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彼氏の独占欲が強すぎ!独占欲が強い彼氏の心理とうまく付き合うための方法

平松隆円

平松隆円R.Hiramatsu

目次

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1:彼氏の独占欲が強すぎて困ってます!

付き合いたてのころは、束縛されたりヤキモチを焼かれたりすると、愛されている実感を得られることもあるでしょう。しかし、それが毎日のようだったり、もう付き合って何か月も経っているのに、相変わらず束縛されたり、ヤキモチを焼かれたりすれば、正直なところ「ウザい」ですよね。

ヤキモチくらいならまだしも、友達とのLINEのやり取りをチェックされたり、頻繁に電話がかかってきて居場所や何をしているかなどをチェックされたりすると、もう彼のことがキライになっちゃいますよね。

男女を問わず、恋人に対して独占欲が強いという人はいます。実はそこには、乳幼児期のアタッチメント(愛着行動)が影響しているんです。

 

2:独占欲が強い彼氏の心理

アタッチメント(愛着)とは、人が特定の他人に対して形成する情緒的な絆のことを意味します。そして、アタッチメントの対象となる人と、物理的、精神的接触をもとうとする行動を、アタッチメント行動と呼んでいます。大学の教育学や保育学、心理学の授業などで習った記憶があるという人もいるかもしれませんね。

(1)乳幼児と大人のアタッチメント

多くの場合、乳幼児期のアタッチメントは親子関係で形成されます。人は、乳幼児のときは、危険や不安に対して自分で解決することができません。なので、保護や安心感を与えてくれる養育者に対してアタッチメントを形成し、守ってもらおうとします。そして、守ってもらうために、乳幼児は養育者に対して泣いたり、ほほえんだり、しがみつくなどの行動をします。

一方、大人になると、アタッチメントは恋人や友人などの親しい二者関係で形成されます。なぜなら、大人のアタッチメントは、乳幼児のような危険からの保護ではなく、精神的ストレスへの情緒的なサポートを求めるという特徴があるからです。

(2)アタッチメントと独占欲

乳幼児のアタッチメントの代表的な特徴は、恋愛関係でも同じようにみられます。

例えば乳幼児は、母親に近寄って抱きついたりするなどの接触を求めます。そして、ちょっと家の中で離れるだけでも、泣いたりして相手を失うことを嫌がります。

恋愛関係においても同様で、相手と一緒にいた、相手と身体的に触れあっていたい、離れたくないという欲求は日常的に見られ、それが満たされないとつらい気持ちになります。

恋人となんらかの理由で離れなければならないときには、安心感を得る確実性が脅かされます。その不安から、泣いたり、しがみついたりなどの行動が活発になるんです。

デートが終わって空港や駅で恋人と別れを惜しみあっているカップルが、キスをしたり抱き合ったりと、恋人への身体接触が多くなることがありますよね。これこそまさに、“安心感を得る確実性が脅かされる不安から、泣いたり、しがみついたりなどの行動”なんです。

彼女や彼氏の友達とのLINEのやり取りをチェックしたり、頻繁に電話をして居場所や何をしているかなどをチェックしてしまうのも同じこと。

「でも、そんなことをしない人もいるよね」と思うでしょう。実はこれには、乳幼児期のアタッチメントの対象者との関係の形成が影響しています。

乳幼児期にアタッチメントの対象者との関係が満たされると、自分への自信や他者への信頼が育まれ、人間関係の広がっていきます。ですが、それが満たされないと、人間関係が十分に築けなくなってしまい安心感を得る確実性にいつも不安を感じてしまいます。その結果、大人になっても独占欲が強く、束縛してしまったりしてしまうんです。

 

3:独占欲が強い彼氏とうまく付き合う方法

正直に言って、乳幼児期に影響された独占欲の強さは変えられないので、独占欲を減らしたり、束縛を完全になくさせるのは、諦めるしかありません。どうしても彼氏の束縛が強くてイヤだという人は、別れを決断するのもひとつの選択肢です。

ですが、「別に束縛されても大丈夫」という人であれば、彼が日常的に感じてしまう、あなたがが浮気をしていたらどうしようという不安や、他の男性がちょっかいを出してたらどうしようという不安を解消してあげるようにしてあげましょう。

とはいえ、なかなか簡単なことではありませんよね。

 

4:まとめ

残念ながら、独占欲の強い人、束縛しがちな人というのは、変わることが難しいんです。それでも好きだから大丈夫という人でない限り、付き合い続けるのは難しいのかもしれませんね。