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スローセックスってやっぱ最高!カップルに聞くスローセックス体験談7選

月島もんもん

月島もんもんM.Tsukishima

目次

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1:スローセックスとは?

スローセックスというものがそもそもよく分からないという人もいることでしょう。まずはその説明から。『初めてのオーガズム: 26人のハツイキ告白』の著者であり、男女の性事情に精通している、恋愛コラムニストの箱崎キョウコさんにお話をうかがいました。

箱崎:スローセックスというのは、快楽を目的とした男性本位のセックスではなく、ゆっくりと時間をかけて、男女がお互いをいたわりながらセックスそのもの楽しむ行為のことです。アダム徳永さんの著書がベストセラーになって広まりましたね。

 

2:パートナーとスローセックスを楽しむ方法10個

それでは実際にスローセックスを楽しむ方法をご紹介します。引き続き箱崎キョウコさんに教えてもらいましょう。

(1)ベッドをキレイに整える

箱崎:まずはベッドをキレイに整えましょう。スローセックスは精神的な満足感を重視するようなセックスです。ですので、清潔さというのは大切。しわくちゃなベッドであったり、シーツにしみがついていて汚いといった場合は、ホテルなどの清潔な場所を選ぶといいかもしれません。まずはセックスをする場所の雰囲気づくりからです。

アロマを焚いたり、音楽を流してリラックスできる雰囲気をつくることも大切。勉強やお仕事のときに使っているアロマオイルやお香などとは別の匂いがいいでしょう。また、音楽はスローテンポのものがおすすめ。また大好きな曲は避けたほうがいいかも。リラックスするどころか、神経が高ぶって逆に興奮してしまうことがあります。

(2)時間の確保

箱崎:スローセックスに大切なことは、時間をかけること。なので、予定が詰まっていないことが大切です。明日の朝が早くてすぐに寝たいと思っていたり、デート後に仕事の予定が入っていたりといった状況では、じっくりと時間をかけてセックスをすることはできませんよね。

他にも、不安なことや心配ごとがあってセックスに集中できないときもあるでしょう。大切なことはセックスに没頭できる時間の確保。心配ごとや不安ごとは、それまで解決しておくか、ひとときは忘れられるような工夫をしておくといいかもしれません。

(3)前戯を楽しむ

箱崎:次は実際のセックスを行う場合に焦点をあてていきます。まずは前戯を楽しむ気持ちが大切。前戯を本番前のスキンシップという位置づけにせず、そこをメインに楽しむこと。

まずは会話を楽しむことから初めてみてください。スマホは脇にどけて、お互いにあったできごとを言い合ってコミュニケーションをとったり、膝枕をしてゆっくりとした時間を過ごしたりとお互いにリラックスできる時間を過ごしましょう。

(4)耳元でささやくようにする

箱崎:十分にリラックスできるようになったら、今度は徐々に距離を縮めていきましょう。耳元でささやくように会話をしたり、「好き」とささやいてみたり。

これは前戯の最中でもそうですし、セックスをしているときも同じです。耳元でささやくように会話をして常に親密であることを確かめましょう。

(5)最初は優しいキスから

箱崎:徐々に雰囲気ができてきたら、今度は優しいキスをしていきましょう。いきなり激しいディープキスを行っては神経が高ぶってしまいます。最初は軽いキスから初めていくことがおすすめ。もちろん唇だけではなく、おでこや首筋といった場所にキスをしていってもいいでしょう。

見つめ合うこともいいですね。耳元でキスをする場合はキスする音を聞かせてもいいですし、息を吹きかけてくすぐってみてもいいでしょう。とにかくはじめは優しいキスから初めていきましょう。

(6)ゆっくり服を脱がす

箱崎:じゅうぶんにキスを楽しんだら、今度は服を脱がしていきます。これもゆっくりと雰囲気を崩さないように、お互いにじっくりと時間をかけて服を脱がしていきましょう。

途中で手を止めてキスするのもいいですし、1枚1枚脱がしながら指先で体を触っていくのもいいでしょう。

(7)フェザータッチの愛撫

箱崎:今度は愛撫を始めましょう。愛撫のやり方としてはフェザータッチといわれる触り方がおすすめです。触れるか触れないかギリギリのタッチのしかたで全身の肌を触っていきましょう。そうすることで刺激に敏感になり、感度が高まっていきます。

背中や腕、お腹、首筋といったように全身をフェザータッチしていくのですが、特に太ももはおすすめの場所。そこから性器の近くまでしっかりとフェザータッチで愛撫していきましょう。しかし、ここですぐに性感帯を刺激してはダメです。じっくりと時間をかけて太ももを愛撫することで性感帯への期待を高めましょう。

(8)性感帯への愛撫

箱崎:十分に感度が上がったと思ったら、今度はお互いに性感帯への愛撫に移っていきましょう。ここでも男性は我慢できずに激しく愛撫しようとすることがありますが、あくまでもソフトに刺激することが基本。強く激しい愛撫は、せっかく高めた感度を台無しにしてしまいます。

ソフトな刺激でも十分に気持ちいいことを確かめ合うように愛撫していくことが大切。相手が気持ちいいと感じる部分を探りながらゆっくりと時間をかけて刺激していきましょう。

(9)挿入はじっくりと

箱崎:十分に時間をかけたら今後は挿入です。ここも勢いよく挿入したのではダメ。じっくりと相手をいたわりながらゆっくりと挿入していきましょう。激しい腰使いではなく、ゆっくりと膣の奥をトントンとつくイメージ。“の”の字に腰を動かしてもいいでしょう。時折動きを止めてキスしたり、ハグしたり、「好き」とささやき合ってもいいですね。

とにかく時間をかけてゆっくりとお互いの精神的なつながりを味わうのがポイント。

(10)オーガズムにこだわらない

箱崎:最後に注意してほしいことは、オーガズムにこだわらないということ。気持ちが良いと、ついイキたくなったり、相手のことをイカせたくなったりすることもあると思いますが、そればかりにこだわってはいけません。

ゆっくりとスキンシップをとり、肌の感触を確かめ合いながらセックスをすればそのうち自ずとオーガズムに導かれることでしょう。スローセックスにおいては、あくまでも精神的な満足感を大切にしてください。

 

3:こんなに気持ちいい!スローセックス体験談7つ

今度はスローセックス体験したことのあるという人にその体験談を聞いてみました。

(1)セックスが好きになった

「今まではあんまりセックスが好きじゃなかったんですよね。

男性が満足できるセックスをするのが女性の役割っていうイメージがあったので、つい相手の反応ばかりを気にしちゃって、自分では楽しめていなくて……。でも、スローセックスは違いましたね。すごく楽しかったですし、生まれて初めて、セックスで満足できました」(Hさん・27歳女性)

(2)気持ちいい

「全然気持ち良さが違いますね。男性から胸を揉まれたとしても、正直、何も感じないじゃないですか。でもスローセックスを覚えてからは、肌を触られているだけでどんどん気持ち良くなっていくんですよ。

単純に肌を撫でられているだけなのにイッちゃったのは初めての経験でした。もちろん、入れてもらっているときも気持ち良さが全然違うんですよ」(Rさん・26歳女性)

(3)時間がかかる

「確かに気持ちいいし、普段よりもすっごい感度も上がって最高のセックスができるんですけど、時間がかかるので、本当にセックスに対する情熱がないとできないですよ。

男側の負担もけっこうあるので、なかなかね……。仕事で疲れていたりすると、そう簡単にはできないですね」(Tさん・30歳男性)

(4)セックスに対する価値観が変わった

「新しい彼氏がスローセックスをする人で、休日とか時間のあるときは、満足できるまでするんですけど、本当に気持ちいいですね。今までのセックスがジャンクセックスだったんだなって思います。

セックスに対する抵抗感もなくなって、相手のことをもっと好きになることができましたね。価値観が変わりました」(Nさん・27歳女性)

(5)男でも気持ち良くなれる

「男としても気持ちよさの次元が違いますね。女性を感じさせるっていうのはやっぱり男の憧れるところじゃないですか。

それができるってことでもスローセックスはやる価値がありますし、男もどんどん感度が高まってくるんですよ。正直、自分は局部以外は、乳首も全然感じないタイプだと思っていたんですが、彼女から肌を触られてしびれたのは初めてでした」(Kさん・29歳男性)

(6)もっと激しいのがいい

「私はどちらかっていうと、SMとかそういうプレイのほうが興味を引かれる性格なので、スローセックスはちょっと優しすぎるかなって思います。

もうちょっと乱暴にされたり、命令されたりするのがいいかな。優しくされたい女性が多いと思いますし、そういう人にはいいかもしれませんけど、私には合いませんでした」(Mさん・25歳女性)

(7)彼女が…

「彼女と一緒にやってみたんですけど、彼女が変わってしまって……。セックスを好きになったっていうのはいいんですけど、会うといつもセックスを求めてくるようになってしまって、ちょっと体力が持ちません。

だから、週に1回だけってことにしてるんですけど、あんまりセックスが好きになられても浮気されちゃうかなって思って怖いですね」(Gさん・27歳男性)

 

4:まとめ

今回はスローセックスについてご紹介しました。スローセックスというのは、肉体的な快楽よりも精神的な満足感を求めるセックス。そのためお互いの気持ちの交流が大切。長い時間スキンシップをとることでより、充実したセックスができるようです。

セックスがマンネリしているという人は、一度チャレンジしてみてはいかがでしょう。ただし、仕事が気にならない週末の夜などにやってみたほうがよさそうですね。

 

【取材協力】

箱崎キョウコ・・・某国立大学文学部卒業。在学中からスナック、キャバクラなどでホステスとして勤務し、卒業後もOLをしながら夜の仕事にはげむ。2011年ライターに転身。現在はスナックのチーママでもある。女性の赤裸々なインタビューを得意とし、恋愛コラムニストとして活躍中。『初めてのオーガズム: 26人のハツイキ告白』、『妄想ひとりHのススメ: 本物より気持ちいい』の著者。