微熱って何度から?微熱が続くときに考えられる理由と正しい体温の測り方

微熱が続くと、なんか本調子じゃなかったり、だるさを感じたりしてイヤですよね。でもそもそも微熱って、平熱から何度くらい高い状態のことを言うのでしょうか。人によって微熱を感じる体温には違いがあるようです。そこで今回は、アラサー女子たちに、自身の微熱の基準を聞いてみました。また、微熱が続くときに考えられる理由もご紹介します。
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1:7度くらいの微熱と頭痛が続いてだるい…そんなときは病院へ!

「テルモ体温研究所」によると、10歳から50歳前後の健康な男女3,000人以上の体温の平均値は、脇下検温で、36.89度プラスマイナス0.34度。全体の約7割の人が36.6℃から37.2℃の間に入っているそうです。思ったより高い印象を受けますよね。

ただし感染症法では、37.5度以上を発熱と定義していますから、平熱が低めの人は、37度くらいあれば微熱があるといえますし、平熱が37度程度だったとしても、頭痛がしてだるい……となればなんらかのトラブルにより体調不良が起こっているということでしょう。

その場合、病院へ行ってしっかりと診てもらったほうがいいでしょう。大きな病気が隠れていたら大変です。

 

2:大人の微熱は何度から何度まで?アラサー女子に聞いた微熱の判断基準5つ

ところで、微熱って、みんなはいったい何度だと思っているのでしょうか。アラサー女子に微熱の基準を聞いてみました。

(1)37度台前半

「私は37度を超えると寒気がしてつらくなり始めるので、37度台前半が微熱かなって思いますかね。そういうときには、仕事終わりに友達と予定があってもキャンセルします。お風呂に入って温まってすぐ寝れば、翌日には落ち着いていることが多いですが、朝になって37.5度を越えたら会社を休みますね」(Nさん・29歳女性)

(2)平熱よりも少し高い程度

「なんか体がだるくて、手でおでこ触ったらあったかさを感じるってときは微熱があるなぁって思います。そのくらいなら、休憩時間とかに冷えピタみたいのをおでこに張って15分くらいじっとしていると少し楽になる感じです。私は36度が平熱なので、36.5度くらいまでになると、ちょっとしんどい……ってなりますね。これが微熱判断です」(Kさん・31歳女性)

(3)発熱ではないけど平熱よりも高い温度

「発熱ってなるともうそれは熱があることになると思うので、熱はないけど平熱よりも高い温度って感じですかね。例えば、私は平熱が36度前半なんですけど、37度を超えれば熱がある。36度後半なら熱ていう程でもないから微熱があるっていうイメージですね」(Iさん・32歳女性)

(4)38度未満

「私の場合、38度にならなければ微熱っていっちゃいますね。私、けっこう鈍感なんですよね。ちょっと今日体調悪いかもって思って体温を測ったら38度半ばだったとか、経験あるんです。37度台のときだと、熱があるのに気づかないことも多いので(笑)。熱はあるけどまぁ大丈夫、っていう範囲が微熱なのかなって」(Sさん・28歳女性)

(5)おでこに手を置いて熱ければ

「厳密に何度っていうのはわからないですけど、手の温度との差で、おでこのほうがあったかいと感じたら微熱ってイメージです。例えば彼氏が具合悪い……とかなったときには、おでこに手をおいてなんとなくでも手に温かさを感じたら“微熱があるんじゃない?”とか言っちゃいます」(Rさん・27歳女性)

 

3:関節痛があればインフルエンザの可能性も…微熱が続くと考えられること5つ

微熱の定義は人によってさまざまですし、特に医学的に厳密な定義があるわけではありません。そこで、ここからは便宜的に37度台を微熱、38度以上を高熱と定義します。そこで微熱がある場合に考えられる原因について、横浜の内科クリニックに勤務している医師の小田切ヨシカズ先生にお話を伺いました。

(1)生理

小田切:女性の場合、生理周期の中で体温が高くなる時期があります。具体的には、排卵日から生理がくるまでの約14日間は基礎体温が上がる傾向に。およそ0.3~0.5度程度の範囲内ですが、その上昇を微熱と感じる人も。不調であれば、安静にすごすのが得策です。

(2)薬の副作用

小田切:薬の副作用によって微熱がでることもあります。特に抗生物質などを服用している場合、その副作用によって微熱がでることが。不明な微熱が何日も続くといった場合、服用している薬を確かめてみてください。また医師の指導のもと、用法用量を守って正しくお薬を飲んでください。

(3)風邪

小田切:風邪の初期症状として、微熱が現れる人、鼻水が出たり喉に痛みを感じる人がいます。免疫力により3日~1週間程度で治りますが、「風邪は万病のもと」ともいわれますから、長引かせないためにも、早めの対策が必要です。飲みなれた市販薬があればそれを利用してもいいですし、医師の診断を受けて適切な処置をしてもらうのもいいでしょう。

(4)インフルエンザ

小田切:微熱が長引く場合、インフルエンザの場合もあります。基本的にインフルエンザは高熱を伴い、関節の痛みや頭痛を伴ったりするのですが、人やインフルエンザの種類によっては高熱に至らず、微熱が続くといったこともあります。ただの風邪だと思っていて放っておいたら悪化して、病院で検査してみたらインフルエンザだったということもよくあるケースです。

自分が気づかない間に人にうつしてしまっているかもしれない、という事態は避けたいところです。

(5)結核

小田切:2週間以上微熱が続くといった場合には、結核の可能性も。

結核は結核菌という細菌に感染することで引き起こされます。咳、痰、発熱といったように、風邪と似た症状が2週間以上続くのが特徴です。

成人の場合、ストレスや不規則な生活、糖尿病や胃潰瘍、喫煙などが結核を発症させるリスクを高めるとされています。初期症状が軽いために気づかないこともありますが、空気感染を引き起こすので、感染が拡大してしまうことも。早めの治療が望ましいでしょう。

 

4:自分の体温をちゃんと知ってる?正しい基礎体温の測り方3つ

今度は、体温の測り方についてご紹介します。引き続き医師の小田切ヨシカズさんにお話をお伺いしました。

(1)1日4回の検温で平熱を知る

小田切:自分の平熱を知るための正しい検温は、安静時に行うのが鉄則です。もっとも望ましいのは、朝、目が覚めて起き上がる前です。そして、起床時のほか、午前、午後、夜と1日4回検温し、このときの体温を時間帯ごとの平熱として覚えておくといいでしょう。

(2)運動後の検温は避ける

小田切:午前、午後、夜の検温については、食事をとった直後や入浴後、運動後は、体温が高くなっていることが考えられるため、検温のタイミングとしてはふさわしくありません。また、外出から帰ってきたときも、運動後と同様と考えられるので、30分程度は検温を控えたほうがいいでしょう。

(3)高齢者の場合

小田切:高齢者の場合、外気温に体温が左右されてしまうことがあります。例えば熱い夏場だと体温も高めになり、寒い冬では体温も低めになるというわけです。なので、1日の体温の変化のほか、季節による違いも調べておくといいでしょう。

 

5:まとめ

体温は病気かどうかを知る目安になるもの。一度自分の平熱を知るためにしっかりと体温をはかってみることをおすすめします。そこを基準にして熱があるかどうかを判断するといいかもしれません。

 

【取材協力】

小田切ヨシカズ・・・湘南育ちのサーファー医師。ワークライフバランス重視。現在、横浜の内科クリニックに勤務中。

 

【参考】

テルモ体温研究所