「言う」の謙譲語は?謙譲語・丁寧語・尊敬語をちゃんと使ってイイ女に!

自分を下げることによって、相手を敬うという敬語の一種、謙譲語。自信をもって使いこなせているという人は、意外と少ないのではないでしょうか。そこで今回は、日常生活でよく使う「言う」「来る」「食べる」「知る」「もらう」「会う」「帰る」「話す」の謙譲語・丁寧語・尊敬語をまとめました。これを読めば、最低限の言葉のマナーはマスターできるかもしれません。
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1:謙譲語の意味や使い方って知っていますか?

まずは、謙譲語の正しい意味から見ていきましょう。辞書で調べてみました。

謙譲語(けんじょうご)

敬語の一。話し手が、自分または自分の側にあると判断されるものに関して、へりくだった表現をすることにより、相対的に相手や話中の人に対して敬意を表すもの。特別の語を用いる場合(「わたくし」「うかがう」「いただく」など)、接辞を付加する場合(「てまえども」など)、補助動詞などの敬語的成分を添える場合(「お…する」など)がある。謙遜語。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

敬語のひとつである謙譲語は、自分の立場を下にすることによって相手を尊敬するという考え方をします。

敬語には、丁寧語・尊敬語・謙譲語の3種類があります。『Menjoy!』の過去記事「丁寧語、尊敬語、謙譲語の違いとは?今さら人に聞けない丁寧語の使い方」には、それぞれの意味や違いがまとめられています。

丁寧語は、語尾を「です」「ます」にして、相手に対する敬意を表すもの。敬体ともいいます。ちなみに丁寧語の反対語は常体。常体とは、文末に「だ・である」を使う文体のことです。

そして、尊敬語は相手の動作を高めて敬意を示す言葉で、謙譲語は自分の動作を下げることによって、相手を高める言葉です。

ちなみに英語だと、相手を敬うために動詞が変化することはありません。たとえ目上の人との会話でも、「言う」は「say」のままです。

その代わり、文章の前か後に「Please」をつけたり、「Will you」と言うところを「Would you」に、「Can you」と言うシーンでは「Could you」を使うなどして、丁寧な言い方に変えるのが一般的です。

 

2:知らないと困る!「来る」「食べる」「知る」「もらう」「会う」「帰る」「話す」の謙譲語・丁寧語・尊敬語

続いては、頻繁に使う動詞の謙譲語・丁寧語・尊敬語をまとめました。

(1)来るの謙譲語・丁寧語・尊敬語

・丁寧語:来ます

・尊敬語:いらっしゃる、お越しになる

・謙譲語:参る、うかがう

尊敬語「いらっしゃる」、謙譲語「参る、うかがう」は、「行く」と「来る」の両方の意味で使うことができます。間違いやすいのは、やはり謙譲語の使い方。

相手の行動に対して「いつ参られますか?」などと言う人もいますが、これは間違い。「参る」はあくまで自分の行動に対して使います。「10時に参ります」や、「今後も発展のために尽力して参ります」などと使うことで、自分を下げて相手を敬う言葉です。

(2)食べるの謙譲語・丁寧語・尊敬語

・丁寧語:食べます

・尊敬語:召し上がる

・謙譲語:いただく

彼氏に「昨日食った炒飯、マジうまだった~」というところを「昨日いただいた炒飯、大変おいしかったです」と言えば、かなり上品な印象を与えられます。いつもと違うあなたに彼氏も驚くことでしょう。

(3)知るの謙譲語・丁寧語・尊敬語

・丁寧語:知ります

・尊敬語:ご存じ、お知りになる、知られる

・謙譲語:存じる、存じ上げる、承知する

ビジネスシーンで頻繁に使われる「知る」の敬語は、定型文で覚えておくと便利です。例えば「その件については存じません」や「お名前は存じ上げております」などはよく使います。

ちなみに、「知っている」の丁寧語は「知っています」です。しかし、ちょっと冷たい印象があるので、使うシーンに合わせて「知っております」に変えるといいでしょう。

(4)もらうの謙譲語・丁寧語・尊敬語

・丁寧語:もらいます

・尊敬語:お受け取りになる、もらわれる

・謙譲語:いただく、頂戴する、(書き言葉では)たまわる、拝受する

書類やメール、電話をもらったときに頻繁に出てくる「もらう」は、「もらう」と「渡す」をセットで覚えておくと便利です。「資料を送っていただき、ありがとうございます」や「お客さまからお褒めの言葉をいただきました」など、ビジネスシーンでもよく使います。

(5)会うの謙譲語・丁寧語・尊敬語

・丁寧語:会います

・尊敬語:お会いになる、会われる

・謙譲語:お目にかかる、お会いする

ビジネスシーンや目上の人と接点をもつとき、「会う」の敬語もよく使います。こちらも例文で覚えておくと便利でしょう。

「お目にかかることができて光栄です」や「お会いできるのを楽しみにしておりました」など、会えたことを感謝するときにも用います。

(6)帰るの謙譲語・丁寧語・尊敬語

・丁寧語:帰ります

・尊敬語:お帰りになる

・謙譲語:お暇(いとま)する

「帰る」の敬語も仕事でよく使うでしょう。職場では、社内の会話か、社外の人との会話なのかによって、敬語が変わります。

相手が社内の場合、「所長はもうすぐお帰りになります」や「今日、課長はもうお帰りになりました」は正しい敬語ですが、社外の人に伝える場合は、上司にも敬称や敬語は使いません。「本日××はお暇させていただきました」「退社させていただきました」などとなります。

(7)話すの謙譲語・丁寧語・尊敬語

・丁寧語:言います、話します

・尊敬語:おっしゃる

・謙譲語:申す、申し上げる

「話す」を丁寧に言おうとして「お」と「れる・られる」をつけて「社長がお話しになられた件」などと言う人もいますが、これは敬語が重なる二重敬語となり、間違いです。この場合は、「社長がお話しされていた件」「おっしゃっていた件」でOKです。

 

3:女性がちゃんと謙譲語が使えたほうが良い理由5つ

女性が謙譲語を正しく使えるほうがいいと言われているのには、理由があります。

(1)育ちの良さや上品な印象与える

謙譲語だけに限りませんが、丁寧語や尊敬語を含めた敬語が正しく使えると、育ちの良さや上品な印象を相手に与えることができます。品のある人や知的な印象を与える人には一目置きますよね。言葉遣いだけで好印象を与えることができるでしょう。

(2)会話を円滑にする

敬語を使うことによって、立場をわきまえている人と認知されるため、円滑なコミュニケーションができるようになります。人間関係を構築していく上で、どんな立場から物事を言っているのかが明確になり、相手にプラスのイメージを与えらるでしょう。

(3)謙虚の姿勢を表せる

謙譲語を正しく使うことによって、相手や周囲の人、その場の状況に対して謙虚であることを表現することができます。奥ゆかしい印象を与えることもできるかもしれません。それだけで印象はだいぶ変わるものです。

(4)尊敬の気持ちを表現できる

敬語を使うことによって、相手への尊敬の気持ちを表現できるだけではなく、自分が目の前の状況や人間関係をどのように捉えているかも伝えられます。謙譲語は、大切に思う気持ちや尊敬の念を正しく相手に表現する手段にもなるのです。

(5)心理的距離を適切に保つ

敬語を使わないと、馴れ馴れしい印象や下品なイメージ、親しくなりたくない人とも距離が縮まってしまうこともあります。一方、敬語を使うことで、自分にとって心地良い心理的な距離を保つことができます。

 

4:敬語は繰り返し練習をしよう!

頻繁に使う敬語は、相手と状況をシミュレーションして、フレーズで覚えてしまいましょう。何度も繰り返し練習することによって、口からすんなり出てくるようになりますよ。

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