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結婚や婚約の記念品のおすすめは?彼に贈る婚約指輪のお返しや両親に贈る記念品も

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:結婚・婚約記念品…彼へのお返しはどうすれば?

「結婚記念品」「婚約記念品」とは、一般的には、男性から女性に贈る婚約指輪などがそれにあたります。

従来は結納品として贈られてきたものですが、現代においては、婚約指輪をもらったお返しとして、女性から男性へ渡す記念品を示す言葉として使われるのがメジャーです。

ちなみに昨今では、結婚に関するセレモニーがどんどん簡略化している背景から、婚約指輪をもらわないケースも多いですよね。そうなると「結婚・婚約記念品」もナシとなるパターンも多いです。

また、ふたりで話し合った結果として「お互いに物を贈り合うのはナシにしよう」となる場合もありますし「彼から婚約指輪はアリ、彼女からの記念品はナシ」となることもあります。

このあたりは、それぞれのカップルの懐事情やセレモニーへの価値観によって柔軟に決めている実態があります。

婚約・結婚記念品のお返しとして贈るもの相場としては、男性からいただいたものの半額程度に収めるのが一般的となっています。

 

2:指輪以外も!? 彼に贈る結婚記念品のおすすめ5つ

彼から指輪などの記念品をもらった場合、女性側から送るお返しあるいは記念品には、次のようなものが選ばれるケースが多いです。

実際に、結婚・婚約記念品を彼に贈った女性たちに、その内容についてうかがいました。

(1)腕時計

「彼からは婚約指輪をいただいた場合には、女性からはその半値程度の腕時計をお返ししたという話を、私の周辺ではよく聞いていました。

なので、うちもそんな感じで、最初から時計をお返しにするって決めていました。

私自身は、タグホイヤーの時計を彼にお返ししましたが、私の友達には電波時計だった人もいるし、ノーブランドの時計だった人もいて、予算によっていろいろです。ビジネスマンなら毎日つけるものだし、定番のひとつだと思います」(33際女性/ITコンサルタント)

(2)結婚指輪

「婚約指輪を彼にもらったから、“結婚指輪は、ふたり分を私が買うね”ということで、私からは結婚指輪をお返しにしました。

どのみち買わなくてはならないものでしたので、お返しという名目で必要なものをそろえることができて無駄がなく、結果としてよかったと思っています。

婚約指輪がそれなりの価格のものだったので、彼のほうが出費はかさみましたが、ふたりで話し合ってこの形に収まりました」(29歳女性/動物病院勤務)

(3)高級スーツ

「彼は、結婚するまでは身なりに無頓着なタイプだったので、婚約指輪をもらったお返しに、私からは高めのスーツをお返ししました。

これから家庭をもつにあたって、それなりの服を着てほしかったというのが、その理由です。婚約指輪の値段の1/3程度を予算に、オーダーメイドのスーツを2着贈りました。

消耗品なので、今ではもう手元にありませんけれど、営業職をしている彼は、とても喜んでくれましたよ」(30歳女性/受付)

(4)フォーマルウエア一式

「彼は、ちゃんとしたフォーマルウエアを持っていなかったので、結婚の記念として、私から礼服としても使えるものを一式そろえて、プレゼントしました。

彼からは婚約指輪をもらったのですが、そんなに高価なものではなかったので、お互いが同額くらいのものを贈りあった結果となりました。

最初に、彼に欲しいものを尋ねたときには“スーツ”って言われたんですけど、普通のスーツだとすぐにヨレヨレになって長持ちしないし、ちょうど、私たちが結婚したすぐ後に彼の弟の結婚式も控えていたので、そこで着れるようなフォーマルスーツをオーダーメイドしました。

余談ですが、今となっては彼が太ってしまい、当時のスーツが着れなくなってしまったため、クローゼットの肥やしとなっています……(苦笑)」(31歳女性/医療関係)

(5)カフスとネクタイピン

「彼から婚約指輪をもらったときに、親から“あなたも何かお返ししないと”って言われたんですが、彼は自分のものはひととおり持っている人だったので、特に欲しいものはないと言われてしまい、困りました。

迷った挙句に、カフスとネクタイピンをプレゼントしました。

金額的には、彼からもらった婚約指輪の1/5程度で収まってしまいましたが、彼が額は気にしないでいいと言ってくれたので……。特に値段にはこだわらずに選びました」(36歳女性/金融)

 

3:両親に贈る結婚記念品のおすすめ5つ

結婚式で、新郎新婦からそれぞれの両親に結婚記念品を贈ることもあります。

そこで、両親に贈る記念品としておすすめなものを5選紹介します。

(1)花束または鉢植え

ふたりから両親へのプレゼントとして、よく選ばれるのが花束です。

結婚式や披露宴のクライマックスなどで、セレモニー的に渡す場合もありますし、あえて式などの公の場では渡さずに、別途、ふたりからそれぞれの親に渡す場を設けているケースもあります。

また、花束に手紙を添えて渡すのも一般的です。

これまでお世話になった感謝を自分の両親に、これから家族になる相手の両親にはご挨拶を書いた手紙を添えると、記念になります。

また切り花よりも長く残るものを、胡蝶蘭やシクラメン、観葉植物などの鉢植えを選択するカップルもいます。

(2)置き時計や掛け時計

いつでも目にとまるような物を贈って、両親がそれを見るたびに自分たちのことを思い返してもらいたい……という気持ちを込めて置き時計や掛け時計を選ぶカップルも多いです。

両親に対して、これからも私たちと一緒に時を刻んでいってくださいというメッセージも込められます。

(3)オルゴール

ロマンティックな贈り物を選びたいカップルから人気なのがオルゴールです。

プレゼントされる機会が少ないだけに、結婚の記念など特別なイベントの贈り物としても最適。

両親がオルゴールを聞くたびに、ふたりが結婚した当時のことを思い出すことができるようなロマンティックな贈り物にもなりやすいでしょう。

この場合、オルゴールで流れる曲は、結婚にふさわしいハッピーな曲目を選びましょう。

価格設定が幅広いので、予算に応じて選びやすいのも、記念品として選択しやすい背景となっています。

(4)食器

食器をプレゼントする人たちも少なくありません。日常的に使ってもらえるものを選びたいときにも選択肢が多く、予算に合わせて選びやすいのもメリットです。

「結婚のお祝いには、“割れるもの”は縁起が悪いので避けるべき」という考えもありますが、近年では柔軟になってきており、気にしないという大人も増えています。

また、両親が集めているブランド食器がある場合には、そのブランドから選んであげると、より喜ばれやすい贈り物となるでしょう。

(5)結婚式関連のフォトアルバム

結婚式や披露宴を行った場合には、その写真を1冊にまとめて、写真だけの結婚式で済ませた場合にも、そのときに撮影した写真を収めてアルバムにして……といった具合に、結婚式関連のフォトアルバムを、両親へのプレゼントに選ぶカップルも少なくない傾向にあります。

撮影も編集もプロに頼む人、自分たちでスクラップしたハンドメイドのアルバムをプレゼントする人は半々といったところ。

 

4:婚約・結婚記念品はマストではないけれど、あるとベター

婚約・結婚記念品はマストではないものの、文字通り、結婚の記念となるものです。

昨今では、どんどん結婚に関するセレモニーが簡略化されている傾向もありますが、婚約指輪をもらった場合には、なんらかのお返しを贈るのがマナーのひとつ。

彼と話し合った結果として「記念品はナシにしよう」となる場合も少なくはないものの、婚約指輪をもらうだけもらってあとは知らん顔……となってしまえば、彼や彼の親から常識を疑われる事態にもなりかねません。

婚約が決まったときには、婚約指輪の話と併せて「私からお返しする記念品はどうする?」と彼に相談しておくと失敗がないでしょう。