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上司に結婚報告するには?職場の上司や友人に結婚報告するときのマナー12選

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:メールのみでは失礼?上司に結婚報告する方法

婚約や結婚をしたら、勤務先にはなるべく早めに報告を入れる必要があります。

仕事では旧姓を使い続けるにしても、戸籍上の名字が変わった人は、勤務先が取り扱う公的書類などの名前を変更する必要があるからです。そのため、結婚したことを黙っているのは、ビジネスマナー違反といえます。

また昨今は、上司への結婚の報告をメールやLINEで簡単に報告を済ませる人もいますが「人生の節目を迎えた事実を報告する」と考えると、上司への報告は、対面で行うのがベターでしょう。

 

2:入籍のみの場合は?職場への結婚報告のマナー7つ

近年では「結婚」とひと口に言っても、そのスタイルはさまざまですよね。

結婚式や披露宴を盛大に挙げるケースもあれば、入籍だけをして済ませるカップルもいます。しかし、どんなスタイルで結婚するにせよ、報告は必要。

そこで、職場に結婚報告をする際に、心得ておきたいマナーを7つお届けします。

(1)婚約後は、速やかに報告する

婚約をしたならば、職場にはできるだけ早い段階で、速やかに報告するのがマナーです。報告が遅くなるほど、社会的なマナーを知らない人だと思われます。

「そういえば、言ってなかったんですけど、1年前に結婚したんですよね〜」などというのは、ビジネスマナー上ではありえません。

入籍だけで済ませる場合にも、事前に「●月▲日に入籍予定です」と上司に報告したほうがベターですし、なんらかの事情があって事前には言いにくい場合でも、遅くとも入籍の翌日には「昨日、入籍をいたしました」と会社に報告するようにしましょう。

(2)まずは直属の上司に報告を

職場への報告をする際には、まずは直属の上司に伝えるのが常識です。

直属の上司を飛び越えていきなり経営陣に報告したり、または上司には言わず親しい別の部署の元上司に伝えたり、先輩や同僚にだけ伝えるなどのやり方をしてしまうのは、マナー違反。

上司がそのあたりのマナーを固く捉えている人の場合、その後の職場の人間関係に遺恨を残しかねません。

(3)氏や住まいが変わる場合は、併せて報告をする

入籍によって氏(苗字)や住まいが変わる場合には、結婚報告と併せて報告します。

必要な手続きをする場合には、上司が「早めに○○課に連絡して、書類を提出してください」など、必要な指示を出してくれるケースも多いです。

報告後には、その指示に従い、担当部署に連絡を入れるなど、速やかに手続きを行いましょう。

(4)相手が忙しいタイミングは避ける

結婚報告をするタイミングとしては、相手が業務で忙しそうにしているときは避けるべきです。

上司には職場で報告するケースが多いでしょう。報告するのがビジネス上の通念とはいえ、慌ただしい仕事のピークタイムに「そういえば、結婚しました」と報告すると、「それ、今じゃなくてよくない?」と思われてしまい、非常識な印象が強まります。

就業前の朝のタイミングや、就業後の時間帯などに、事前にアポイントを取ってから報告すると、上司に対する敬意が伝わります。

(5)のろけ話や馴れ初めの話は、相手の反応次第

結婚の報告をする際には、ラブラブムードに浸っている人も多いですよね。

だからと言って、聞かれてもいないのに、職場の人たちにノロケや馴れ初め話を延々と一方的に語るのは、避けましょう。

本人は「きっと、知りたいはず!」「幸せのおすそ分け!」とノリノリで話していても、上司や先輩は「別にそんなこと聞いてないけど……」とウンザリしてしまうケースも珍しくありません。

職場での報告は、あくまでビジネスライクに進めるのが賢明です。

(6)SNSでの報告より先に職場に伝える

昨今では、婚約や結婚をした旨をSNSで報告する人も少なくありませんよね。

しかし、職場での報告より前にSNSで解禁してしまうと、それを知った同僚や上司が不快感を示すリスクも懸念されます。

SNSでの報告は、職場の報告のあとに。先走らないよう、気をつけておきましょう。

(7)結婚式に参列してほしい場合には、前もって伝える

結婚報告をする上司に結婚式に参列をしてもらいたい場合には、報告と併せて、結婚式の情報も伝えておきます。

「●月▲日に××で結婚式を予定しています。ぜひ、ご出席いただきたいのですが……」と、あらかじめ式の日程を打診しておくことで、より丁寧な印象に。一般的には、出席の打診は3か月前、招待状は1か月前に出すのがマナーとされています。

 

3:会社の男性と結婚する場合は?社内結婚を報告するマナー5選

社内恋愛の末にゴールイン!となると、職場への報告でも、社外の人と結婚する場合とは、多少マナーが異なります。

そこで、社内結婚を報告する際のマナーを5選紹介します。

(1)報告はふたりそろっておこなう

社内恋愛からの結婚報告であれば、それぞれがバラバラに報告するのではなく、ふたりそろって報告に行ったほうがベターです。

同じ職場にいるふたりである以上、人間関係も複雑に入り組んでいるケースが多いもの。同僚や上司同士で話の食い違いや誤解が生じないようにするためにも、ふたりで出向くのが無難です。

(2)それぞれの直属の上司に同じタイミングで伝える

それぞれの直属の上司が異なる場合には、可能な限り、同日に報告を済ませたほうが賢明です。

どちらかの上司にだけ先に伝えてしまうと、上司同士で話をしたときに、片方は「聞いてないよ!」という展開になりがち。

また、あとから報告を受けた上司としては「おもしろくない」と感じやすいです。

どちらの上司から先に報告を入れるかについては、社歴の長さや役職など、会社での立場がより上の方からにしたほうが、波風が立ちにくいでしょう。

(3)どちらかが退職する意向がある場合には、その旨も早めに伝える

社内結婚をしたことにより、どちらかが今後、退職する意向がある場合には、その旨も早めに伝えておく必要があります。

退職となると仕事の引き継ぎも必要です。挙式をする場合、挙式準備と仕事の引継ぎが重なると、本当に忙しくなります。退職予定の3か月前までには伝えておきましょう。

(4)同僚への報告は上司のあとに

身近にいてふたりの関係を応援してくれていた人には真っ先に伝えたいものです。

しかし、上司より先に同僚に報告してしまうと、上司から見て「非常識なふたり」に映りやすいです。

同僚への報告は、上司への報告のあとにするように、ふたりで徹底したほうが賢明でしょう。

(5)結婚式の予定がある場合には、併せて伝える

結婚式をする予定があり、なおかつ同僚や上司に出席をしてもらいたいと考えている場合には、結婚報告と併せて、結婚式の話も伝えておくとベターです。

まだ招待状ができあがっていない段階だとしても「いつどこで、式や披露宴をするつもりなのか」については事前に伝えておくようにすると、相手も予定を調整しやすくなります。

 

4:友人に結婚報告する方法5選

友人に結婚報告をする場合には、職場への報告よりも、カジュアルな方法で済ませてOKとされています。

そこで、友人に結婚報告をする方法を5選紹介します。

(1)会ったときに対面で伝える

親しい友人であれば、会ったときにノロケ話を聞いてもらいつつ、心ゆくまで結婚の報告に浸るのもいいでしょう。

距離が近い友人であるほど、結婚が決まったことを、我がことのように喜んでくれるはずですし、仲がいい相手なら「直接会って、報告を聞きたい!」と思われますから、対面での報告が喜ばれやすいです。

(2)電話で伝える

なかなかタイミングが合わなくて、直接会うのは難しいけれど、LINEやメールだと味気ない……と感じる距離感の友人へは、電話をして結婚報告をするのがベターです。

遠方に暮らしていたり、多忙を極めていて会えなかったりする友人に電話をする“いいきっかけ”になる、というメリットも。

結婚式に参列してもらいたい場合には、その旨も、電話で伝えておくとスマートです。

(3)メールやLINEで送る

わざわざアポをとって会う約束をしたり、電話をし合うような仲でもないけれど「結婚の報告はしておくべきかな……」と思う間柄の友人には、メールやLINEでの報告が便利です。

このときに注意したいのは、いかにも「コピペ」感が漂う報告をしてしまうと、相手に雑な印象を抱かせやすい点です。

今後の人間関係を円滑に進めるためにも、なるべくコピペ感のない、その人に向けて書いた文章を心がけ、文中に相手の名前を入れるようにするなど工夫すると、丁寧な印象になりやすいです。

(4)SNSで一斉に報告

個別に連絡をとるほどではないけれど「結婚した事実は知っておいてもらいたい!」と思う間柄の友人には、SNSによる一斉報告を使うのが、もっとも有効です。

実際、昨今は、職場や親しい友人への報告を済ませたあとのタイミングで「私たち、結婚しました!」とSNSで一斉報告をする人も珍しくなくなっています。

(5)年賀状を送る

SNSでも繋がっていないほどの間柄にある友人であれば、結婚報告を兼ねた年賀状で伝えるのもひとつの方法です。

日ごろ、疎遠ではあるけれど「結婚したことは、知らせておきたい」と思う相手に、さりげなく報告できる便利な手段と言えるでしょう。

年賀状のやりとりを機に、それまで疎遠だった仲が復活する可能性も期待できます。

 

5:結婚報告は「人生の節目」の報告

結婚報告は、言ってみれば「人生の節目」を報告するわけですので、粗雑に考えてしまうと、そのぶんだけ、非常識な印象を与えます。

また、結婚をすると、生活自体も大きく変わります。自分と関わりを持ってくれている人に、あらかじめ心づもりをしてもらえる意味合いも大きい行為です。

人生の節目である新しい生活の門出を祝ってもらえるような、礼儀正しい結婚報告を心がけると、結婚後の人間関係もスムーズに。

みなさんも、結婚報告をする際には、社会人としてふさわしい報告をしてくださいね。