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離婚カウンセラーについての基礎知識!資格や無料相談、教えてくれることも 

コマツ マヨ

コマツ マヨM.komatsu

目次

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1:離婚カウンセラーとはどんな仕事?

離婚カウンセラーの仕事は、離婚を決めた人に「上手な離婚の方法をアドバイスするもの」だと思っている人が多いもの。

しかし、離婚しようかどうか悩んでいる人や離婚すべきか相談にのって欲しいという人、または夫婦間に問題があって悩んでいる人など、離婚を決めていない人の相談にのるのも仕事です。またカウンセラーによって、対応できる内容は異なる場合もあります。

カウンセリングを通して、夫婦関係の改善や、場合によってはほかの専門家と連携したり、紹介することもあります。無理に離婚を進めたりすることはなく、中立な立場でその夫婦の考えや心の整理を手伝ってくれるでしょう。

 

2:離婚カウンセラーの基礎知識!資格や無料相談があるかどうかなど

(1)資格はあるの?

離婚カウンセラーは国家資格ではありません。そのため、資格がなくても離婚カウンセラーとして活動することもできます。

民間資格に「離婚カウンセラー」や「夫婦カウンセラー」があったり、NPO法人が結婚問題全般のカウンセリングを行う専門家を養成していたりとさまざまです。

(2)相談料は高いの?

気になる相談料、カウンセリング料ですが、1時間10,000円程度のカウンセラーから、2時間50,000円以上と高額なカウンセラーまで相談料はさまざまです。

また、相談内容によっても料金や相談時間が変わることもあります。筆者の主観によるものではありますが、名前の売れているカウンセラーはやっぱり高額というイメージです。

良心的なカウンセラーは、公式ホームページやパンフレットなどに料金が明記されていることが多いので参考にしてみましょう。カウンセラーに相談すべきかどうか、どんな相談ができるのかという漠然とした相談なら、無料相談を行なっているカウンセラーを利用するのもいいかもしれません。

(3)カウンセリングの方法は?

カウンセラーによって異なりますが、対面相談のほかに電話相談、メール相談を行なっているカウンセラーも多いのではないでしょうか。最近では、LINE相談やスカイプなどを使った相談やチャット相談などを取り入れているカウンセラーもいます。

(4)カウンセラーの選び方・探し方は?

自分にあったカウンセラーを探すのは簡単ではありません。日本では離婚カウンセラーや夫婦関係の専門家に一定の基準がないため、中には自己啓発セミナーのようなことを行なっているカウンセラーも。

最近何かと話題の“スピリチュアル系”や、カウンセラーを極度に崇めるよう勧めてくるようなカウンセラーもいないとは限りません。

ホームページや口コミなどを確認し、カンセリングを受ける前に問い合わせを行ってみたり、無料相談を受けるなどして、どんなタイプのカウンセラーなのかをよく見極めるといいでしょう。

(5)カウンセリング時に注意することは?

カウンセラーは中立な立場で冷静にアドバイスを行ってくれます。ですが、相談者が提供する情報によっては、正確にアドバイスすることが難しい場合も。

例えば、カウンセラーに対して、パートナーの悪口や不満だけを伝えて一方的に悪者に仕立て上げたり、自分に不利にならないよう話を盛ったり……。正しくカウンセリングを受けるためには、正しい情報を提供しましょう。

 

3:離婚を回避できる?離婚カウンセラーが教えてくれること5つ

(1)離婚に関する基本的知識

離婚は、結婚のようにすんなりいかないことが多いもの。もちろん、手続きとしては書類の提出で完了しますが、今まで夫婦共有だったあらゆるものをどう分けるかや、離婚後もトラブルや問題が生じないように細かいルールを決めておく必要があります。

カウンセラーはそうした離婚に関する基本的な知識を持っているため、離婚の流れや離婚に必要なこと、ものを知ることができます。

(2)離婚にまつわる法律

離婚カウンセラーは、離婚問題の専門家。離婚にまつわるひととおりの知識を持っているため、慰謝料のことや財産分与のこと、子どもがいる夫婦は養育費や親権についても教えてもらうことができます。

(3)離婚に関わるメリット・デメリット

初めて離婚を経験する人は、離婚することでどんなメリットがあるのか、またどんなデメリットがあるのかわかりませんよね。同じ「離婚」でも解決しなくてはいけない問題は夫婦によって違います。それぞれの夫婦の状況を把握し、それぞれのメリット・デメリットをアドバイスしてもらえます。

(4)夫婦関係の修復

たとえ夫婦であれど、こじれた男女の関係は自分たちだけで解決するのは難しいもの。離婚カウンセラーは夫婦関係の修復のアドバイスも行ってもらえるので、離婚を決断する前にできることを聞いてみたり、第三者から見たアドバイスを受けてみるのもいいかもしれません。

(5)夫婦カウンセリング

離婚カウンセラーは、夫婦一緒にカウンセリングを受けることもできます。夫婦一緒に受ける場合は、関係修復などの場合が多いでしょう。

どちらかひとりだけカウンセリングを受けても、もう一方の気持ちが別の方向へ向いていては意味がないので、夫婦一緒にカウンセイングを受けお互いの気持ちを話し合うことで離婚回避ができるかもしれません。

 

4:第三者+専門家の意見って大切!

離婚とは、その後の人生を左右する大きな問題。第三者に相談することはとても大切なことです。仲のいい友人では専門的な知識のないことに加え、親しい間柄の人から公平な意見をもらうことは難しいこともあります。

夫婦についての予備知識がないうえに、そして専門知識を持っているカウンセラーに相談することで、本当に離婚すべきかどうかや、離婚すると決めているならば何をするべきなのかが冷静に見えてくることもあるでしょう。