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嫁と離婚したい夫の行動!夫が離婚したい理由や応じない妻への夫の説得

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:妻と離婚したい40代は多い?

国立社会保険章・人口問題研究所が発表している人口統計資料集の2018年版、「性、年齢(5歳階級)別有配偶者に対する離婚率:1930-2015年」によると、離婚率がもっとも多いのが19歳以下の男性で49.90%。40歳~44歳の離婚率は男性で8.31%、女性で7.55%、45歳~49歳までの離婚率は、男性で6.51%、女性で5.55%でした。

しかし、筆者が実際に40代の既婚者男性にお話を伺ってみたところ、「離婚したい気持ちはあるけど、今さらっていうのもあるし、我慢しているってのが現実」といった意見が散見されました。離婚には至らなくとも、本音では離婚したいと思っている人は少なからずいるようです。

 

2:嫁とどうしても離婚したい理由5つ

それでは実際に「離婚したい」と思っている男性にその理由についてお話を聞いてきましたのでご紹介します。

(1)性格がキツい

「いちばんお理由は性格ですね。結婚歴が長くなってくると、夫婦というより“面倒な同居人”って感じで扱われる。朝とかも“ほら起きろ!”っていう感じで、顔を踏まれたりするからね。子どもが見てる目の前でも。離婚したいって思うよ、そりゃ」(Tさん・42歳男性)

取材してみると、「子どもが生まれてから妻の性格がガラッと変わった」という意見は多かったです。「結婚前はどうだんたんですか?」と聞いてみると、「見抜けないよ。だって、全然性格が違ったからね」という答えが返ってきました。

(2)家事が適当

「うちの嫁は家事が適当で困ってる。掃除とかもろくにしなかったりだから、家がほこりまみれ。それで専業主婦なんだぜ? 指摘すると、“気になるんだったら自分でやればいいじゃん”って言われて、自分で掃除してるよ。だったら夫婦でいる必要ないじゃん」(Aさん44歳男性)

「仕事をしてお金を稼いでくるのは夫で、家事などの家のことは妻がする」という具合に、役割分担を意識している夫婦は多いかもしれません。筆者の友人にも、「嫁は専業主婦なのに、俺が仕事して疲れて帰ってきたあと夕飯の支度をしなくちゃならない生活に耐えかねて離婚した」という男性がいました。

(3)セックスレス

「セックスレスってのが理由かな。嫁は子どもできてからセックスに関心がなくなって。頼み込んで、一度させてもらったこともあるけど、終始無反応で、作業みたいな感じだったよ。でも、浮気はしたらダメだし、風俗を利用しても怒られる。どうすりゃいいんだよ」(Kさん42歳男性)

セックスレスに悩んでいるという男性もいました。性欲の処理に困っている人だけではなく、「おばさん臭い下着を履いている姿を見て、妻を女として見れなくなった」なんて人もいました。

(4)浮気

「嫁が浮気したら、離婚したいって思いませんか? 俺の場合がまさにそれです。多分というか、あれは絶対に浮気してるんですよ。だから、今はその証拠を集めているところです。それがそろったら、離婚に踏み切ろうかと思ってます」(Dさん45歳男性)

浮気は夫婦の関係を根本から壊してしまいます。浮気が原因で離婚に至るケースは多いでしょう。「もともと離婚したかったけど理由がなくてできなくて。でも今は、どうやら浮気してるみたいだから、やっと離婚できる」とほっとしている人すらいました。

(5)容姿の劣化

「容姿の劣化かな。僕の妻って、結婚した当初は体重が40㎏後半だったんだってさ。でも、今は90㎏後半だぜ? それでもダイエットする気もなくて、食いたい物をたらふく食ってる。その姿を見ると、こっちは食欲なくすんだよ。今日もちょっと家に帰りたくないよね」(Rさん43歳男性)

歳をとればそれによって容姿が変わってしまうのはお互いさまのこと。しかし、維持しようという努力はしてもらいたいというのが夫の本音といったところ。「努力しても劣化しちゃったっていうのは、かわいげを感じるから受け入れられる」といった意見もあったので紹介しておきます。

 

3:子どもありだから?嫁と離婚したいけどできない理由5

離婚したい理由をご紹介しましたが、口では「離婚したい」といっても、実際離婚をしていない人がほとんどでした。その人たちに、離婚しない理由も聞いてきましたので、ご紹介します。

(1)住宅ローンと財産分与

「うちは家のローンがまだあるからね。それで財産分与するとか、考えるだけでめちゃくちゃ面倒くさい。現在の家がいくらで売れるかの見積もりをとって、ローン残高と差し引いてとか……。だったら我慢したほうがましかな」(Tさん45歳男性)

(2)子どもの親権問題

「今の裁判所は、基本的に男側に親権を渡してくれることってあんまりないでしょ? 知り合いで離婚した奴も、だいたいは母親に親権がいっているし。養育費を渡して、子どもとは月に1回とか会える程度。子どもに会えなくなるくらいなら、離婚はためらっちゃうよね」(Hさん40歳男性)

(3)親を悲しませたくない

「俺には父親がいなくて、母親が育ててくれたわけだよ。けっこう苦労したみたいで、俺が結婚したときに“これで私の役目は終わった”っていって父親の仏壇に向かって手を合わせてたんだ。嫁とケンカとかしても、母親のその姿を思い出したら、とてもじゃないけど離婚できないよな」(Eさん40歳男性)

(4)相手が離婚に同意しない

「離婚したいし、実際に“離婚しよう”って嫁にも言ってるんだけど、嫁が絶対に頷かないんだ。協議離婚をしようと思っても“嫌だ!”の一点張り。嫁は離婚する気ないんだろうな。だから、無理に離婚もできない」(Nさん42歳男性)

(5)金銭的理由

「離婚できない理由はやっぱりお金でしょう。嫁は専業主婦なのに家事とか全然してなくて、俺ひとりで仕事も家事もやって、嫁は遊んでるだけ。それなのに離婚したら、俺が稼いだ金が半分も持っていかれるんだもんな。割に合わないよ」(Dさん46歳男性)

 

4:離婚したい夫がとる行動5つ

今度は、離婚したい夫はどのような行動をとりがちなのか。妻が夫に離婚したいと思われているかどうかをチェックできるように、その行動をご紹介します。

(1)家に帰ってこない

「離婚したいと思うようになってからは、あまり家に帰らなくなったかな。家に帰っても楽しくないからね。今じゃ、嫁に内緒でアパート借りて、ほとんど別居状態だよ」(Mさん41歳男性)

(2)スマホを離さない

「離婚して、新しい人と再婚したいと思ってるんだ。だから、そういう人とのやりとりが残ってるスマホはちょっと手放せないね。妻に見られたらやばいからさ」(Wさん39歳男性)

(3)お金を入れない

「今、家に金を入れてないね。もちろん、そのことでいつも攻められるし、ケンカにもなるよ。でも、それが原因で離婚したいって思ってもらうことを狙ってるんだよね。相手も、お金を入れてくれない夫とは離婚する、っていう気になってくれたら話が早いじゃん」(Sさん36歳男性)

(4)寝室を分ける

「嫁が嫌いで離婚したいので、寝室を分けてますよ。嫁から夜のお誘いがきたらキツいですからね。まぁ、ずっとないんで来ないでしょうけど。いずれにしろ、寝るときくらいはそばにいたくないですね」(Dさん41歳男性)

(5)態度が冷たくなる

「私は“離婚したい”って言われた側なんですけど、旦那の態度が明らかに冷たくなっていったのを覚えてますね。それがけっこう悲しかったですよ。あぁ、もうやり直す気とかないんだなって思って」(Oさん37歳女性)

 

5:離婚に応じない妻の説得法5つ

(1)愛情が残っていないことを伝える

「俺の場合、嫁が“やり直せる”とか“まだ愛情が残ってるはず”ってうるさかったから、じっくりと説得しましたね。とにかく、何度も“愛情は残ってない”って言葉で言いましたし、そういう態度でずっと接しました。それに、家庭内でずっと嫁のことを無視し続けました。話しかけてきても無視」(Gさん44歳)

(2)離婚届を突きつける

「僕の場合は、役所に行って離婚届をもらってきて、それを突きつけました。そうすると、こっちが本気だってことが伝わるし。離婚の話をしても“イヤだ”って言って聞く耳を持たないわけですよ。だから、こっちも本気だってことを見せる必要があったわけです。効果的でしたね」(Rさん38歳男性)

(3)離婚条件の提示

「俺の場合、元嫁は離婚することには多分同意してたんですよ。でも、少しでもいい条件で離婚したくて駄々をこねていたんだと思います。だからあっちが納得するように、少しだけ財産分与の条件とかを譲りました」(Uさん40歳男性)

(4)相手を認めてあげる

「妻は頑固者で、“離婚したら世間体が悪いじゃない!”と言ってくるような人でした。こっちのいいなりになったら負けた気がするから、それに反発してたって部分もあったと思いますね。だから、“君のせいじゃないんだ。悪いのは僕なんだ”って言って説得しました」(Dさん46歳男性)

(5)別居

「別居ですね。妻が感情的になっちゃって、もう話し合いができないくらいダメだったんですよ。だから、僕が家を出て別居して、冷静になる時間を作ってあげました。それから、自宅に離婚届を郵送しました。でも、半年くらいは籍が残ってたかな」(Iさん44歳男性)

 

6:できれば離婚しかなくなる前に手を手を打ちたいところ

いかがでしたか? 今回は夫が離婚したい理由や、離婚に応じてくれない妻への説得方法などをご紹介しました。結婚するときよりも離婚するときの方が大変とはよく聞く話です。

結婚したからには離婚は避けたいはず。しかし、どうしようもなくなってしまったときは最後の選択肢として考えてしまいますよね。できればやり直しが効かなくなる前に手を打っておきたいところです。

 

【参考】

人口統計資料集(2018)表6-11 性,年齢(5歳階級)別有配偶者に対する離婚率:1930~2015年