつつあるのかも。
1位:妄想
女性のひとりエッチのオカズランキング、第1位はなんと「妄想のみ」。「アダルト動画(実写)」を抑えて1位に輝いたことも驚きですが、「【ジェクス】ジャパン・セックスサーベイ2017」の調査結果を男女で比較すると、「妄想のみでひとりエッチをする」と答えた割合が、男性より2倍近く多いという事実も衝撃です。
一方、男性のオカズは、7割以上を占める圧倒的な人気で「アダルト動画(実写)」が1位。ひとりエッチのオカズのそれぞれの1位を、男女で比較してみると、セックスのとき、どんなことで興奮するのか、何を重視しているのかが、少しだけ垣間見えるような気がします。
4:ひとりエッチをするのは恥ずかしくない!
「女性がひとりエッチをすることは良くないことだ」という風潮は、まだまだ存在しているように思えます。性に関心が強い女性を侮蔑するようなムードもあり、ひとりエッチを後ろめたく思う人もいるかもしれません。
しかし、ひとりエッチをしている女性の割合は、じわりじわりと増えています。強要するわけではありませんが、したいときには我慢せずにしちゃいましょう! 決して恥ずかしいことではない、と筆者は思います。
【参考】