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男のロマンって具体的には何のこと?男のロマンが詰まったプレゼント選びも

毒島 サチコ

毒島 サチコS.Busujima

目次

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1:男のロマンは女子には理解できないもの?

「それって、男のロマンだよな〜」といった言葉をよく耳にします。

そう語る彼氏や夫のこだわりに興味を示そうものなら「男のロマンは、女にはわからないんだよ」という、よくわからない返事が返ってきたり……。

いったい「男のロマン」って何なの!? そう思ったことのある女子も多いのではないでしょうか。

 

2:車?バイク?それともワンピース?男のロマンが詰まっているもの5つ

ではここからは実際に「男のロマン」について考えてみましょう。よく男のロマンとして語られるものや、そこに詰まっているロマンを5つにまとめてみました。

(1)自動車やバイクなど、遠くへ行けるもの

クラシックカーなどの趣味に寄った自動車やゴツいバイク、はたまたヨットや自家用ジェット機などの乗り物には、よく男のロマンが宿っていると言われます。

その根底にあるのは、「ここではないどこかへ行きたい」という思いなのではないかと、筆者は思います。ただし、遠くに行くだけだったら、新幹線でも旅客機でもいいはず。あえて男性が選ぶのは、自己所有している乗り物であることが多いようにも思えます。

自らメンテナンスをしながら、遠くへ行きたいという願望がそこにあるのではないでしょうか。

(2)釣りやサーフィン、山登りやトライアスロン

同じスポーツでも、サッカーやバスケといった集団スポーツが「男のロマン」として語られることはあまりありません。釣りやサーフィン、山登りやトライアスロンなど、ひとりで向き合い、どこかに孤独を背負えるようなスポーツが、男性のロマンをかき立てるようです。

苦しい環境に自ら立ち、それを己の体で乗り越えていく……そこに自己陶酔を感じるのでしょう。

(3)プラモデルや書斎づくり、DIY

インドアでも、男のロマンは発揮されます。しかしここでも、料理やゲーム、パソコンなどは、男のロマンにはあまり挙げられません。

インドアでもアウトドアと同様に、対象とひとりで向き合い、磨き上げるものが「男のロマン」と言えそうです。ひとりフィクションの世界に浸ることのできるプラモデルや、自分だけの時間に浸れる書斎づくり、さらに自らの手で立派なものを作り上げるDIYなど……。インドアでも「孤独」というものがキーワードになるのです。

(4)『ONE PIECE』や『北斗の拳』の世界

ハードボイルド小説や、孤独なヒーローや世紀末を舞台にした物語なども、「男のロマン」の代名詞と言えるもの。

日常において、そうそうに孤独やハードボイルドに浸れる機会はありません。なので、自分よりも格上の悪と戦ったり、夢や希望のために突き進んだりする孤独な主人公に自分を投影させることで、男のロマンにどっぷりのめり込むことができるのです。『ONE PIECE』や『北斗の拳』は、まさにその代表例ですね。

(5)思春期のエロを美化している…

これまで紹介してきた「男のロマン」はどこかかっこよさが漂っていましたが、もちろんそれだけではありません。

エッチな女教師や家庭教師、また清純そうだけどエロい(!?)水着ギャルや色気たっぷりの浴衣姿の女性などなど。「そんな都合のいいエロ女いるかい!」と総ツッコミしたくなる女性像を求める男性たちの姿……。

どうやら、思春期に憧れたエロい女性像にも「男のロマン」が詰まっているようにも思えます。思春期のエロを美化し、どこか「男のロマン」を都合よく使っているところは、少し微笑ましくも思えますね。

 

4:男のロマンに訴えかけるプレゼント5選

続いて、男のロマンに訴えかけるプレゼントをご紹介! ただし、これまで見てきたように、複雑な男心が絡んでいるのが男のロマンというもの。単純なアイテムではなく、少しひねりをくわえたものを考えてみました。

(1)ハマっているものをサポートする小物

「男のロマン」が深ければ深いほど、そこには女性には理解不能なこだわりがあります。なのでここは、彼が愛情を注いでいるものに関連するちょっとした小物をプレゼントするのがいいでしょう。

ただし、彼がはまっているもの(例えばプラモデルならプラモデル)をそのままプレゼントするのは少し危険。せっかく心を込めてプレゼントしても「僕のこだわりと違う……」と、かえってテンションを下げてしまうことも。

あくまで、サポートするような小物にとどめておいて、彼のこだわりや美学を尊重してあげましょう。

(2)あえてひとりにしてあげるという気遣いをプレゼント

極論を言ってしまえば「男のロマン」とは「ひとりでいさせてくれ(でも、その姿は見守っていてくれ)」という、自分勝手な自己陶酔にすぎない一面があると言えるかもしれません。

そのため、彼が孤独に浸りたいときは、あえてひとりにしてあげましょう。でもどこかで「見てるよ」という優しさをプレゼントするという考えもありなのではないでしょうか。

(3)InstagramやFacebookへの「いいね!」

「男のロマン」は、孤独でいたいけれども、同時に見てもらいたいという相反する世界。

そんな男たちにとって、男のロマンを発揮できるInstagramやFacebookは「男のロマン」を見せつけられる絶好の機会。

「ひとりになりたいんじゃないんかい!」「ひとりなのに、その写真どうやって撮ったんじゃい!」というツッコミはぐっと引っ込め、素早い「いいね!」に加えて、短い言葉でコメントを添えてあげましょう。長いコメントにしてしまうと、返信も長くなって、彼のロマンをぶち壊してしまいます。

(4)ハードボイルド小説や漫画をこっそり自分の部屋においておく

「男のロマン」の代表格に挙げられるのは、レイモンド・チャンドラーやアーネスト・ミラー・ヘミングウェイなどのハードボイルド小説や、『ONE PIECE』や『シティーハンター』『るろうに剣心』など、かっこいい主人公が活躍する少年漫画。

ただプレゼントするだけでは芸がありません。何気なく自分の部屋においておいて「ちょっと興味があって」とすれば、きっと「男のロマン」に火が付くでしょう。そうなったら、彼の「男のロマンうんちく」に、うんうんと耳を傾けるだけでOK。「この子とは運命かもしれない!」なんて勝手に妄想してくれるかもしれませんよ♡

(5)彼の心をくすぐる「ひと言」

やはり「男のロマン」は、完全な自己満足の世界。そんな世界に女性が深く入り込もうものなら「それ以上は入ってこないで」と心を閉ざされてしまいます。

もし「男のロマン」に関連する話をしてきたら、多くを語らず、踏み込まずが正解です。彼がどこかに旅に出る話かもしれないし、単純に夢を語るシーンかもしれません。そこで、面倒だな……と思ったり、「はいはい……」とシラけた顔をしたりせずに、彼が喜ぶような言葉をプレゼントする気持ちでかけてあげましょう。

「気をつけてね」「ずっと待ってる」などなど。それだけで彼のロマンはムクムクと膨らみ、きっとあなたへの愛も深まることうけあいですよ!

 

5:まとめ

今回、筆者が「男のロマン」について考えていく中で、ひとつの大きな特徴を見つけました。それは「ひとりで孤独に浸りたいと願いながら、実は他人に自慢したいという矛盾した感情」です。

男のロマンの代表格である釣りの世界で、こんな格言があります。

「釣りの話をするときは、両腕をしばっておけ」

これは、釣りの話をしているうちに、自慢したい欲にかられ、両手を広げて示す魚のサイズがどんどん大きくなってしまうことへの戒めの言葉。

男性とは、孤独に憧れながらも、そんな自分を誰かに見ていてほしいし、さらには孤独と戦った結果を自慢したいと思うかわいらしい一面がある生き物なのです。そんな彼のロマンをくすぐることができたら、女として一歩、ステップを登ることができるかもしれません。