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忍耐力の意味とは?忍耐力がある人の短所、長所と忍耐力を養う方法5選

相川葵

相川葵A.Aikawa

目次

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1:忍耐力の意味は?

(1)「忍耐力」とは?

忍耐とは「忍ぶ、耐える」と書きます。つまり忍耐力とは、つらいことや苦しいことを耐え忍ぶ、その能力にほかなりません。

つらいことがあった、気に入らないことがあったといって、機嫌を悪くしたり、他の人や物に当たったりするのは、忍耐力のない代表格と言えるでしょう。

忍耐力のある人は、どんなことがあっても笑顔でやり過ごしたり、悲観せず前向きに考えたりするものです。

(2)忍耐力を英語で言うと?

忍耐力、という言葉は英語では主に、「fortitude」(=我慢強さ)、「patience(=根気)と表現されます。

「忍耐力がある」ということを、英語では「possess patience」と表現します。

このほかに、持久力という意味では「staying power」という言葉が使われることもあるようです。

 

2:忍耐力をつけるには?忍耐力がない人が忍耐力を養う方法

(1)目標をひとつ定める

まずは、目標を決めましょう。今回の目的は忍耐力をつけることですから、具体的な目標は何でも構いませんが、初心者ならあまり達成の難しいものよりも、手が届きそうなものにするのがおすすめです。

例えば、「3日間ビールを我慢する」などでもいいでしょう。もちろんそれを達成したら、ハードルは徐々に上げて行くことが大事。いけそうだと思うなら、「○○の試験に合格する」といったものも良いでしょう。

忍耐力をつけるということは、定めた目標をクリアするまで頑張るということです。

ここでいう目標は「忍耐力をつける」ということではなく、生活における具体的な目標であったり、あなたが得たい何かのことを言っています。

(2)環境を整える

目標を決めたら、それを達成できるような環境を整えましょう。

先ほどの例で、ビールを我慢するなら、買い置きしていたビールを買うのをやめたり、4日目に飲みたいなら、家にあるビールに袋をかけて「○月○日まで飲まない」と紙を貼るなどします。

また、テストに受かりたいなら、まずは机周りを片付けるなど、それぞれ目標のために整えられる環境があるはずです。

(3)「それは言い訳だ」と認識する

忍耐力のない人の場合、何かと理由をつけて、決めたルールを破ろうとします。

例えばビールを3日飲まないと決めた場合、2日目になると「でも今日は仕事で疲れたから、特別に飲んでもいいんじゃないかな」なんていうことを考え出してしまいます。

しかし、忍耐力をつけたいなら「これは言い訳だよね」と考えるようにしましょう。言い訳をすると、忍耐力はいつまでたってもつきません。

紙などに「言い訳しない!」と大きく書いて、壁に貼っておいてもいいでしょう。

(4)いらないものは削ぎ落とす

「環境を整える:ということを実行する際に、不必要なものを、切ったり捨てたりした人もいるかもしれません。不要なものが原因で忍耐力を保てないことは、よくあります。

例えば悪友。せっかく、休肝日を作ろうと思っていたのに、

「そんなこといいじゃないの、飲みに言って愚痴りましょうよ」

なんて言ってくる友達。その人が本当にあなたを大事に思ってくれているなら、「じゃあ今日はお酒はやめよう!」と言ってくれるでしょう。

これはもちろん一例ですが、あなたの身の回りにも、目標を達成するための不要品が転がっているかもしれません。

「テストの前のマンガみたいだな……」と感じたら、それは、捨てるべきものなのかも。

(5)成功をイメージする

忍耐力を身に付けるためには、成功をイメージして行動することも大切です。

成功した姿をイメージできない場合、なかなか目標を達成できずに、途中で脱落してしまうことは多いもの。

目標を達成したとき、自分自身が喜んでいる姿をありありと思い浮かべることができれば、「そうなりたい!」と思う気持ちが、忍耐力につながっていきます。

 

3:長所にも短所にもなる?忍耐力ある人の特徴

(1)ひとつのことを頑張れる

忍耐力のない人は、飽きてしまったり諦めてしまったりして、ひとつのことを長時間頑張り続けることができません。

一方、忍耐力のある人は、長い時間頑張ることができるし、それを続けることができるので、自然と結果に差が出てくることになります。

(2)達成力がある

長期間にわたってひとつのことを頑張れるというのは、目標を達成できる割合が高いということでもあります。

何かしら越えなくてはならない目標があるときに、それをきちんと成功に導ける人の多くは、忍耐力のある人でしょう。

(3)前向きである

忍耐力のある人は前向きです。

ネガティブなタイプの人は、「どうせ頑張ってもダメだ」といった方向へ考えてしまいがち。なので、どうしても諦めが早い傾向にあるでしょう。

一方、忍耐力のある人なら、ピンチに陥っても「なんとかなる」「まだ、できることはある」等と考えることが癖になっているので、いつでも前向きなのです。

(4)責任感が強い

忍耐力がなぜあるのか? その原因のひとつに、責任感が強いことが挙げられます。

ひとつのこと、やると決めたこと、任されたことについて、なんとしても成功に導こう、導かなくてはならないという責任感があると、そこから逃げるわけにはいかない、と考えるため、自然と強い忍耐力が発揮されるのです。

(5)失敗すると大きい

忍耐力のある人の短所といえば、失敗したときのダメージが大きい……ということかもしれません。

ものごとがダメな方向に向かい始めても、なかなか諦めることができず、方針を変えることなくさらに頑張ってしまうことがあるでしょう。

そうすると事態はどんどん悪い方向へ向かっていってしまうかもしれません。

(6)チャンスを逃すこともある

忍耐力のある人は、頑固な一面もあります。なので、自分で定めた目標ややり方に固執しているうちに、大きなチャンスを逃してしまうこともあります。

引き際も含めて、忍耐力のある人は「機を見ることがやや苦手」だと言えるでしょう。

忍耐力があり、しかもチャンスを捉えたり、引き際を知れる人は、大きな成功を収められる可能性が高いです。

(7)人に頼らない

忍耐力がある人の短所として、人に頼らないことが挙げられるかもしれません。

なかなか他人に弱みを見せることができず、「自分ひとりで大丈夫」「頑張れる……」といった態度を見せることがよくあります。

それも悪くはありませんが、場合によっては周囲とのコミュニケーションを欠いてしまうため、職場や学校で孤立したり、人から「お高くとまっている」などと、後ろ指を指されてしまうこともあるでしょう。

また、問題が大きくなる前にそのことを人に報告し、頼るようであれば、誰かの力を借りて解決ができるかもしれませんが、忍耐力がある人はそれができたいため、問題を大きくしてしまうことも……。

 

4:恋愛におけるあなたの忍耐力は?診断項目

(1)ケンカがキライ

恋人とケンカをするのがキライで、できるだけ相手とは揉めたくない……と思っている場合、自然と忍耐力は高くなります。

相手とトラブルになりたくないばかりに、我慢をして相手を受け入れようとするのです。

それは恋愛を続けるためには、とても大切なこと。ですが、我慢しすぎると、相手と心が通じることがなく、ただ一方的な我慢をする恋愛になりがちです。

(2)付き合った人とはいつも一年以上続く

どの相手と付き合っても、一年以上は続く……というあなたは忍耐力あり。

忍耐力のない人の場合は、3か月くらいで破綻したり、1か月で別れることになる、というケースもよく見られます。

「今まで付き合った人は、1年以上続く人ばかりだった」というあなたは、紛れもなく忍耐力でお付き合いを続かせているのでしょう。

(3)付き合った人がふたり以下

付き合い年数に関わらず、これまで付き合った人が少ない、ふたり以下である……というあなたも、忍耐力が高い可能性があります。

忍耐力のある人は、「自分ひとりで大丈夫」という雰囲気を自然と醸し出してしまいます。なので、人を好きになっても、お付き合いに発展しないことが非常によくあるのです。

男女交際の経験が少ないのは、その忍耐力のゆえかも……。

(4)浮気されても復縁OKだと思う

もしも、あなたの付き合っているパートナーが浮気をしたとします。

そして、浮気がバレて、あなたに「もうしない」と謝ってきたとして……

あなたは相手を許してあげようと思いますか?

忍耐力のある人は、相手のことを許してあげます。反省しているならいいじゃないか、と思ってしまうのです。

それが正しいかどうかはさておき、「忍耐力がある」というひとつの指標にはなるでしょう。

(5)1年以上片想いしていた経歴がある

あなたは片想いを1年以上していた経歴がありますか?

片想いの期間中というのは、結局のところ、相手に対してちまちまとアプローチすることしかできない、忍耐の期間でもあります。

そんな片想いを1年以上続けていた経歴があるなら、あなたは忍耐力があるのでしょう。

 

5:あるのも良し悪し忍耐力!

忍耐力がある!ということは、おおむね「良い、すばらしい」という意味で受け取られがちです。

しかし、忍耐力がありすぎて、幸せな恋愛から遠ざかってしまったり、忍耐力がありすぎて体を壊すまで残業してしまったり……忍耐力はあればいいってもんじゃない! 複雑ですね。

どこまで忍耐力を発揮すればいいか迷ったら、「自分は、自分を大切にできているか」と自問自答してみましょう。

自分のことを苦しめてまで発揮する忍耐力には、価値がありません。

忍耐力を通して、自分を大切にすると、きっと良い方向性で忍耐力を発揮できるようになるでしょう!