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操る男女に気をつけて!付き合っているとなぜか操られてしまう怖い男の特徴

青木 エイミー

青木 エイミーA.Aoki

目次

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1:「操る」の正しい意味が知りたい!読み方や類語、英語での言い方は?

「操る男女」と言われても、いまいちイメージが湧かない人もいるでしょう。まずは「操る」の意味と読み方、類語を辞書で確認しましょう。

あやつる【操る】

物を動かして使う。操作する。「櫓 (ろ) を―・る」「人形を―・る」

うまく取り扱う。巧みに使いこなす。「楽器を―・る」「三か国語を―・る」

意のままに人を動かす。特に、自分は陰にいてうまく人を利用する。「マスコミを―・る」「黒幕に―・られる」

〈出典:小学館デジタル大辞泉〉

つまりここでの「操る男女」とは、他人、特に恋人のことを、自分の思いどおりに操作しようとする人のことを指しています。

また、この意味での「操る」の類語としては、「コントロールする」「支配する」「手のひらで踊らせる」などがあります。

英語で「操る」という場合は、「oparate」も「contorol」も使いますが、人のことを操るようなネガティブな場面で使うときは、「manipulate」がぴったりくると思います。

 

2:いつの間にか操られてた…恋愛において人を操るタイプの男女の特徴5つ

恋愛をしているうちに、いつの間にか、相手の思いどおりに都合よく使われていた……という経験のある人もいるでしょう。それは相手が、人のことを操ってくるタイプだった可能性も。人を操るタイプの男女の特徴をご紹介します。

(1)落ち込んだときに優しさを見せる

操る男女は、失恋や仕事の失敗で誰かが落ち込んでいるときだけ接触してきて、親身に話を聞いたりします。

そして、「この人なしではもう自分は生きていけない」と思わせて、相手を自分の思いどおりに動かそうとするのです。

心理学では、苦痛や恐怖などを言葉にすると心が浄化され、緊張がほぐれるという「カタルシス効果」が知られています。この心理を利用し、自分のことを信頼させて絶対だと思わせようとしているのです。

(2)常識を武器に意見を押し付ける

人によって価値観はさまざまです。ましてや他人と100%合うということは、そうそうありません。

お互いの妥協点を探しながらうまく付き合っていくのが理想ですが、操るタイプの人間は、自分の意見を押し付けて、相手を思いどおりにしようとすることがあります。

例えば「普通は、付き合ったら他の異性と会わないよね」などというように、「普通は」とか「常識的に考えて」という言葉を使って、相手を戸惑わせ、自分の常識を押し付けようとしてきます。

(3)パーソナルスペースを広げる

心の距離が近づくと、相手との物理的な距離感も近づくと言われています。人を操ろうとする人は、この理論をうまく使う傾向があります。例えば「体調悪いの? 熱はない?」と額に手を添えてくるなど、相手に拒否する間を与えず、うまく相手のパーソナルスペースに入りこみ、気を許してもらうのです。

その一方で自分は、足を広げたり、腕を組んだりして、反対にパーソナルスペースを広げることて相手を拒絶する行動をとります。

そうすると、相手は「自分はこの人に拒絶されている」と不安になります。相手のパーソナルスペースに入りつつ、自分のほうには入れない。その心理を利用して、自分の都合の良い状況を作り出すのです。

(4)「あなたのためを思って」が口癖

操ってくるタイプの人には、要注意な口癖があります。それは「あなたのためを思って」「君のために」などといったもの。

これを言われると、「自分のことを考えてくれて、愛してくれているからこそアドバイスしてくれているんだ」と錯覚してしまいます。しかし実際には、自分の考えを相手に押し付ける発言だったりすることも。「あなたのために」を装いながら、自分の思いどおりにしようとしているだけというケースも多いです。

(5)暴力を振るったあとに優しくなる

DVを受けながら逃れられないという人が、その理由として「乱暴したあとに急に謝り出したり、泣き出したりして、優しくなるから」と話すケースがあります。

このケースでは、「暴力的だけど優しい一面もあるから」「乱暴を反省しているみたいだし大丈夫」という気持ちから、恋人の元を離れられなくなってしまうことが多いです。

しかし、彼らが暴力を使う理由の多くは、自分の思いどおりに力でコントロールしようとするためです。つまりアメとムチをうまく使い分けているだけなのです。

 

3:好きだから?操り糸を手繰られるように操られた恋愛エピソード5つ

大好きな彼のことを引き留めようとして、何でもしてしまう女性もいるでしょう。「好きだから」と何でもしているうちに、いつの間にか操られてしまっていることも……! 操られた経験ある女性に、当時のエピソードを聞いてみました。

(1)彼なしで生きていくのが怖かった

「一生懸命アプローチして、なんとか付き合ってもらえた彼がいました。付き合ってからも、彼は終始冷たくて、愛されている実感はなく、いつもフラれないように頑張っていました……。好きすぎて、彼なしでの生活なんて考えられない。だから、彼のすることは、なんでも許していました。

あるとき、彼が浮気をしたけれど、私が怒ったら逆切れされてフラれちゃうかも……って思って、強く言えなかったんです。そしたら、いつの間にか彼に“浮気公認”と言いふらされるくらい、おかしな状況になっていました」(Mさん・24歳女性)

(2)彼を養いながら家事もしていた

「私の収入は、割と高いほうだと思います。彼と出会うまで、仕事が趣味って言えちゃうくらい夢中だったし、会社でもそこそこの役職についています。正直、私の収入だけでも、彼と子どもひとりくらいなら養えると思います。彼も、そのことに気づいていたらしく、同棲してからしばらくしたときに、いつの間にか仕事を辞めていました。

しかも、“家事は女がするものだろ”と言われて、なぜか家のことも全部私がしていました。つまりヒモだったのですが、すごく堂々と威張っているので、そういうものなのかな……って思ってしまって。その後、私のクレジットカードで勝手に買い物するようになり、最後は、私の給料が振り込まれる口座から、給料日に全額引き出して持ち逃げされました」(Sさん・33歳女性)

(3)別れ話をされるたび「変わるから」と言っていた

「私はモテないし、彼しかいないと思っていました。だから、彼がしょっちゅう別れ話をするたび、“私が変わるから。イヤなところは直すから”と引き留めていました。それで、彼の理想通りの自分になろうと努力するけれど、素の自分じゃないから、いつも気を張って無理して、ストレスを感じていました。

周りからは“別れたほうがいい”って言われていたけれど、彼の良さも知っていたし、絶対に別れたくないと思っていました。結局、美人な彼女ができたらしく、“ブスは一生直らないでしょ“って言われて、振られてしまいましたが……」(Yさん・28歳女性)

(4)結婚するつもりで彼の仕事を手伝っていた

「彼が会社で昇進できるかどうかという重要な時期でした。昇進が決まったら結婚しようって言ってくれたんです。

私は営業職で、プレゼンの資料作成などは得意だったので、彼のための改善提案報告の資料と原稿を作って、絶対にうまくいくよう練習にも付き合いました。その結果、彼は無事昇進。しかし、その後あっさりと振られてしまいました。

どうやら、私は利用されていただけみたい……。結婚っていう言葉にすっかり踊らされていました」(Eさん・30歳女性)

(5)束縛が強かったのに自分は勝手をしていた

「以前付き合った彼は、めちゃくちゃ束縛が激しかったです。“普通、恋人がいたら男友達いらないよね”から始まり、どんどんエスカレートしていって。“恋人がいれば、他の人なんて必要ないでしょ、僕じゃ役不足なの?”といって、女友達や家族、さらにはペットへ気持ちを向けることも禁止されました。

私は彼が好きだから、それを守っていたんです。彼はそういう価値観の持ち主で、彼も同じように私だけを見ているのだと思っていました。でも、彼は普通に友達と会うし、女友達もたくさんいることが発覚して……。ショックを受けましたね。最終的には浮気されて終わりました」(Hさん・21歳女性)

 

4:まとめ

操る人は、言い換えれば「人たらし」なのかもしれません。できることなら、初めからこういった相手との恋愛は避けたいものですし、操られていると気づいた時点で、全力で逃げるべき。

相手に操られていると、周囲の言葉が耳に入らないことも多いです。ひとりやふたりではなく、誰かに相談するたびに「別れたほうがいい」と言われる場合には、冷静になって考えてみましょう。