掲載
コラーゲンの多い食べ物を人気ランキングで発表!コラーゲンの基礎知識も
月島もんもんM.Tsukishima
目次
隠す1:そもそもコラーゲンとは?アミノ酸を組成するの?
そもそもコラーゲンとは何なのでしょうか。そこを知らないことにはコラーゲンを語れないということで、辞書で調べてみました。
コラーゲン(collagen)
動物の結合組織の主成分で、骨・腱(けん)・皮膚などに多く含まれる線維状の硬たんぱく質。煮ると膠(にかわ)ができる。膠原質(こうげんしつ)。
〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉
では、たんぱく質とは何なのでしょうか。
タンパク質
(前略)アミノ酸がペプチド結合(アミノカルボニル結合)で鎖状につながった物質で,これをペプチド鎖とよぶ.(後略)
〈出典:栄養・生化学辞典/朝倉書店〉
要するにタンパク質を細分化すると、アミノ酸ということになるわけですね。つまりコラーゲンは、アミノ酸の塊といえるわけです。そして、上述の栄養・生化学辞典によれば、コラーゲンには一般のたんぱく質にはない、「ヒドロキシプロリン」という特殊なアミノ酸があり、これがビタミンCと結合して、腱を強くしたり肌のハリを保つことに作用するそうです。
つまり、ビタミンCも同時にちゃんと取らないと、お肌ぷるぷるにはならないということですね。
2:コンビニで買えるコラーゲンたっぷり食材も!30代女性がコラーゲン狙いで食べている食べ物ランキング
それでは『Menjoy!』が30代女性318人を対象に「コラーゲン摂取を目的に、積極的に食べている物はありますか?」というアンケートを実施したので、その結果をランキング形式でご紹介します。
同率9位:ウナギ・・・10票(4.5%)
国産だと特に高価でなかなか手が出ない食材であるウナギも、プルプルお肌のためであれば、頑張って食べたいものですよね。「20代から50代の日本人女性における食事由来のコラーゲン推定摂取量の特徴」によると、うなぎの蒲焼きのコラーゲン量は100gあたり5,530mgと、ふかひれ、ハモの皮に次いで、食材の中で断トツに多い食材のひとつです。
同率9位:豚モツ・・・10票(4.5%)
ウナギと同率で9位に選ばれたのは豚モツでした。モツ煮や炒め物、もつ焼きなどの食べ方があり、値段もウナギよりも高くないために、食べやすい食品といえるかもしれませんね。
7位タイ:軟骨・・・14票(6.3%)
居酒屋などで鶏軟骨の唐揚げなどを食べたことのある人は多いでしょう。揚げて食べてもおいしいですし、ニンニクと一緒に炒めても、お鍋に入れてもおいしいですよね。ちなみに、「20代から50代の日本人女性における食事由来のコラーゲン推定摂取量の特徴」によると、鳥軟骨(胸)のコラーゲン量は、100gあたり4,000mgです。
7位タイ:エビ・・・14票(6.3%)
甲殻類アレルギーを持っていて食べられない人もいるかもしれませんが、エビもまた、比較的食べる機会の多い食材ではないでしょうか。ちなみに筆者は、お寿司のネタとして食べるのが好きです。同上のリストには、100gあたり1,150mgとあります。
6位:牛すじ・・・25票(11.3%)
牛すじは固いですが、煮込んでに食べると、とろとろに崩れた肉が軟らかくてとてもおいしいですよね。こちらは、100gあたり4,980mgとあります。
5位:コラーゲン入りのヨーグルト・・・27票(12.2%)
例えば、明治の「アミノコラーゲンヨーグルト」は、吸収性に優れた低分子化フィッシュコラーゲンが1,000mg配合されています。エネルギー量は54kcalと、これまでに紹介した食材の中でも、群を抜いて低カロリー。太りたくないけどお肌はプルプルにしたい!という人にも最適なチョイスかもしれませんね。
4位:コラーゲン入りの美肌ドリンク・・・29票(13.1%)
コンビニの栄養ドリンクコーナーには、さまざまなコラーゲン入りの美肌ドリンクが売っていますね。ちなみに、資生堂の「ザ・コラーゲン リッチリッチ」は、コラーゲン1,000mgのほか、栄養成分がバランスよく配合され、11kcalです。
3位:鶏の手羽先・・・30票(13.5%)
煮物や手羽先の唐揚げとして居酒屋などで食べることの多いメニューではないでしょうか。手羽先のコラーゲン量は100gあたり1,550mgとあります。
2位:鶏皮・・・31票(14%)
鶏皮というと、焼き鳥にして食べるイメージが強い食材ではないでしょう。煮込みや唐揚げなど、煮ても揚げても食べてもおいしいんですよね。
1位:コラーゲン入りのグミ系お菓子・・・41票(18.5%)
コンビニで買えて、しかもお菓子として食べることができる手軽さが人気の理由でしょう。ちなみに、明治の「果汁グミ コラーゲンマスカット」は一袋68gで5000mgのコラーゲンが摂取できます。エネルギーは226kcalです。
3:効能や摂取量、食べ物で摂っても意味ない説など、コラーゲンについてのマメ知識3つ
今度はコラーゲンについての豆知識をご紹介します。
(1)ビタミンCと一緒に摂取
厚生労働省の『e-ヘルスネット』によると、コラーゲンを構成するアミノ酸の生成には、ビタミンCが必要とのこと。さらにビタミンAもコラーゲンの再構築に関わってくるとあるため、コラーゲンだけを摂取するのではなく、こうしたビタミンと一緒に摂取することが望ましいようです。
(2)コラーゲン不足はあまりない?
またまた厚生労働省の『e-ヘルスネット』によると、コラーゲンを含む食品はいろいろと知られていますが、食品から必要なタンパク質が摂取できていれば、コラーゲン不足になることは普通ないのだそう。ちなみに、1日のたんぱく質推奨量は、18歳~49歳までで50gです。
(3)有効性については不明?
最後にその有効性については微妙であるという情報を見つけました。これも上述した厚生労働省の『e-ヘルスネット』に書いてあります。
健康食品としてお肌の弾力や関節の痛みなどを和らげるとされているコラーゲンですが、実はその有効性についてはまだ十分な証明がなされていないのだとか。研究段階の栄養素といえるかもしれませんね。
4:まとめ
コラーゲンを摂取するとお肌の状態がいいかどうかは、実際に食べて自分で確かめてみるしかないかもしれません。
しかしこういったものは、データよりも実感が勝ったりすることもあるもの。手軽に摂れる方法でコラーゲンを摂取し続ければ、10年や20年後にいいことがあるかもしれませんよ。
【参考】