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浮気相手に慰謝料請求したい!慰謝料の相場と浮気相手からの嫌がらせの対処法

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:浮気した彼も許せないけど浮気相手も許せない

彼や夫などパートナーの浮気が発覚すると「彼も許せないけど、浮気相手も許せない!」となる人は多いです。この「許せない」という気持ちが強まると「なんとかして、制裁を下してやりたい」と思ってしまうというのも、人の感情というもの。

そうなると「なんとか慰謝料をとれないかしら……」という結論に至ったとしても、そこまでめずらしい話ではないかもしれません。

 

2:浮気相手に慰謝料請求したい!その方法5選

浮気相手に慰謝料を請求する方法を知りたい、という人も少なくないはず。そこで、実際に「浮気相手に慰謝料を請求した」という経験のある人たちに、そのときの方法を聞きました!

(1)SNSのメッセージで請求

「相手の住まいはわからないけど、SNSのアカウントは見つけていたので、ダメ元でSNSのメッセージツールを使って、慰謝料を請求してみました。

最初はしらばっくれていたけれど、何度かやり取りしているうちに、こちらが本気だと悟ったようで、指定の振込先に慰謝料を支払ってきました。

と同時に、メッセージ上で“二度と彼とは会わない”と約束させました」(Eさん・31歳女性)

(2)弁護士からの書面

「夫の浮気が発覚し、途方に暮れていたところ、友人から“相手の女に慰謝料を請求したほうが、気持ちもスッキリする”と勧められ、弁護士さんを紹介してもらいました。

その弁護士さんを通じて相手に慰謝料を請求したところ、指定の期日までに支払われました」(Rさん・37歳女性)

(3)対面

「婚約中の彼の浮気が発覚したとき、私の希望で、相手の女性と彼と3人で会う機会を設けました。

彼も反省していて、“相手の女性とは別れる”と約束してくれたので、“二度と会わない”と書いた書面をつくり、そこにふたりにサインをさせました。

彼からは慰謝料はとりませんでしたが、相手の女には慰謝料を請求し、分割ではありましたが支払われました」(Yさん・34歳女性)

(4)電話

「夫の浮気が発覚した際、相手の女に電話をかけさせて、私がその電話で相手の女と話して、慰謝料を請求しました。

最初は渋っていましたが、“払わないなら、勤め先などにも公にするし、訴訟なども考えている”と伝えると、すんなりと支払いました」(Hさん・43歳女性)

(5)内容証明

「夫の浮気が判明したとき、最初は弁護士に依頼することも考えたのですが、できるだけ穏便に済ませたかったのと、弁護士費用がかかるのを避けるべく、まずは自分で内容証明を出してみました。

内容証明に書いた期日に、すんなり慰謝料が支払われていたので、結果的に、良かったと思っています」(Jさん・32歳女性)

 

3:浮気相手への慰謝料請求の相場は?

浮気相手に慰謝料を請求すると決めたら、気になるのはその相場。

このあたりは、婚約中なのか、それとも結婚しているのかに大きく関わりますし、結婚している場合はその婚姻期間の長さや、その浮気によって夫婦関係が破綻したのか……などによって、相場が変わるのが実務上の取り扱いです。

そのため、慰謝料の「相場」としては50〜300万円程度と幅があり、一律に金額が定められているわけではありません。

また慰謝料の額は、双方が合意さえすれば、相場に関係なく定めることもできます。

しかし、どんなに高額でも、傷ついた心はお金には変えられませんよね。

 

4:浮気相手からの嫌がらせ…その対処法5つ

最近では、芸能界でも話題になった「浮気相手からの嫌がらせ」。

ちゃんと別れさせたうえ、慰謝料がとれたとしたらそれは不幸中の幸いともいえるかもしれませんが、中には、浮気相手から嫌がらせをされてしまって、「泣きっ面に蜂」状態に陥る女性もいます。

そんな体験のある女性たちに、そのときの対処法を聞きました。

(1)警察に相談

「夫が浮気をしていたとき、深夜の頻繁な無言電話から始まり、最終的にはゴミを家に送りつけられるなどの悪質な嫌がらせに遭いました。

警察に相談たところ、相手に指導をしてくれて、そのおかげで収まりました」(Iさん・45歳女性)

(2)弁護士に相談

「慰謝料の件で依頼している弁護士に、相手からの嫌がらせの数々についても相談し、対処してもらいました。

個人名こそ書いていないものの、ブログなどインターネットで私のことを悪く書かれ、知っている人が見ればわかるような状態になっていたので、削除させました」(Wさん・41歳女性)

(3)パートナーに言って止めさせた

「相手の女が、昼間、夫がいない間に何度も乗り込んできて面倒だったので、夫に言って、やめせました。

“これ以上やるなら警察に突き出す”と夫の口から言わせたのが効いたのか、ピタリと収まりました」(Jさん・28歳女性)

(4)直接対決

「相手の女が私のLINEアカウントを知り、恨みつらみをしつこく送ってきていて鬱陶しかったので、私からの提案で一度会ってみました。

その場で、思いっきり罵倒し、文句を言いつづけたところ、相手の女がひるみ、それ以降は連絡してくることはなくなりました」(Fさん・39歳女性)

(5)無視

「夫の浮気が発覚して別れさせましたが、しばらくの間は、相手の女が別れさせられた恨みから、私にコンタクトをとってきていました。

手紙やLINE、さらには家の前に来る……など、いろんなことをされましたが、私は一貫して相手の女を無視。

そのうちに観念したのか、嫌がらせはなくなりました」(Kさん・39歳女性)

 

5:浮気相手がしつこい…きっぱり終わらせる方法3つ

気の迷いで浮気をした過ちに気づき、もう清算したいのに、浮気相手がしつこくて、困ってしまうこともありますよね。

そんなときにきっぱり終わらせる方法を、経験者たちに募ってみました。

(1)徹底的に無視

「僕は、徹底的に無視するような形で、すっぱりと浮気相手と手を切りました。

そのときは、妻に申し訳ないって気持ちのほうが強かったし、特に浮気相手への罪悪感や同情心はなかったです。

あまりにしつこいのでウンザリしていたってのもありますが、あのとき浮気相手からの連絡に応じていたら、いつまでもしつこくされていたんじゃないかと思います」(Hさん・40歳男性)

(2)納得してもらうまで話し合いを続けた

「僕の場合、もともと感情の起伏が激しいタイプの女性が浮気相手だったので、納得してもらえるまで根気よく話し合いを続けました。

妻は、浮気バレしたあと浮気相手に会うのを渋りましたが、逆上すると何をしでかすかわからないタイプだと説明し、理解してもらいました。

会社の前で待ち伏せされたり、職場に電話をかけてきたりといろいろされましたが、そのたびに諭すような口調を心がけ、“あなたとはもう終わったんだ”というのをわからせるようにしました」(Kさん・55歳男性)

(3)嫌われることをわざと繰り返した

「浮気相手と別れて、本命の彼女に戻ることを決めたあと、相手の女性からしつこく追いかけ回されました。

かなりしつこくて、逃げていても一向に終わらないと悟ったので、表向きはヨリを戻すような顔をしながら、その人に嫌われることをわざと繰り返しました。

そのうちに気持ちが冷めてくれたみたいで、パタッと連絡が来なくなり、ホッとしました」(Tさん・35歳男性)

 

6:浮気相手と結婚……後悔させるには?3選

ちまたには、妻と離婚させたり、あるいは本命彼女と別れさせたりして、ちゃっかりと妻の座を手にいれる浮気女もいます。

もし自分のパートナーが、浮気相手に乗り換えて結婚し、幸せになろうとしていたら、「そんな奴らに幸せになってほしくない!」と思ってしまうのもまた人情というもの。

そこで、浮気相手と結婚した相手を後悔させることに成功した女性たちに、その方法を聞いてみました。

(1)こっちがもっと幸せになる

「元夫は、浮気相手を妊娠させてしまい、私と離婚して再婚しました。悔しくて仕方なかったけれど、彼に唯一できる復讐は、私が彼より幸せになることだと思い、婚活を開始。

結果、彼よりも社会的ステータスも年収も高い男との再婚に成功しました。

風の噂によれば、元夫は再び離婚をしたのだとか。きっと私との離婚を後悔しているはずだし、ざまぁみろって感じです」(Mさん・37歳女性)

(2)楽しそうな様子をSNSにポスト

「元カレが、浮気相手と結婚してしまいました。

私は、最初のうちこそショックに打ちひしがれていましたが、“このままではいけない”と思い、毎日を楽しく生きようと決意。

SNSにキラキラな毎日を投稿するように心がけ、自分の気持ちを前向きに変えました。

すると、共通の友人から、その元カレが“別れたことを後悔している。選ぶ女を間違えた……”と言っていたと聞きました。“私が勝った!”と思いましたね」(Tさん・31歳女性)

(3)「幸せにしている」と噂を流してもらった

「元夫が浮気相手と再婚したと知り、なんとも言えない悔しい気持ちになったんですが、負けたくない!という気持ちも強くなりました。

なので、共通の友人たちに頼んで、私が“結婚していたときより、幸せそうにしている”という噂を流してもらったんです。

偶然にも、元夫と再婚相手である浮気女の仲が微妙だったときみたいで、“別れなければ良かった”と、共通の友人たちにボヤいたことを聞きました。

なんだか、気持ちがスーッとして、前に進む元気がでました!」(Eさん・40歳女性)

 

7:浮気相手の子供を育てることってできる!?

もしも、彼氏や夫が浮気相手を妊娠させてしまい、その子供を自分たちが育てることになったら……。

考えたくもない展開ですが、仮の話として、もしもそんな状況になったときにみんなはどうするのかを、10名の未既婚女性にアンケートしてみました。

すると「育てたくない」が9人でしたが、1名だけは「事情による」との回答が返ってきました。

こういった展開になったとき、進んで「できる」と言える女性は、かなり少数派なのではないでしょうか。

 

8:浮気相手を許せなくても仕方ない…

「浮気相手を許せない私って、心が狭い女?」「浮気相手を許さないと、ツライのは自分なのに……」と、パートナーの浮気発覚後、浮気相手への感情で自分を苦しめてしまう女性も少なくありません。

しかし、頭では「許したほうがラク」と思っても、そのとおりにならないのが、人間。

「許せない」と思う素直な気持ちを認めることも、自分の心を軽くするためにはやむをえない心理なのではないかと筆者は思います。