恋のなやみに効くメディア

【令和最新版】共働き夫婦の貯金の平均額まとめ|毎月いくら貯金できるのが良い?

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

目次

隠す

1:共働き夫婦の貯金額の平均

総務省統計局「平成26年全国消費実態調査」をもとに、共働き夫婦の平均貯金額を調べてみました。

世帯主の年齢階級別 1世帯当たりの現在貯蓄高の平均

30歳未満:3,511,000円

30代:5,834,000円

40代:9,226,000円

50代:15,187,000円

60代:18,391,000円

出典:平成26年全国消費実態調査 全国 貯蓄・負債に関する結果 二人以上の世帯

このデータによれば、30代未満の共働き夫婦の貯蓄平均は400万円未満、30代で約600万円、40代で約1000万円、50代になると約1500万円、60代では2000万円に届きそうな貯蓄額です。

夫婦二馬力で働くことで、しっかりと貯蓄ができているのがわかりますね。

2:共働き夫婦の理想の毎月・年間貯金額5つ

共働き夫婦の貯金の目安額を見ていきましょう。ライフスタイルや将来のビジョンに合わせて、貯金額を決めるのも良さそうです。

(1)手取りの2割を貯蓄

毎月どのくらいを貯蓄に回せるかは家庭によって異なりますが、一般的には手取り額の2割ほど貯蓄に回すといいといわれています。夫婦の手取りが毎月40万ほどであれば、月8万円ほどを貯蓄に回せるようにやりくりできると安心でしょう。

(2)年収の10〜20%を貯蓄

手取り額ではなく、年収で考えてみるのもいいかもしれません。ボーナスも含めた夫婦の年収が600万円ほどであれば、年間60万円〜120万円を目標に貯蓄をしてみましょう。年収の20%だと、かなりしっかりと貯蓄ができている額です。

(3)老後の生活のための貯蓄

「老後の生活費に2000万円必要」なんていうニュースがありましたよね。今後、世の中がどのように変わるか予想がつかないため、この金額も正しいものになるかどうかはわかりませんが、ひとつの目安として考えてみるのはいいかもしれません。

30歳から35年貯蓄を続けるとして、毎月5万ずつ貯めれば65歳になるころには2000万円に到達します。

(4)子どもの学費を視野に入れた貯蓄

子どもがいる夫婦の場合、学費や教育に関するお金も視野に入れておく必要があります。幼稚園から高校まですべて公立学校に進学した場合の学費は、合計で500万円ほど。私立の場合は、1500万円〜2000万円未満。その後、大学や専門学校の学費も必要になります。

子どもが小さい夫婦だと、子どもの将来のイメージなんてまだまだピンとこないかとは思いますが、高校卒業までの18年間で最低500万円を教育費として貯める計画をしておくと良さそうです。

(5)子どもがふたり以上いる場合

自治体によって学費の無償化など学費に差はあるものの、上述したように、子どもが高校を卒業するまでに必要な費用は500万円〜1500万円。子どもがふたりだと単純計算で約1000万円が必要になるため、子どもが生まれたタイミングで貯蓄を始めるとして、子どもひとりあたり、月3万円以上を貯蓄に回したいものです。

3:共働き夫婦で貯金ができない原因3つ

ふたり分の収入があるのに、なぜかお金がたまらない。どんなことが原因なのでしょうか。

(1)毎月収入と支出が把握できていない

夫婦合わせて毎月いくらくらいの収入があり、いくらくらいの出費があるのか。これが把握できていない人は、うまく貯金ができません。ふたり分の収入があるために、ある程度自由にお金を使うことができて、お金がなくなることへの危機感も薄いからです。

(2)貯蓄の目標がない

お金を貯めておいたほうがいいのはなんとなくわかるけど、どのくらい貯めればいいのかわからない。そんなふうに、貯蓄の目的や目標が曖昧な夫婦は、共働きで収入が安定していても、なかなかお金が貯まりません。

(3)先取り貯金をしていない

貯蓄ができない人の特徴として、毎月余ったぶんを貯蓄に回すという考え方があります。いくらかずつは貯められることができるものの、冠婚葬祭やケガ・病気、旅行など大きな出費があった月は貯金に回すことができず、計画的にお金がたまりません。

毎月先に一定額を貯蓄に回し、残りのお金で生活をする先取り貯金は、貯蓄の重要なポイントです。

4:口座は?共働き夫婦の貯金管理方法3つ

共働き夫婦がしっかりと貯金をしていくためには、どのようなことがポイントなのでしょうか。

(1)互いの生活費は共有口座で管理

夫婦共働きの場合、お互いの収入から一定額を生活費として当てている場合も多いでしょう。

給料日に現金を引き出している人たちは、生活費専用の口座を作り、支出を確認しながらやりくりしましょう。月末や月初など入金するタイミングを決め、夫婦同時に生活費を口座に入金すれば、毎月いくらの収入があり、どのくらいの額が残るのか(もしくは赤字なのか)が把握できます。

(2)先取り貯金をする

先ほども触れましたが、毎月一定額を先に貯蓄に当て、残りのお金で1か月やりくりするという先取り貯金という方法は、貯金が苦手な人でもチャレンジしやすい方法です。

銀行口座の「自動定額預金」や「自動積み立て」などのサービスを利用すれば、メイン口座から自動的にお金を移動してくれるので、貯金をし忘れるなどの心配もありません。

(3)無理のない貯金額から始める

「毎月10万が理想」「共働きなら15万」などという情報はあくまでも一般論。世間の相場を知っておくのは大切ですが、夫婦の生活スタイルや収入、お金の使い方、将来のビジョンによって最適な額は異なります。

毎月いくらなら無理せず確実に貯められるのか、自分たちに合った適切な価格を決めましょう。まずは3万円くらいからスタートし、半年ほど問題なく貯められたら、4万円、5万円と貯金額をアップしても。仕事や家庭の状況により貯金が苦しくなった場合は減額してもOKです。

貯金することをやめないようにだけ気をつければ、確実にお金を溜めることができます。

5:貯金って意外と簡単!

貯金を難しく考えている人は多いもの。夫の小遣いを減らさないと貯金ができない、節約しないとお金が貯められない、と思っている人もいますが、意識を変えるだけで、簡単に確実にお金を貯めることができますよ。

【参考】

平成26年全国消費実態調査 全国 貯蓄・負債に関する結果 二人以上の世帯