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結婚しても寂しい…!? 結婚が寂しい理由と独身が寂しいから結婚しちゃいけない理由

三浦 希枝

三浦 希枝K.Miura

目次

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1:結婚したら寂しい気持ちから救われる?

結婚をすると、「寂しい」と思う気持ちから抜け出せると思っている女性は多いですよね。確かに、ひとりよりふたりでいるほうが寂しくなさそうですし、自分のことを一番に考えてくれるパートナーがいれば、心強くなりそうです。

しかし「結婚さえすれば、寂しい気持ちから救われる」とは限らないのです。

 

2:結婚しても寂しい…結婚した女性の思いがけない寂しさ7個

では、結婚しても寂しいと感じてしまうのは一体なぜでしょうか。ここでは、既婚女性が抱える寂しさの原因について触れていきます。

(1)時間な自由を作れない

結婚すると、どうしても相手に気を遣ってしまい、独身時代のようには遊べなくなりますよね。それが専業主婦であればなおさらです。筆者もかつて専業主婦をしていましたが、旦那さんから反対されていたわけでもないのに「旦那さんが一生懸命働いているのに、自分だけ楽しい想いをするのは……」と、いつも遠慮してしまっていました。

自分が遊びに行かないだけなのに、自分の時間を自由に使っている独身者がすごく楽しそうに見えてしまい、羨ましいと思うと同時に「なんか、寂しいな」と感じてしまっていたのです。

(2)気を遣われる

「人妻は時間の自由がきかない」「人妻だから飲み会は来れないだろう」……そう考え、友達があえて既婚者を飲み会などの遊びに誘わないという場合もあります。確かに、子どもがいるのであれば、自分の思い通りに外出するなんてことはできませんよね。

とはいえ、「どうせ断られるんだし」と決めつけられて、誘わない選択をされてしまうのは、なんだか寂しいもの。SNSなどで、みんなが遊んでいたことをあとから知ったときの疎外感といったら……。

(3)夫が忙しい

結婚したらずっと一緒にいられると思っていたけれど、夫が予想以上に仕事で忙しく、なかなかふたりでゆっくりする時間がとれない……ということはよくあります。というか、おおよその夫婦がそうでしょう。

付き合っているときは感じにくいことですが、一緒に暮らしていても、当然、平日は朝と夜しか会えません。

また、夜に会えるといっても、忙しい人であれば帰宅時間が21時、22時なんてこともザラ。終電なんてことも珍しくありません。そうなれば、食卓を一緒に囲むこともなければ寝るタイミングだって合わないでしょう。「一緒に暮らしているけど、ほとんど顔を見られない生活」というのも、余計に「寂しさ」を引き起こします。

(4)彼からの愛情表現が減る

付き合っていたころは「好きだよ」「かわいい」などと、愛情表現が豊かだった男性も、結婚をすると、そのような言葉を言わなくなります。女としては寂しいものです。

「結婚した=この女性を手に入れた……と思っているので、わざわざ好きだと言わなくてもわかるだろうと思ってしまいますね。そして、自分が結婚した女性に、改まって愛してるなんて恥ずかしくて言えません」(Aさん・30代男性/会社員)

という意見もあるように、男性は、結婚した相手に「好きだ」、「愛してる」などの言葉を伝える必要性を感じなくなると同時に、改めて愛を伝えることに恥ずかしくなってしまうようです。そのぶん、行動で示してくれる旦那さんであれば安心できますが、それすらしてくれない旦那さんには「寂しい」と感じてしまいます。

(5)社会から置いて行かれた気がする

女性の社会進出、なんて言われていますが、結婚や出産を機に仕事を辞め、専業主婦になる女性はまだまだ多いです。筆者も第一子出産後に1回復職したものの、両立に限界を感じ、その後すぐに退職をしてしまいました。最初は専業主婦生活が嬉しかったものですが、その生活が続くと、だんだんと物足りなさを感じてしまいました。

最近はSNSも盛んなため、仕事に関する愚痴を投稿する人も多いですよね。その投稿を見て「ただ家にいるだけの私って、やっぱりラクしてるのかな……」と、社会から置いてけぼりにされた気持ちになってしまったものです。

(6)セックスレス

交際期間が長くなるとセックスレスになるカップルもいますが、結婚期間が長くなってもそれは同じ。付き合っているときはデートのときしかできないですが、一緒に生活するとなると、しようと思えば毎日でもできちゃいますよね。

でも、何度もチャンスがあると、つい先送りにしてしまうのが人間という生き物。そのうちにセックスとすること自体が面倒くさくなります。さらに時間が経つと、お互いが父親や母親、あるいはきょうだいのような感覚になって、相手とセックスをすることが不自然に感じられるようになってしまいます。

旦那さんはそんなに重要に考えていないかもしれませんが、カラダの関係がなくなるということは「夫は自分を女として見てくれていないのかも……」と寂しくなってしまうものなのです。

(7)価値観の違い

いくら長く付き合っていたとしても、相手のことがすべてわかるなんてありえません。また彼も、あなたのことをすべて理解することなんてできません。そのため、付き合っているときには気付かなかった価値観の違いに戸惑う夫婦は多くいます。

「ケンカの度に話し合いをしたとしても、お互いに譲れない部分はあるため、すべて同じ考えにまとまるということはないです。わかり合えなかったときの寂しさって、想像以上ですよ」(Bさん・30代女性/専業主婦)

共感してもらえないポイントがいくつも出てきてしまうと、自分の思いを理解してもらえないことに寂しさを感じてしまうのです。

 

3:独身女性が寂しいから結婚したいと思った瞬間5個

一方、独身女性が「いつまでも独身でいたくない!」と寂しさにかられてしまうのはどんなときでしょうか。ここでは、独身女性が「寂しいから結婚したい」と思った瞬間について紹介していきます。

(1)友達が幸せな新婚生活を送っているSNSの投稿を見たとき

友達がSNSに幸せライフを投稿しているのを見ると、コメントを書き込みながら、「自分もステキな男性と出逢って、結婚して、かわいい子どもに囲まれて、その生活をSNSにアップして、“羨ましいな!”“旦那さんカッコイイ!”とかいうコメントをもらって……」と妄想してしまうことでしょう。そして、それができない自分を寂しいと思ってしまうのです。で、「じゃあ結婚すればいいじゃん!」となって、余計に結婚願望が強くなるのです。

(2)家に来ていた友達が帰宅、急に静かになったとき

鍋パーティー、たこ焼きパーティーなど、みんなで誰かの自宅に集まってホムパをすることがありますよね。普段ひとりで過ごしている家に3人以上集まれば、当然、にぎやかになります。

「自分の家でみんなで食べて飲んで、喋って……楽しい時間を過ごしたあとの解散はとても寂しい」(Cさん・30代女性/会社員)

みんながそれぞれ自分の家に帰って行ったとき、子どもがいれば……旦那さんがいたら……と、何か別の過ごし方を考えてしまうのです。結婚して家族がいれば、賑やかな空間が静かになっても、寂しくならず、むしろホッとしながら心穏やかに過ごせると感じてしまうんですね。

(3)ひとりで映画を観ているとき

既婚でも、自宅や映画館でひとり映画を楽しんでるとき、ふと寂しいなと思うことがあります。一緒に映画を観る彼や旦那がいれば、特に話しをするわけではなくても、温かい気持ちで映画を楽しむことができるのでは……と思ってしまうのです。

「誰かと一緒だと、映画が終わったあとに“ここのシーンが好きだった”“この人のこういうところが良かったね!”など、感想を言い合うことができていいなぁ……と思います」(Dさん・20代女性/会社員)

「映画はひとりになれて、のびのびできて好き」という人も多いですが、いつもは人と一緒に見るからこそ、たまにひとりで観る映画が好きというのが実態ではないでしょうか。

(4)家に帰ってきたとき

仕事が終わって家に帰ってきたとき、当然家の中は暗いですよね。それが冬であればなおさら、日が短いため明るい部屋に帰るということはまずありません。

旦那さんがいる場合でも、あなたの帰宅時間のほうが早ければそれは同じことでは?と思うかもしれませんが、あとから誰かが帰って来るのと来ないのとでは、断然寂しさに差があります。

人と一緒に住んでいれば、その人のために食事を作ったり洗濯物を畳んだり、バタバタしていて、ボーっと脱力することはほとんどないでしょう。無駄に暇、というのも寂しさを増長させます。

(5)体調が悪く、寝込んでしまったとき

普段は感じなくても、風邪で熱が高く寝込んでしまったときは、心細く、自然と人肌が恋しくなってしまいます。親や友だちも頼めば来てくれるでしょうが、こちらだって気を遣います。でも、旦那さんなら、持ちつ持たれつなわけですから、きっと献身的にいたわってくれるでしょう。でも、自分には旦那さんがいない……寂しいとなるのです。

 

4:結婚した人にも“結婚したことで感じる寂しさ”がある

結婚というのは「結婚しよう!」と思ってできるほど簡単ではありません。相手とのご縁があって、さらに良いタイミングで出逢えた人でなければ、結婚までは辿りつけないのです。しかし、結婚したらしたなりの寂しさがあって、していない人にはしていないなりの寂しさがあるのです。

とりあえず結婚さえすれば寂しさがなくなる、幸せになれると思ったら大間違いです。