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舌なめずりの意味は?舌なめずりする人の心理と舌なめずり皮膚炎の対処法

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:舌なめずりの意味は?

まずは「舌なめずり」について、辞書的な意味を調べてみました。

した‐なめずり〔‐なめづり〕【舌×舐めずり/舌×嘗めずり】

うまそうな飲食物を前にしたときなどに、舌を出して唇をなめ回すこと。「料理の記事を読んで思わず―する」

欲するものを熱心に待ち設けること。「―して獲物を待ち構える」

<出典:デジタル大辞泉/小学館>

つまり、自分の舌を出して、そのまま唇を舐める動作をイメージすると「舌なめずり」の動作になります。

犬や猫などの動物が、舌をペロンと出して鼻付近を舐めている動作にも近いものがありますよね。

舌なめずりというと、悪だくみしているイメージですが、待ちかねている、楽しみにしているという意味でも使われます。

 

2:舌なめずりする人の心理5つ

人前で舌なめずりする人には、特有の心理が隠されていることもあります。まずは、そんな心理から見ていきましょう。

(1)待ちきれない

何かの物事や出来事に対して「待ちきれない!」という気持ちが強くなると、無意識に舌なめずりしてしまう人もいます。

つまり、素直な気持ちが動作に出てしまっているということでしょう。ワクワクしている気持ちを隠しきれないあたりに、憎めなさを感じる人もいるでしょう。

(2)お腹が空いている

お腹が空いているときに、目の前に食べ物が出てきたシーンでも、無意識のうちに舌なめずりしてしまう人は少なくありません。

ちなみに「舌なめずり」は、小説などに出てくる比喩表現にもよく使われますが、現実にもそういった行動をしてしまう人もいるのが実態です。

(3)落ち着かない

無性に不安感を抱いていたり、なんだか落ち着かない気分になったりしているときにも、自分でも気づかないうちに、唇を舐める、つまり舌なめずりをしてしまう人が珍しくありません。

動いていないと気が済まない焦りのような感情から、つい舌が動いてしまうのもその理由でしょう。

(4)悪巧みしている

悪巧みをしているときに、無意識のうちに舌なめずりしてしまう人もいます。

良からぬことを考えている罪悪感を消すためなのか、あるいは悪いことを画策していることを知られないようにするごまかしなのか……。シメシメという気持ちが舌なめずりという仕草に表れているのかもしれません。

(5)我慢している

何かを我慢しているときに、舌が自然に動き、舌なめずりしてしまう人もいます。

特にお腹が空いているわけでもなく、何かを待っているわけではなくとも、落ち着かない心情が、舌や唇に現れてしまうのでしょう。

また、言いたいことを我慢しているときにも、口元に落ち着きがなくなり、舌なめずりの動作が出てしまう人もいます。

 

3:舌なめずりする人への男女の印象4つ

続いてはズバリ、“舌なめずりをする人”への本音を、男女4人に聞いてみました。

(1)下品

「男性でも女性でも、舌なめずりする人は下品だなって思います。そもそも舌を人前で出すあたりが、上品な動作とは到底思えません。

本人も気づかないうちにしているのかもしれないけど、見ていて気持ちのいいものではないですよね」(33歳女性/エステティシャン)

(2)おじさんくさい

「私のまわりでは、女性でこれをする人はあまり見かけませんが、男性ではたまにいますね。

なんだかおじさんくさい動作だな〜と思って見ています。あまり魅力的とは思えませんね」(35歳女性/保険)

(3)ひょうきん

「ネタでわざと舌なめずりをする、ひょうきんな男を知っています。彼以外に舌なめずりをしている姿を見た記憶がないっていうのもあると思うんですが、舌なめずりって聞くと、ひょうきんなイメージを連想してしまいます。

ネタっぽい感じでやってくれるぶんには、面白いと思います」(37歳男性/飲食)

(4)卑しい

「本人は無意識かもしれないけど、舌なめずりをしている人への印象は、正直あまり良くないですね。単刀直入に言ってしまえば、卑しい感じがして苦手です。

日ごろから、ガサツな動作をしている人にも多いのではないかなという気がします」(38歳男性/専門職)

 

4:舌なめずりで皮膚炎になったら?

舌なめずりをしすぎると、唇が荒れたり、唇の周りが黒ずんだりすることがあります。これは、刺激や乾燥などが原因の皮膚の炎症です。

まずは舌なめずりの癖を改めるよう気をつけるのがベター。

治りが遅いようであれば、医療機関を受診し、適切な処置を受けるのがベストです。その場合は皮膚科です。

 

5:「舌なめずり」への評価は…

舌なめずりが癖になっている人もいるかもしれません。

しかし世間の「舌なめずりする人」への評価は、どちらかと言えばあまり好ましくないものが多いようです。

ネタとして、あるいはふざけてやっているつもりであっても「なんだかあの人って下品だよね」なんていうネガティブな評価につながっている可能性も。もし癖になっているとしたら、意識して控えるほうが得策かもしれません。