母子家庭とはいったい何?母子家庭に支給される手当や助成金についてまとめました

シングルマザーって大変……とよく耳にしますね。筆者もシングルマザー経験者ですが、当時は本当にお金に苦労しましたし、金銭的な悩みを抱えている母子家庭は少なくないと思います。そこで今回は、そんな母子家庭を助けてくれる手当や助成金について、ご紹介していきます。子育てというのはお金がかかりますから、利用できるものは、賢く利用したいところです。
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1:母子家庭とは?

母子家庭の定義を辞書で調べると

ぼし‐かてい【母子家庭】

配偶者のいない母と未成年の子どもを主な構成員とする家庭。母子世帯。

出典:小学館デジタル大辞泉

と説明されています。

昨今では「シングルマザー」といわれることも多いですよね。また昔に比べても、母子家庭も増えてきています。かくいう筆者自身も、子どもふたりを抱えて離婚を選び、シングルマザーになった経験があります。

そこで今回は、子連れ離婚&再婚経験のある筆者が、周囲の声も交えながら、母子家庭にリアルな部分についてお話ししていきます!

 

2:金額や支給条件は?母子家庭が利用できる手当や助成金

市区町村によっても違いますが、母子家庭が利用できる手当や助成金は存在します。これを知らずに過ごすのはもったいないこと。お子さんとの生活のためにも、どのような手当や助成金があるのか知っておきましょう。

(1)住宅手当や住宅補助、家賃補助

ひとり親世帯が利用できる住宅手当や住宅補助、家賃補助は、国の制度ではなく、市区町村独自の制度です。なので、金額は市区町村によってまちまち。まずは役所・役場のひとり親家庭を支援する部署に相談に行くことをおすすめします。

「役所の窓口に相談したら、住宅手当を受けられることを知りました。家賃が浮いたぶん、子どもたちのご飯や服にお金をかけてあげられるので、とってもありがたいです」(20代女性/パート)

その地域に半年以上住んでおり、前年度の所得が一定額を満たしていないといった条件に該当する場合は、住宅手当や補助を受けられるところがあります。自分がそれに該当するのかわからない場合は、まずは担当窓口に直接聞きに行きましょう。

(2)児童扶養手当

母子家庭や父子家庭の児童のために支給される手当です。子どもが18歳になって最初の3月31日まで支給されます。

「離婚して実家で暮らしていたとき、児童扶養手当の受給が認められませんでした。というのも、親の戸籍に戻って生計を同じにしていたので……。残念です」(30代/派遣社員)

実家の親と同居して児童扶養手当を受けられる最低条件となるのが、親世帯と戸籍を分けて、別世帯になることです。また、元夫から十分な養育費をもらっていたりなどで所得制限を超える場合には、受給できないこともあります。

(3)保育料の減額

母子家庭の場合、年収目安が360万円未満相当の場合、保育料が、ひとり目は半額に、ふたり目から無料となります。

「子どもを保育園に預けて働かないといけないので、保育料が安く抑えられるのはとてもありがたいです。仕事も頑張って、給料アップ目指したいと思っています」(20代/会社員)

また、2019年10月から一定の条件を満たした場合、幼稚園や保育園の保育料が無償化される取り組みも進んでいます。

(4)ひとり親への家庭向け医療費助成制度

所得制限がありますが、保護者が医療機関を受診した際に、健康保険の自己負担分を市区町村が助成してくれる制度があります。

医療費助成制度は、市区町村によって内容が異なります。こちらも役所・役場の窓口で相談すると詳しく教えてくれます。

(5)子どもの医療費助成制度

制度が利用できる期間、補助の金額は市区町村によってさまざまですが、筆者が住んでいる地域では、シングルマザーの子どもの医療費は、義務教育中においては全額負担なしでした。

「子どもがぜんそく持ちで、夜中に救急病院のお世話になることがあります。もしも子どもの医療費助成制度がなかったら生活が成り立たってないかもしれないので、とても助かっています」(30代/自営業)

「うちの地域は子どもが小学4年生まで子ども医療費助成が受けられるのですが、隣りの市では中学3年生まで受けられるらしいので、たまに羨ましく思うこともあります」(20代/アルバイト)

 

3:貧困にならないために!母子家庭で押さえておくべき知識3つ

筆者も元シングルマザーですし、周囲にもたくさんシングルマザーやシングルファザーがいますが、聞いてみると、やはりどこの家も、お財布事情は厳しいと言います。

子どもを抱えていると、フルタイムで働くことも難しく、また、正規雇用が叶ったとしても、思いどおりの勤務を存分にはできないものです。

そして、もらえるはずの養育費が入ってこないということも、非常によく聞かれるケース。これから離婚を考えている人も、貧困にならないために知識を蓄えておきませんか。

(1)離婚前から手当や助成金について調べておく

児童手当は、申請した翌月から支給が開始されます。

「月末に離婚して、月の初めに児童手当を申請したので、その月は児童手当がもらえなくて、ちょっと損した感じも……。さかのぼっての支給はできないそうなので、事前によく調べておいておけばよかったです」(30代/パート)

他にも、申請することによって公的な料金の割引や減免があることもあるので、どのような書類が必要か、どの窓口で申請すればいいのかなど、離婚前にしっかりと調べておきましょう。

(2) 高等職業訓練で資格を取得する

介護福祉士や看護師などを目指すシングルマザーを対象に、資格取得の勉強中に給付金が支払われるというのもあります。

「看護師の資格をとるために高等職業訓練で頑張りました。睡眠時間があまり取れなかったりして、勉強をするのはかなり大変でしたが、看護師の仕事はお給料もいいし、求人も多いので頑張ってよかったです」(20代/看護師)

子どもの世話もしながら勉強することはとても大変。それでも給付金をもらえることが、心の支えになりますね。

(3) 養育費をきちんともらうために公正証書を作成する

夫婦間で取り決めをしても、離婚後、養育費の支払いをしない人も少なくありません。

「子どもが小さいのもあって、離婚するタイミングで公正証書を作成しました。これのおかげで毎月きちんと養育費が振り込まれます。作成しておいてよかったです」(30代/アルバイト)

筆者はとにかく早く離婚がしたかったために、裁判所が参考に明示している養育費の相場よりもかなり安い額の提案をのんでしまいました。これは今でも深く後悔しています。

冷静に将来のことを考えることと、焦らないこと。そして強制執行できる公正証書を作成しておくことをおすすめします。

 

4:子どもへの影響も…母子家庭が彼氏を作るときの注意点3つ

シングルマザーだってひとりの大人の女性。ですから、恋愛するのは自由です。しかし子どもがいることによって気をつけなければいけないことも。ここでは、シングルマザーが彼氏を作るときの注意点をまとめました。

(1)相手には、交際前に子どもがいることを伝えておく

好きな人ができていい感じになったときに、後から子どもがいることを伝えると「ウソをつかれた」と感じる男性もいます。

「以前、子どもがいるのを黙って男性とお付き合いをしたことがあります。いつか言おうと思ったのですが、なかなか切り出せず……。どこかで相手をだまして付き合っているようで苦しかったです」(30代女性/派遣社員)

伝えるのが遅くなるほど、自分の心も苦しくなってしまいます。交際前に、子どもがいることはきちんと伝えましょう。

(2) 周りの目を気にしすぎない

シングルマザーに恋人ができると、周りの人たちに好奇の目で見られることが多いようです。

「子どもが同じ保育園に通うママさんに、彼氏と一緒のところを見られてしまって。悪いことをしているわけではないのですが、好奇心でいろいろと聞かれるのは、あまり良い気分ではありませんでしたね」(20代/パート)

内縁の夫からの虐待などニュースもひんぱんにあり、子どものことを心配して声をかけてくる人もいます。スルーできるところは笑顔でスルーしたり、きちんと挨拶や対応することによって、少しずつ周りの見方も変わってきますよ。

筆者も再婚した今の夫との交際中は、周囲の目がとても気になりました。しかし、堂々と交際を続けることで、保育園の先生や友人知人にも理解してもらえ、応援してもらえるようになりました。籍を入れますと言ったとき、保育園の先生が涙目で「良かったねー!」と喜んでくれたのが印象的でした。

(3)自分の環境をわかってくれる人と付き合う

実家に住んでいる場合は、親に子どもを預けてお休みの日に会うことはできますが、そうでないとなかなかデートする時間がとれないことも。

「彼氏とは、仕事終わりや平日の子どもたちが学校に行っている間に会っています。なかなか長い時間一緒にいることはできませんが、彼氏が私の環境を理解してくれるので、とてもありがたいです」(40代/パート)

子どもも大事だからこそ、恋愛することにおいて、負担はかけたくないもの。そういった事情を理解してくれない人とは、交際を続けるのは難しいでしょう。

 

6:手当や助成金を頼って負担を軽く、シンママライフを!

子どもの世話をひとりでして働き続けていると、心の余裕がなくなってきてしまうもの。

手当や助成金を利用することによって、日々の生活の負担が軽くなりますから、頼れる部分はしっかり頼り、心とお財布に余裕ある生活、子育てをしていけるといいですね!