ストレスで太った…ストレス太りしやすいかの診断とダイエット法

ストレスを感じるとついつい食に走ってしまう……なんて人、いませんか? ついつい暴飲暴食をしてしまったり、好きなものを好きなだけ食べて、ストレス発散を試みたり。そんな人のために、今回はストレスで太る原因や、ストレスで太りやすいタイプかの診断やダイエット法などをお届けします。
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1:ストレスで太る人と痩せる人がいるのはなぜ?

ストレスを感じると、太る人と痩せる人がいますよね。筆者自身はどちらかというと、ストレスで痩せるタイプ。嫌なことがあったりプレッシャーを感じると、食欲がなくなってしまうんです。

しかし、筆者の周りには、ストレスで太ったという人も多いです。その違いはいったい何なのでしょうか。

 

2:ストレスで太る原因5つ

ストレスで太るのには、どういった原因があるからなのでしょうか。医師の小田切ヨシカズさんにお話を伺ってみました。

(1)ストレス解消を食べることで行う

小田切:まず、物理的に食べる量が増える、ということが挙げられるでしょう。人は、消費カロリーよりも摂取カロリーのほうが高ければ、当然太ります。ストレスを感じて、それを解消するためにたくさん食べてしまう、でも消費カロリーは通常どおりとなれば太ってしまうでしょう。

(2)ストレスで運動不足になる

小田切:(1)と関連しますが、摂取カロリーを消費できる運動量がなければ、やはり太ります。仕事などでストレスを感じ、もう何もしたくないからと、休日は部屋でゴロゴロしている……という場合などがそれにあたります。

(3)ホルモンバランスの乱れ

小田切:女性の場合、ストレスによる女性ホルモンの乱れも太る要因となります。女性ホルモンのバランスが乱れると、イライラしたり、過食が進んだりということが起こります。ストレスを感じる→ホルモンバランスが乱れる→過食がすすむとなり、それに対する消費カロリーが少なければ、やはり太ります。

(4)脳の欲求

小田切:幸せホルモンとも呼ばれる、セロトニンという神経伝達物質があります。なぜ、幸せホルモンと呼ばれているかというと、幸福感を司るものだからです。

ストレスを感じると、ストレスに打ち勝とうとする働きがあるノルアドレナリンが分泌されます。これを調整する働きがあるのがセロトニンです。ノルアドレナリンが増え、セロトニンが足りなくなると、脳はセロトニンを求めます。そして、もっとも簡単にセロトニンが分泌されやすくなるのが、満腹中枢の刺激。つまり食べることなのです。

(5)睡眠不足になる

小田切:ストレスを受けると睡眠の質が下がったり、寝付きが悪くなったりすることがあると思います。イギリスのキングス・コレッジ・ロンドンで行われた研究では、睡眠不足になると、平均で1日385キロカロリーを余計に摂取することがわかりました。つまり、ストレス由来の睡眠不足からくる過食が起こってしまうというわけです。

(6)コルチゾール

小田切:他にもストレスで太る要因は、コルチゾールという物質でも説明されています。コルチゾールとは、ストレスを感じたときに脳が分泌するホルモン。これが分泌されると脳が緊張状態となり、生命を維持する機能を活性化します。すると脳の栄養源であるブドウ糖を欲します。つまり、糖質や炭水化物を求めるのです。

ご存じのように、炭水化物は必要以上摂取すれば、太りやすくなります。

(7)オハイオ州立大学の研究

小田切:オハイオ州立大学での研究もご紹介しておきます。この研究では、ストレスのある人とない人を集め、全員に脂っこいものを食べてもらうという実験をしました。ストレスが高脂肪食の代謝反応にかかわるかどうかを調べたのです。

研究の結果、ストレスを感じている人ほど脂肪を燃やしにくい体質になっており、同じ量のものを食べているにもかかわらず、脂肪がついた人が多いという結果がでたのです。

 

3:あなたはストレス太りしやすいタイプ?診断方法5つ

それでは今度、ストレス太りしやすいかどうかの診断をご紹介します。小田切さんに作ってもらいました。

(1)女性である

小田切:先ほど、ストレスによる女性ホルモンの乱れによって過食に走りやすいことはご説明しましたが、そもそも、女性ホルモンのひとつ、黄体ホルモンには、水分や脂肪を溜めるはたらきがあります。

同時に、分泌されている期間は、イライラしたり精神的に不安定な状態になりやすいのです。つまり、男性にはない黄体ホルモン期そのものが、イライラして過食になりがちで、かつ、その時期にストレスがかかると、もうひとつの女性ホルモンが分泌される卵胞ホルモン期以上にむくんだり太りやすくなるということ。

また、ストレスを食で解消する傾向も、男性より女性のほうに多いといわれています。

(2)イライラすると甘いものが食べたくなる

小田切:イライラを感じると、なぜか甘いものが食べたくなるという人もストレス太りしやすい人といえるでしょう過去にそういったことをした覚えがある場合、ストレスを感じたら甘いものを食べるといった動機付けがすでに行われている可能性があると考えられます。

(3)ストレスがあると睡眠不足になる

小田切:ストレスによって睡眠障害が引き起こされるという人もストレス太りしやすい人でしょう。睡眠不足と過食に関係があることはすでにご説明しました。ストレスによって寝付きが悪くなる、睡眠の質が落ちる、つい夜更かししてしまうといった場合はストレス太りしやすい人といえるかもしれません。

(4)朝はシャキッと起きられる

小田切:コルチゾールと過食に関する説明もすでにしました。コルチゾールは朝に分泌量が最も多くなり、分泌量が上昇した状態では、シャキッと起きられることもわかっています。

これを踏まえると、シャキッと起きられる人ほど太りやすいといえます。また、シャキッと起きられれば、朝ごはんもしっかり食べられますよね。その分、消費できなければ、やっぱり太るでしょう。

(5)過去にストレス太りしたことがある

小田切:そのほかの、わかりやすい診断として、過去にストレス太りをしたことがあるかどうかがあげられます。ストレス太りを引き起こす理由はいろいろご説明しましたが、過去にその経験がある人は、そのいずれかまたは複数の条件に当てはまっていることが考えれます。

 

4:ストレスで太ったから痩せたい!ダイエット法3つ

ではストレス太りをしてしまったら、どうすればいいのか。ダイエット方法をご紹介します。小田切さんにお話を伺いました。

(1)運動する

小田切:原因が何であれ、太るのは、摂取カロリーよりも消費カロリーが少ないためです。ダイエットを望むなら、摂取カロリーを減らすか、消費カロリーを増やすかです。また、適度な運動は精神の安定にも効果的であることも、さまざまな研究から分かっています。

(2)ストレス源を除去する

小田切:ストレス太りの根源を絶つために、ストレスそのものを排除することも必要です。部屋が汚いことがストレスなら、掃除や片づけから始めてみる。人間関係のストレスであれば、状況改善を試みたり、原因から離れてみたりという策を講じる。職場がストレスの要因なのであれば、部署異動や転職も考慮されるでしょう。

(3)規則正しい生活

小田切:不規則な生活を続けていると、ホルモンバランスや睡眠の乱れが引き起こされ、それによって過食などのストレス太りにつながります。ストレス太りが気になるのであれば、夜更かしをしない、起床時間を一定にするなど、生活にリズムをつくりましょう。

 

5:まとめ

ストレス社会といわれるなか、ストレスが太る要因になることも少なくないでしょう。しかし、太りたくないのにストレスのせいで太ってしまうというのは、自分としても悔しいところ。ストレスとうまくつきあって、太らない生活を送りたいものです。

 

【取材協力】

小田切ヨシカズ・・・湘南育ちのサーファー医師。ワークライフバランス重視。現在、横浜の内科クリニックに勤務中。

【参考】

The effects of partial sleep deprivation on energy balance: a systematic review and meta-analysis.

Daily Stressors, Past Depression, and Metabolic Responses to High-Fat Meals: A Novel Path to Obesity

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