恋のなやみに効くメディア

夫婦の生活費の平均はどのくらい?年代別・内訳と節約のポイント

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

目次

隠す

1:夫婦の生活費は折半が多い?

今回『MENJOY』では、20〜40代の既婚男女500名に、「夫婦の生活費の割合」についてアンケートを行いました。その中で回答が多かった順に5つご紹介します。

第1位:生活費はすべて夫の収入から・・・237人(47.4%)

第2位:生活費は夫の収入からのほうが多い・・・148人(29.6%)

第3位:生活費は5:5・・・64人(12.8%)

第4位:生活費について把握していない・・・21人(4.2%)

第5位:生活費はすべて妻の収入から・・・9人(1.8%)

もっとも多かったのは「すべて夫の収入から」という回答でした。妻が専業主婦の場合や、共働きだけど妻の収入は貯金や教育費に回していて普段の生活費は夫の収入頼り、というパターンが考えられそうですね。

次に多かったのも「夫の収入からのほうが多い」という回答で、全体の7割の人が「夫のほうが多く生活費を出している」という結果に。女性の社会進出が推奨され、進んでいるなどと言われていますが、実態は厳しいもののようです。

2:夫婦の生活費の分け方パターン3つ

(1)共働きで夫(または妻)が多く出す場合

どちらか収入の多いほうが生活費を主に出すというパターン。先程のアンケートでも、夫が全額、あるいは多く払うというのは、このケースと言えるでしょう。しかし、あくまでもこれは生活費。なので、収入により、余裕があるほうが固定費を払い、もう一方は臨時の出費や貯蓄を担当するというパターンもあります。

(2)共働きで夫婦が折半する場合

夫婦どちらもある程度の安定した収入があり、なおかつ夫婦が納得のいく形であれば、折半という方法もありますね。とは言え、女性の場合は出産に伴う育児休暇で収入が一時的に下がる場合も。どちらかが健康を害して働けなくなるというケースだってありえます。このような場合にどう対応するか、しっかり話し合っておきましょう。

(3)専業主婦の場合

妻が専業主婦の場合、生活費は夫の収入に100%頼らなければいけません。妻に収入がないので生活費の割合に選択の余地はありませんが、家事や育児の割合についてはしっかりと話し合っておきたいもの。

話し合いもせず、何となく「夫は仕事、妻は家事・育児」と分けていると、いざ協力してほしいときに「それは妻の仕事だ」と夫が非協力的な態度をとるかも。

3:年代別、夫婦の生活費の内訳

総務省が公表した2019年家計調査のデータを参考に、各家庭の1か月の生活費を年代別にご紹介します。

(1)20代夫婦

20代夫婦の1か月の消費支出は、20万8,052円。もっとも若い世代だけあって、特に食費は5万8,962円、保険医療費は8,216円と、ほかの世代に比べて低くなっています。

これは、子どもがいない、または子どもがまだ小さかったり子どもの数が少なかったりすること、定期的な通院や保険にかける費用が少ないことなどが考えられます。

(2)30代夫婦

30代夫婦の1か月の消費支出は、28万3,449円。20代に比べて全体的に消費支出がグッと上がりますが、光熱・水道費が1万9,128円とすべての世帯でもっとも低くなっています。20代のころに比べて上手な節約術を身につけたり、省エネ住宅を購入して効率的に光熱・水道費の削減に成功しているのかもしれません。

(3)40代夫婦

40代夫婦の1か月の消費支出は、33万6,933円。50代夫婦に次いで消費支出が2番目ですが、食費の8万0,659円を筆頭に、被服費が1万4,544円、教育費が3万9,737円、通信費が6万1,037円と、ほかの年代に比べて多くなっています。子どもが大きくなり、そのぶん、費用も全体的に上がるということでしょう。

(4)50代夫婦

50代夫婦の1か月の消費支出は、346,158円。この中ではもっとも多い結果となっています。光熱・水道費2万2,745円、家具・家事用品1万3,079円がすべての世代でもっとも多く、特に家具・家事用品の割合が高いのは、生活に余裕があり必要最低限のもの以外の消費も多いと考えられそう。

4:夫婦の生活費を節約するポイント3つ

(1)まずは固定費を見直し

「今月は外食を減らした」「おやつを控えた」など、小さい節約も悪くはありませんが、毎月固定でないものを節約しても、全体の家計としては不安定です。それよりも、毎月固定で支払っているもの見直してみてください。

光熱費のプラン変更や保険の見直し、インターネット代や携帯電話の契約を1社にまとめて割引を適用する、スポーツジムや習い事のプランを変更するor解約するなどで、浮くお金は大きくなります。

(2)まとめ買いをしない

セール品や特売日にまとめ買いをするのはお得なようにも思えます。しかし、必要以上に買ってしまったり、毎月どのくらい使っているのかが把握できなかったりするというデメリットも。生活に必要な最低限のアイテムを必要なときに必要なだけ買うようにすれば、毎月の生活費がしっかり把握できるようになります。

(3)1か月の支出を把握する

1か月どのくらいの出費があるのか把握していますか? 1か月のお金の流れを把握するだけで、無駄を省いたり不要なものを買わない癖がつきます。

家計簿をつけられる人はぜひつけていただきたいですが、めんどうで続かないという人はおおまかでいいので家計の把握を。生活費のみの口座を作って概算の生活費を入れておき、残高を確認すれば毎月の生活費が大体把握できます。

5:毎月の出費を把握して上手にやりくり!

毎月の出費の大部分を占める生活費。毎月の出費を把握し、無駄を省いて上手にやりくりを行いたいですね。

【参考】

総務省統計局 2019年 家計調査 世帯主の年齢階級別1世帯当たり1か月間の収入と支出(総世帯のうち勤労者世帯)