浮気の慰謝料の計算方法は?浮気で慰謝料をとるときの証拠となるものと相場感

浮気をされたという人も、してしまったという人も、もしバレたときに気になるのが慰謝料……。でも浮気の慰謝料の計算方法って、どうやって算出しているのか、すぐに思いつく人は少ないでしょう。そこで今回は、浮気で慰謝料をとるときの証拠となるものや相場感などを徹底解説してまいります。
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1:浮気の慰謝料は恋人からでもとれる?

恋人に浮気されていたと知れば、その悔しさから「慰謝料をとってやりたい!」と思ってしまっても仕方ないでしょう。しかし単なる「恋人」という間柄だけでは、現行の法律では慰謝料を請求する権利はありません。

ただし当事者同士が合意すれば、法律に定めがなくとも慰謝料を支払ってもらうことは可能です。また「婚約期間中」であれば、入籍前であっても慰謝料を請求できるケースも少なくないようです。

 

2:浮気相手だけからも?浮気相手から慰謝料をとる方法3つ

夫や妻の浮気が判明したときには、配偶者のみならず浮気相手からも慰謝料をとれます。そこで、浮気相手に慰謝料を請求する場合に知っておきたい知識を紹介します。

(1)浮気相手だけに請求することも可能

夫や妻からは慰謝料をもらわずに、浮気相手だけに請求することも可能です。

「配偶者とは、これから修復の道を選ぶので、波風を立てたくない。でも、浮気相手にはそれなりに償ってもらいたい」と考える人は、配偶者からは慰謝料をとらず、浮気相手にのみ請求をかけるケースがあります。

(2)弁護士を介入させなくても請求はできる

「慰謝料」と聞くと「弁護士を入れないと、請求できないもの」と思っている人もいるかもしれません。

しかし慰謝料の請求は、弁護士を入れずともおこなうことができます。

「額も少額だし、弁護士を入れると着手金だけでもバカにならないし……」という事情から、本人で内容証明を浮気相手に送ることもあります。

ただし、プロの法律家を入れているわけではないので、合意に至らない場合には話がこじれやすくなる可能性も。結果として弁護士を入れたほうがスムーズだった……というのもよくある話です。

(3)「二度と会わない」の念書をセットにすると抑止力に

浮気相手から慰謝料をとる際には「○○さんとは(夫または妻)二度と会わない」という内容の念書を併せてとっておくと、安心です。

慰謝料を支払うということは、既婚者である夫や妻と男女の関係にあったことを本人が認めている証でもあります。二度と過ちを繰り返さないよう、文書で約束させることで、浮気を繰り返さないように対策することができるでしょう。

 

3:浮気の慰謝料はどうやって計算するの?慰謝料計算に関係あること5つ

浮気の慰謝料を請求する際に「金額をどうやって算出しよう?」と迷ってしまう人もいますよね。そこで、弁護士さんに取材した『Menjoy!』の過去記事「浮気の慰謝料の時効や証拠って?慰謝料請求された時にすることと慰謝料の計算方法」などを参考にしながら、慰謝料を計算する際に関係のあること、知っておきたい大事なことを5つにまとめました。

(1)言い値でも合意があれば問題ない

裁判所などを通じて決まる慰謝料には「相場」がありますが、慰謝料は当事者同士で合意さえできれば、相場はあってないようなもの。

したがって、相場よりはるかに高額であっても、当事者が合意さえすれば、額は自由に決められます。

(2)裁判所の判例や先例を見て相場を把握

とはいっても、請求される側にしてみれば、相場より高額な慰謝料をすんなり払うとは考えにくいもの。そこで参考になるのは、過去の判例や先例などの類似事例ということになります。

自分の事例と照らし合わせ、似たようなケースがどのくらいの慰謝料で落ち着いているのかをチェックすると、参考にできます。

(3)結婚生活への悪い影響のレベルを考慮

その浮気によって、結婚生活が破綻し、離婚にまで至るという結論になったなら、請求する慰謝料の額は高額になりがちです。

他方、家庭にはあまり影響もなかったと言えるほど軽傷で済んだ場合には、高額な慰謝料を請求しない傾向にあります。

(4)浮気の期間も考慮

ワンナイトなのか、あるいは数週間から数か月程度で関係が終わったのか、または何年にもわたって浮気が続いていたのかなど、浮気の期間によっても慰謝料の額は変わると考えていいでしょう。

浮気期間が長いほどに、慰謝料も高額になるようです。

(5)相手の収入も考慮

慰謝料を払ってもらうつもりでいても、相手にお金がなければ支払いは不可能です。

そこで、相手の収入や貯蓄、資産などに応じて額を定めるのも有効な策。相手に配慮するのではなく、確実に払ってもらうために金額を設定するということです。

 

4:浮気で慰謝料をとるための証拠になるものって何?5つ

浮気で慰謝料をとるためには、相手に確たるものを突きつけるのが最強です。どんなものが証拠になるのでしょう? こちらも、弁護士取材をした『Menjoy!』の過去記事「浮気証拠になるもの・ならないもの慰謝料をとるために必要な要件は?」などを参考にしながら、重要なものを5つ紹介します。

(1)ラブホテルを出入りする写真

一発で浮気の証拠にできるほど強い威力をもつのが、ふたりでラブホテルに出入りしている写真。

シティホテルや相手の自宅などを出入りする写真でも証拠にはできますが、ラブホテルだとすることは不貞行為、ただひとつ。そのイメージから、強い証拠になりやすいです。

(2)肉体関係があることがわかるLINEのやりとり

単に頻繁にLINEのやりとりをしている証拠だけでは「浮気をした」とは断言できません。しかし、そこに「昨日のエッチは最高だったね♡」など、肉体関係を示すやりとりがあると、不貞行為の証拠になり得ます。

(3)ふたりでベッドにいる写真

浮気カップルがベッドで半裸、あるいは全裸でイチャイチャしている写真も、浮気をしていた証拠として使いやすいです。

夫や妻のスマホにこういった写真があるのを発見した場合には、削除せずに保管を。ただし、他人のスマホを勝手に見る行為はプライバシーの侵害にあたる可能性もあるので細心の注意が必要です。

(4)自白の音声

夫あるいは妻は浮気の事実を認めたものの、浮気相手がしらばっくれている……というときには、夫や妻が浮気を自白している音声が残っているだけでも、証拠になります。

ただし、その供述を裏付ける客観的な証拠があるか、その内容に具体性があるか、というところから自白の内容の信憑性が問われることもあり、場合によっては証拠にならないケースもあるようです。

(5)性行為の写真や動画

悪ノリして性行為の写真や動画を撮るクセがあるパートナーなら、浮気をしたときにそういった写真や動画がスマホに入っていることも。これらの画像や動画は、一発で浮気の証拠にできます。

ただし上述したように、スマホを勝手に見る行為は法律に触れる恐れがありますので注意が必要です。

 

5:浮気の慰謝料請求をされたときに知っておきたいこと3つ

物事には裏表がありますから、逆に「私は、不倫が彼の奥様にバレて慰謝料を請求されています……」な女性もいますよね。

そういったときに知っておきたいことを3つご紹介します。

(1)逃げてもムダと心得る

相手の妻から慰謝料を請求されたときに、しらばっくれ続ければいいと考えてしまう人もいるかもしれません。

しかし妻の立場からみれば、慰謝料を請求するということは、それなりの証拠をつかんでのこと。

ちょっとやそっとで諦める程度の気持ちではないからこそ、慰謝料を請求してきているとも考えられます。

逃げれば逃げるほど、妻の神経を逆なでしドロ沼化するリスクもあります。逃げずに真摯に向き合う姿勢も大事です。

(2)相場は念の為チェックを

慰謝料を請求された場合には「すべての金額を、言い値で支払わなくてはならないの!?」と途方に暮れてしまう人もいます。

しかし慰謝料は言い値がすべてではありません。交渉次第では減額に導けることもあります。まずは相場をチェックするといいでしょう。

浮気をされた側からすれば、怒りに任せて高額な慰謝料を請求しがちな一面も。言い値のまま支払ってしまい、あとから相場を知ったら「相場の4倍も払ってた!」なんてこともありうるのです。

(3)反省が必要

相手のことを好きすぎると、その人の妻や夫から慰謝料を請求されても、彼との関係を終わりにすることが考えられない人もいるでしょう。

しかし既婚者と関係をもつことは不法行為。早急に関係を断ち切るべき間柄なのは言うまでもありません。

「慰謝料を払ったらしたことがチャラになる」のではなく、自分の行動によって相手の配偶者を傷つけたことを反省する心構えが求められます。

 

6:旦那の浮気で離婚に…旦那からの慰謝料の相場は?

夫が浮気した結果、離婚……という展開も、残念ながらもそこまで珍しい話ではありません。

できることなら修復の道を選びたくとも、裏切られたショックや不信感から「もうやっていけない」となっても仕方ないでしょう。

夫からの慰謝料相場としては、そのほかの離婚原因の有無にもよるものの、離婚に至る場合には100〜300万円程度で合意するのが一般的なようです。

ただし、夫の収入や資産などによっては、数百万、あるいは1,000万円を超える慰謝料が定められているケースもあります。

 

7:浮気と慰謝料は切っても切れない関係にある

浮気をしている人や、いわゆる浮気相手の立場にいる人の中には、残念ながらも「バレなければ問題ない」と考えている人もいるのが実情です。

しかし浮気は、バレるorバレないにかかわりなく、「人の道を外れた行為」であるのは言うまでもありません。

そして浮気と慰謝料は切っても切れない関係にあり、一度でも浮気をしたならば「慰謝料を請求される可能性がある」と考えておくくらいの悪しき行為です。

他方、浮気をされた側にしてみれば「お金なんかじゃ、傷は癒えない!」とも思いがち。それでも、何もしないよりかは気持ちに整理をつけるキッカケにしやすいことから「相手には慰謝料を請求して、自分も前を向いていく」ためのケジメとして慰謝料請求をすることが多いようです。

浮気する側にもされる側にもなりたくないですが、そんな自体が起こったときのために浮気と慰謝料について心得ておくといいかもしれませんね。