浮気の定義とは?男女が考える浮気の境界線と浮気する心理を解説!

男女の恋愛にまつわる関心事のひとつに、浮気があります。ですがそもそも浮気って,、どう定義づけされるのでしょう。また、どこから浮気で、どこまでが浮気じゃないかの境界線が、人によって違っているということもあります。そこで今回は、そんな男女の関係において避けて通れない浮気について、考えてみましょう。
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1:浮気の定義は人それぞれ?

何をもって浮気と見なすかは、正直人それぞれです。LINEでやりとりをするだけでも浮気だと思う人もいれば、ふたりっきりでお酒を飲みに行っても浮気だと思わない人もいますよね。

一般的には、「配偶者・婚約者などがありながら、ほかの異性に惹かれ、性的な関係をもつこと」と定義されるのですが、これに従えば、ただの恋人関係では浮気は成立しないことになります。ですが現実は、恋愛に関係においても浮気ということで、さまざまな問題が起こるわけです。

その理由として、恋愛には「排他性」が存在するからです。

排他性とは、社会心理学的には「特定の関にある個人が、その他との関わりを抑制することに関して示す感情や行動」だとされ、定義されています。つまり、特定の関係を結んだ以上、それ以外の関係が生じることに、人は不快感を示すわけです。そして、その不快感がどこで生じるかが、浮気の境界線となるわけです。

 

2:浮気の定義は?男女が考える浮気の境界線

あなたは、恋人が何をしたら浮気だと思うでしょうか。これについては、これまでいろいろと研究・調査がおこなわれてきました。今回は、摂南大学の牧野幸志が大学生を対象に行った「青年期における恋愛と性行動に関する研究」(経営情報研究)を参考に、紹介したいと思います。

(1)浮気行動の判断基準・・・浮気認定されない場合

牧野幸志の研究結果によれば、「異性に挨拶をした」や「異性と立ち話をしていた」などでは、90%以上の人が浮気でないと判断しています。確かに、挨拶くらいで浮気認定されたら、もう誰とも会話ができないことになり、人としてどうかと思いますよね。ですが、100%ではないところがちょっと怖いところです。

「異性とふたりきりで歩いていた」ということも、たまたま一緒に歩いていただけということが考えられるのですが、研究結果では、浮気でないと判断する人の割合が急激に減ることが明らかになっています。よほど過去に苦い経験があるのか、恋人に信用がないのかもしれません。

(2)浮気行動の判断基準・・・浮気認定される場合

そして、「ふたりだけで映画を見に行った」や「ふたりだけで食事に行った」という行動だと、浮気であると判断する人が増えるという結果に。およそ50%の人が浮気であると考えるようです。

さらに、そのふたりだけの行動が「日帰り旅行」や「1泊旅行」などになると、浮気ではないという判断が急減し、浮気であるという判断が急増します。「日帰り」だと80%、「1泊」ならば90%の人が浮気と判断しています。確かに、さすがの筆者でも、これはダメだろう(つまりは、浮気の疑いが高い)と思います。

異性の体に触れると浮気だと感じる人も多いかも知れません。研究結果でも、「キスをする」「性的関係を持つ」という行動は、95%以上の人が浮気であるという判断をしています。ですが、「肩や髪に触れる」、「手をつなぐ」という行動は、必ずしも浮気であるという判断をされていないのだとか。

このあたりが、人によって意見が分かれるところなのかも知れませんね。ちなみにこの研究では、浮気の境界線に男女差はありませんでした。しかし、ほかの研究を概観してみると、「それはデートで行く場所だろう」というところにいるかや、相手の体に触れる程度や部位の違いで、男女差がある場合がありました。

 

3:心理学でまるわかり!浮気する男性心理

では、なぜ男性は浮気をするのでしょうか。これについては、いろいろな理由が考えられるでしょう。

(1)繁殖のチャンスを増やしたい

進化心理学的に言えば、恋愛感情は繁殖を成功させるために生まれた感情だとされています。

男性は、自分で子どもを産むことができません。たとえ、セックスをしてパートナーが妊娠しても、その子どもが自分の子どもである保証はないわけです(女性は、自分が産むことになるので、少なくとも自分の子どもであるという保証はあります)。

そのため、自分の遺伝子を受け継いだ子どもを確実に残すためには、多くの女性とセックスをしたほうが確実ということがあるわけです。そこで、チャンスがあれば浮気をしてセックスに持ち込みたいという行動に出てしまうわけです。

(2)ときめきが欲しい

不倫をする男性の心理について行われた松本健輔による「婚外恋愛継続時における男性の恋愛関係安定化意味付け作業」(立命館人間科学研究)という研究があります。これによると、妻のことは愛しているんだけど、日常生活の中でときめきを感じなくなってしまい、ときめきを求めて男性たちが不倫をしていることが明らかになっています。

女性からすると、なんとも身勝手な理由かも知れません。しかし、浮気はあくまでも浮気であって、本命のパートナーのことを嫌いになったから浮気をしてるわけではないと考えることができます。関係がマンネリ化し、ときめきがないことで浮気をしてしまうわけです。

 

4:心理学でまるわかり!浮気する女性心理

では、女性の場合はどうなのでしょうか。

(1)パートナーを見極めたい

男性が自分の遺伝子を受け継いだ子どもを確実に残すために、多くの女性とセックスをしたいという一方で、女性は自分が妊娠し、出産をしないといけません。

妊娠や出産は、いまでも自分の命と引き替えにしないといけないほど、大きな出来事です。また出産した後も、夫や配偶者、パートナーが育児に協力的なのかなど、重要なポイントがありますよね。

その意味で女性は、気軽にセックスしない(=妊娠しない)わけですが、同時に自分のパートナーが本当にその人でいいのかは悩みます。もっとほかにいい人がいるのではないかと思うわけです。その見極めのために、女性は浮気をして、男性選びをしているともいえるでしょう。

(2)ときめきが欲しいのは女性も一緒

松本健輔は男性を対象に研究を行いましたが、この結果は女性にもあてはまることが容易に想像できます。単調な日常生活の中で、パートナーに対して何のときめきを感じなくなってしまったとしたら、それが浮気や不倫につながることだってあるでしょう。女性だって、ときめいていたいですよね。

 

5:まとめ

いかがでしょうか。今回は浮気の定義づけについて考えてみました。

とはいえ、浮気は現代日本社会においては良いとはされていません。浮気しないでも満足できるような関係が、今のパートナーと築けたらいいですよね。

 

  【参考】

青年期における恋愛と性行動に関する研究」(経営情報研究)

婚外恋愛継続時における男性の恋愛関係安定化意味付け作業」(立命館人間科学研究)