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結婚がテーマの漫画大特集!おすすめの結婚漫画やコミックエッセイは?

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

目次

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1:結婚を題材にした漫画はたくさんあります

「結婚」や「結婚生活」をテーマにした漫画はたくさんあります。

決して結婚後や結婚生活の話だけでなく、婚活や結婚に悩む男女、結婚を決断できない同棲カップル、そして結婚後の生活に悩む夫婦の物語など、さまざまなストーリーがあります。フィクションとはわかっていても、なんだか自分に重ねてしまう……という人も多いのではないでしょうか。

 

2:結婚にもいろいろある……結婚をテーマにした漫画ベスト5

さまざまな結婚の形や、結婚にまつわるエピソードが描かれた漫画の中から、筆者が特に、結婚や仕事など将来のことで悩む30代女性に読んでほしいと思った作品をご紹介します。ネタバレを含みますのでご注意ください。

(1)『姉の結婚』西炯子

都会での生活に疲れ、地元に帰ってきて図書館司書として働く主人公。都会での苦い恋愛経験から結婚は諦め、“プチ老後”を送るつもりだったのに、中学時代の同級生で妻がいる医者の男から求愛され、愛人契約のような関係を続けます。

次第に心惹かれていく自分と、将来性のない不倫という関係に身をおく自分の立場に心乱され、お見合い相手との結婚を真剣に考えたり……。ですが、妹の結婚や両親の秘密を知ったことや、さまざまな人との出会いによって、自分の生き方を見つめ直します。

実は、筆者個人はエンディングについては、好みではなかったのですが、40歳を境に人生を見つめ直したり、自分の生き方を考える主人公の姿に、自分を重ね合わせる女性も多いと思います。

(2)『ふれなばおちん』小田ゆうあ

中学生と小学生のふたりの子どもを持つ主人公は、身なりにも気を使わなくなりすっかり“おばさん”に。女性であることを忘れたかのような毎日を過ごしていました。

娘にも文句を言われる日々の中、夫の部下との出会いによって、忘れていた自分の中の“女性”の部分を思い出します。恋心は日に日に大きくなりますが、家庭を壊したくないという思いから自分の気持ちを押し込めます。しかし、強引な夫の部下の態度に、いよいよ気持ちを抑えきれないところまできてしまいます。

ドラマ化もした人気コミック『斉藤さん』の作者が描いたこの作品。こちらもまた、BSプレミアムでドラマ化しています。

真面目な女性が、最も自分と縁遠い「不倫」や「浮気」が身近になったことで困惑し、女性である気持ちと、母であり妻である気持ちとの葛藤に悩む描写が非常にリアル。既婚者もそうでない女性も、誰もが共感できる内容です。

(3)『にこたま』渡辺ペコ

交際9年・同棲5年の主人公とその彼氏。いつかは結婚するかも……と思いつつ、周りに「結婚は?」と聞かれるたび、まだまだ遠い先の話のような気持ちに。そんな最中、彼氏の浮気+衝撃の事実、そして婦人病の発覚などにより、世間一般の「結婚」が遠のいてしまい……。30代直前のカップルがぶつかる、あまりにも大きな問題に揺れ、結末が気になって仕方がなくなるでしょう。

筆者はこの作品の主人公の、世間の風潮に流されないところや、自分の生き方や気持ちに正直に向き合っている姿に、非常に感銘を受けました。

みんなと同じではないからこそ、これからどうしていけばいいのか、自分自身の人生さえ考え直させてくれる作品です。

(4)『恋のめまい愛の傷』一条ゆかり

過去の恋愛に傷ついた主人公が、やっと見つけた幸せ。でも婚約した相手は、過去に愛した人の兄だった。これほど愛せる人はいないと思った元恋人と再会し、自分のせいで豹変した彼の本当の気持ちを知って、吹っ切れたはずの思いを再び思い出し、抑えきれないほどになってしまいます。

一条ゆかり作品の特徴ともいえる、ちょっと非現実的な展開ですが、元彼と今彼、ふたりの男性への違った愛のかたちに共感する女性は、少なくないはず。

主人公がどんな決断をするのか、最後まで展開が読めず、夢中になって読み進めたくなる作品です。

(5)『結婚ライフビギナーズ』森越ハム

著者の結婚生活のエピソードを踏まえ、結婚にまつわるさまざまなイベントやマナー、しきたりを面白おかしく紹介するコミックエッセイ。

主人公の性格が非常に独特なので誰にでも当てはまる内容ではない……かと思いきや、結婚にまつわる出来事を詳しいデータ付きで紹介されていたりと、非常に参考になります。

これから結婚する人にとっては、読んでおいて損はない、とても頼れる作品です。

 

5:漫画から学ぶこともたくさん!

もしかしたら実際に自分も同じことが起こるかもしれないと思えるような、妙に現実感のある作品や、創作であるとわかりつつも感情移入してしまう作品も多いですよね。

さまざまな結婚のかたちから、これからの自分の生き方を考えるきっかけになるかもしれません。