同窓会の挨拶ってどんなの?同窓会で挨拶するときの例文・ポイント

同窓会は楽しいもの。しかし、挨拶を任されてしまうと、緊張して楽しむどころではない、なんていうこともあるでしょう。できれば場を盛り上げ、自分の成長も伝えられるようなスピーチをしたいと思いますよね。そこで今回は、同窓会の挨拶における例文やポイントをお送りします。
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1:同窓会で挨拶のスピーチをすることに…

久しぶりに旧友や恩師に会える同窓会。しかし、スピーチを頼まれてしまったなら大変です。「学級委員だったろ?」といったノリで任されてしまうこともあるでしょう。結婚式ほどのフォーマルな雰囲気ではないにしろ、ある程度の内容は求められます。しかも、どうせスピーチをするなら面白くしたいなんて、ついつい欲張ってしまいたくなったりますよね。

今回は、そんなときのために同窓会のスピーチのポイントをご説明します。

 

2:同窓会の挨拶の押さえるべきポイント5つ

実際に同窓会の挨拶を作るとき、どんなポイントに気をつけるべきなのでしょうか? 文章のプロフェッショナルということで、小説家の小川沙耶さんにお話を聞いてきました。

(1)自己紹介

小川:同窓会のスピーチということで、まずは自己紹介をすることが大前提です。同級生なんだから自己紹介はいらないと思う人もいるかもしれませんが、実はとても重要なのです。

自分のことをみんなが覚えてくれているとも限りませんし、外見が大きく変わってわかってもらえないこともあります。なので、まずは自己紹介をしましょう。

(2)同窓会を開くことになったきっかけ

小川:自己紹介が終わったら、同窓会を開くことになったきっかけについて話しをするといいでしょう。挨拶をするのは普通、同窓会を企画したグループの一員であることが多いので、どうして今回、同窓会をしようと思ったのか、またはするに至ったのか、そのきっかけを話すといい挨拶になります。

「先生がこの度、定年退職をするにあたり」など、「なるほど、そういう意図だったか」と思えることが言えるといいですね。

(3)先生への感謝の気持ち

小川:もし、先生が来場されているような同窓会である場合、先生へ感謝の気持ちは欠かせません。キャリアの中で数多くの生徒を送り出してきた先生が、自分たちのためにわざわざ来てくれた……そのことについての感謝を述べることは、挨拶においての最重要課題ともいえます。さらに、先生との思い出のエピソードなどを添えるといい挨拶になると思います。

(4)同級生へのメッセージ

小川:先生への感謝の言葉を述べたら、今度は集まってくれた同級生へのメッセージを伝えるといいでしょう。

企画者本人であれば、自分たちが企画した同窓会に賛同してくれたこと、仕事などでそれぞれ忙しい中に足を運んでくれたこと、久しぶりにお酒を飲み交わすことができること……これらは、とても喜ばしいことですよね。しっかりと気持ちを伝えておきたいところです。

(5)最後の挨拶

小川:最後はなるべく元気に、前向きになれるような終わり方を心がけてください。スピーチをするときは緊張するかもしれませんが、終始もごもごしていたのではいい挨拶とは言えません。できるだけ明るく元気にスピーチを行うように心がけましょう。

 

3:同窓会の挨拶の例文3つ

これまで見てきたようなポイントだけではイメージしづらいかもしれないので、例文を見ていきましょう。今回は特別に、プロの書き手である小川沙耶さんにお願いして書いてもらいました。

(1)一般的な挨拶

「今日はみなさんお集まりいただき、誠にありがとうございます。本日、この同窓会の幹事を務めさせていただく、●年○組の▲です。

卒業後、◆年もたってしまいましたが、担任の■先生はじめ、こんなにたくさんのクラスメイトに集まっていただき、本当に嬉しく思います。ご出席ありがとうございます。

今日は、互いの成長を感じつつ、あのころに戻って、思い切り楽しみましょう」

(2)ユーモアを交えた挨拶

「みなさんお久しぶりです! 挨拶を任されました●年○組の▲です。会場を見渡してみると、当時とほとんど変わっていない人、当時よりも垢抜けた人、そしてすっかり様変わりしてしまった人と、いろいろな人がいますね。

やんちゃばかりしていた僕でしたが、当時は担任の■先生に本当にご迷惑をおかけしました。見捨てず面倒をみてくれたこと、本当に感謝しております。そしてこうして成長した姿で、●年○組のみんなと再会できたことを、本当にうれしく思います。

さあ、せっかくの機会ですから、昔話に花を咲かせましょう!」

(3)かしこまった挨拶

「本日はお忙しい中、お集まりいただき誠にありがとうございます。同窓会の幹事を務めさせていただく●年○組の▲です。

この度は、卒業から◆年ということで、■先生にもご臨席いただきました。あのころと少しも変わらぬお元気なお顔に、我々一同、安心すると同時に感激いたしております。本日は2時間という短い時間ではございますが、当時を懐かしみつつ、時間の許す限り楽しみましょう」

 

4:同窓会の面白い挨拶が知りたい!ウケたエピソード3つ

同窓会の挨拶のオーソドックスな例文を紹介してきましたが、もっと面白い挨拶が知りたいという人もいることでしょう。街でお話を聞いてきましたのでご紹介します。

(1)3つの袋

「僕の友人は結婚式の鉄板スピーチの“3つの袋”をアレンジして挨拶をしていました。堪忍袋、給料袋、お袋ってやつです。

“みなさんのお顔を拝見すると、どうやら給料袋がパンパンのようですね。旦那さんや奥さんの堪忍袋の緒も切れず、お袋さんも安心させられているようで何よりです”的な感じでしたね」(Mさん・43歳男性)

(2)お笑い芸人のギャグ

「成人式後の同窓会のときだったかな。ちょっと古いんですが、当時は“ルネッサ~ンス”ってギャグがはやってたんですよね、髭男爵の。挨拶をした奴が、開口一番“ルネッサ~ンス”って叫んでいたので、笑った記憶があります」(Tさん・30歳男性)

(3)芸能人のものまね

「乾杯の挨拶をしたのが女性だったんですよ。その人が、“じゃあ、これから乾杯するよ~”ってローラのものまねを始めて、会場がドッカンと湧きましたね。けっこう似ていたので、面白かったですよ」(Nさん・26歳男性)

 

5:いちばんの注意点!スピーチは短めに

いかがでしたか? 今回は同窓会のスピーチをテーマにご紹介しました。かしこまった挨拶は苦手という人でも、頼まれたら断れないですよね。

最後にいちばん重要なポイントをひとつ。同窓会のスピーチは、短ければ短いほど喜ばれる傾向にあります。長々としゃべったところで、みんなはなるべく長く交流したいと思っているはず。できればエピソードなども簡潔に、1〜2分程度に納めたいところです。

 

【取材協力】

小川沙耶・・・ライター・官能小説家。都内の金融関連会社で派遣OLをしながらニッカンスポーツにて小説家デビュー。著書に『美人妻・肉棒狂い』『美人妻・蜜壺いじり』『淫欲妻・愛液垂らし』(大洋文庫)がある。