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自己顕示欲とは?自己顕示欲が強い男の特徴と自己顕示欲が強い人のインスタ
平松隆円R.Hiramatsu
1:自己顕示欲とは?英語で言うと?類語はある?
自己顕示欲とは、自己顕示したいという欲求のことです。「それくらいわかるわ!」と怒られてしまいそうですね。もう少し具体的に、「自己顕示」が一体なんなのかから、紐解いていきたいと思います。
(1)自己顕示欲の意味
辞書によれば、「自己顕示」とは以下のような意味です。
じこ‐けんじ【自己顕示】
自分の存在を必要以上に他人に目立つようにすること。「自己顕示欲」
(出典:小学館デジタル大辞泉について)
つまり、自分を大きく見せたいということです。この意味に従えば、自己顕示欲とは、自分の存在を必要以上に他人に目立つようにしたい欲求ということになります。
似たような意味の言葉(類語)に、「自己主張欲」という言葉をあげることができるかもしれません。英語だと、「self‐assertive」とか、「excessively self‐confident」などがあてはまるでしょう。
(2)自己顕示欲の心理的な背景
この自己顕示欲。さらに深く考えるためには、その心理的背景を知っておかないといけません。というのも、「単に目立ちたがり屋なんでしょ」ということではないからです。
そもそも、「自分の存在を必要以上に他人に目立つようにする」のは、ただ目立てばいいということではありません。いくら目立っても、悪いイメージではダメなわけです。そして、その根底には、他人から認められたいという気持ちが存在しています。
この他人から認められたいという気持ちを、心理学では「承認欲求」とよびます。周囲の人たちに自分が受け入れられようとする承認欲求には、他者から肯定的な評価を得ようとする「賞賛獲得欲求」と、逆に否定的な評価を避けようとする「拒否回避欲求」の側面があります。この、賞賛獲得欲求と拒否回避欲求が、自己顕示欲求には影響しているんです。
2:自己顕示欲が強い男の特徴
男性の場合、自己顕示欲が強い人には、どんな特徴があるのでしょうか。見ていきましょう。
(1)人を感心させたい
女性にもいないわけではありませんが、おそらく男性に多い自己顕示欲の強い人の特徴は、人を感心させようとするタイプです。わかりやすくいえば、雑学や蘊蓄(うんちく)をひけらかしたりするような人。
人のTwitterやFacebookなどの投稿に対して、その投稿の誤りについて揚げ足をとったり、鬼の首でもとったかのように指摘するタイプの人が、これにあてはまります。
(2)意味もなく発言したがる
人を感心させたいというところにも通じるのですが、会議や打合せで「それ、必要?」っていう発言をする男性っていますよね。結局は、発言することで目立ちたいわけですし、他人から認められたいと思っているわけです。
本当に必要な発言をしているわけではなく、周囲はウザいと感じるだけなので、本当は逆効果なんですけどね。
(3)派手好き
これはもう、わかりやすいと思います。目立つために派手なファッションをしがちな人。例えば服を選ぶときも、黒や白といったシックなものではなく、赤などを好んで着ます。色に関していえば、ファッションよりも車の色に注目するのもわかりやすいかもしれません。
ファッションは流行があるので、本来、自己顕示欲がそれほどなくても、いろいろな色やデザインのものを利用することがあるかもしれませんが、車の色で赤を選ぶなんて人は、もう自己顕示欲の塊みたいな人かもしれません。
3:自己顕示欲が強い人によくあるインスタパターン
先述したように、TwitterやFacebookなどの投稿に対して、誤りをいちいち指摘するようなタイプの人は、その誤りに気がついた自分の優位性を、善意に紛らわして知らしめているのですから、自己顕示欲が強いと見なすことができます。
そういうタイプの人は、Instagramにどんな投稿をするのでしょうか。
(1)高級なレストランや話題のカフェの写真を投稿
みんながうらやましがるような場所や食べ物を投稿する傾向が強いかもしれません。毎日のように、シャレたレストランでの食事会や、話題の食べ物の写真を投稿して、リア充アピールしている傾向があります。
(2)自分の写真が多い
よく、ペット(動物)の写真はいいねがもらいやすいなんていったりしますが、ペットの写真だとペット自体が目立っているのであって、自分ではありません。あくまで、いいねが欲しいのは自分に対して。なので、自撮り写真が多い傾向があるでしょう。
(3)ときに悪ふざけの写真も
「バイトテロ」なんていう言葉が流行りましたよね。大学生などの若者が、アルバイト先でコンプライアンスに引っかかるような行動を撮影し、SNSに投稿したアレです。
分別がある大人の男性でも、自己顕示欲が強すぎるあまり、守秘義務やコンプライアンスに引っかかるような写真を投稿することも。たいていは、裏アカで投稿するのでしょうが、それを間違って本アカで掲載してしまって、取り返しが使いという事件もたびたび目にしますよね。
4:まとめ
大なり小なり、誰だって自己顕示欲はあるものです。ですが、度が過ぎるのは、ちょっと考えものですよね。