末摘花から学ぶ恋愛テクニック!源氏物語に見るハイスペ男子を落とす方法も

日本人なら誰もが名前くらいは知っている(はず!)の古典文学作品『源氏物語』。紫式部によって書かれた、平安時代の貴族社会を舞台にした長編小説で、光源氏という高貴な身分の主人公が、栄光と没落の中、女性と恋愛しまくるというベストセラー作品です。今回はそんな源氏物語の恋愛模様から、現代でも使える恋愛テクニックを紹介していきたいと思います。
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1:源氏物語の末摘花とは?

源氏物語には多くの女性が描かれています。その中のひとりに、「末摘花(すえつむはな)」という女性がいます。

(1)末摘花ってどんな人物?

末摘花は親王であった常陸宮という貴族の娘で、たいそう大事に育てられた女性ですが、常陸宮が早くに亡くなり困窮。ひっそりと暮らしていたところ、その噂を聞いた光源氏は、悲劇の姫君というポイントに惹かれて求愛します。

何度も断られる中、ようやく会えたものの、光源氏は末摘花の外見の悪さに驚愕。

しかし、後ろ盾を失っているにも関わらず品位を落とさず気高く生きている末摘花を、光源氏は不憫に思い、援助をするようになります。

(2)末摘花の恋愛傾向

末摘花は源氏物語の中に出てくる女性の中でも、とりわけ外見の悪さを際立たせている女性です。胴が長く、鼻はゾウのようで先が赤いと評され、当時の美意識でも、正直、美しいとはいえないとされています。

光源氏も最初はなかなか姿を見せない末摘花をひと目見たいとあの手この手を使いますが、実際に見てからは「見なければよかった」と酷いことを思ったり……。

そんな末摘花の恋愛傾向は、ひと言でいえば内気。光源氏からの手紙を受け取っても、なかなか返事を出しません。そのせいで、光源氏はますます焦れてしまうのです。

 

2:末摘花のような女性に男が惹かれる理由3つ

ではなぜ美人ではなかった末摘花が、ハイスペックなモテ男、光源氏の心を惹きつけたのでしょうか?

(1)恋に奥手

末摘花は当時、恋愛の主流だった殿方との和歌のやり取りといったことはほとんどしませんでした。ただただ、琴をつまびく毎日です。また、頑固なまでに恋愛に関しては奥手中の奥手。光源氏がどんなに押しても、つれない態度をとるのです。なかなか手に入らない女性であるほど興味をもち、その女性の心を開いてみたいと思うのが、モテる男の志向なのではないでしょうか?

(2)芯が強い

末摘花と関係をもっているさなか、光源氏は権力闘争に巻き込まれて須磨へ落ちていきます。光源氏からの援助がなくなって、末摘花はさらに困窮していきます。ですが、そうなっても貴族としてのプライドを失わず、決して屋敷を手放そうとはしませんでした。

そして召使いからの悪口にさらされながらも、一途に源氏を思い続けたのです。

(3)髪がきれい

見た目の醜さを散々に言われる末摘花ですが、髪の美しさは源氏物語の中でも随一です。「髪は女の命」と言われますが、これは昔も今も変わらないのでしょう。

 

3:花散里タイプも!源氏物語に見るハイスペ男子を射止める女性タイプ5つ

源氏物語には末摘花以外にも、たくさんの女性が出てきます。その女性たちのタイプから、ハイスぺ男性を射止める魅力を探ってみましょう。

(1)控えめで忍耐強い花散里タイプ

見た目は良くなかったけれど、長い間源氏から愛され、頼りにされた「花散里(はなちるさと)」。源氏物語では、光源氏の浮気に振り回され、嫉妬に苦しみながら不幸になっていく女性も多いですが、花散里はそういう女性とは一線を画していました。

そんな花散里と一緒にいるときには、源氏は穏やかな気持ちになれたのではないでしょうか。

花散里は、今で言う忍耐力のある癒し系。浮気性の男性にとってはかけがえのない存在になるかも。

(2)追わせる空蝉タイプ

「空蝉(うつせみ)」は人妻でありながら、光源氏の中で忘れられない女としての地位を勝ち取ります。源氏物語には空蝉の外見についてはあまり良く書かれていません。それどころか、老けているとかやせ細っているなど、悪い表現ばかりが目立ちます。

ですが、奥ゆかしい雰囲気を持っていて、光源氏からのラブレターに返事もせず逃げ回ります。そして光源氏が部屋に忍び込んできたことを知ると、服を脱ぎ捨てて逃げてしまいます。

決して心を開いてくれない空蝉は、モテモテだった光源氏にとって、手に入らない追わせるタイプの女性だったのでしょう。

(3)源氏が育てた源氏好みの紫の上タイプ

「紫の上」は源氏が愛した中でも、最愛の人と語られています。幼かった紫の上にひと目ぼれした源氏は、自分が引き取り、自分好みの女性へと育てていくのです。

他の男性や恋愛をまだ知らない時期から、源氏によって女性としてあるべき姿や、教養、考え方などを教え込まれ、素直にそれを身につけていった紫の上。

現代でも年下の無垢な女性を手塩にかけて自分好みにしたいという征服欲をもった男性は多いですが、紫の上はまさにこの征服欲を満たしてくれた女性だったのです。

(4)健気で一途な末摘花タイプ

「末摘花」は、見た目では源氏物語の中に出てくる女性の中で最低クラスと言っても良いでしょう。ですが、源氏のことを一途に思い、屋敷がボロボロになっても待ち続ける姿が、光源氏の心をとらえて離さなかったようです。

美人は3日で飽きると言われますが、やはり最後に男性の心に残るのは外見の美しさより、内面が美しい女性。そんなふうに思えるのは、末摘花のような女性がいるからでしょう。

(5)自分の道は自分で朧月夜タイプ

華やかで、美しい「朧月夜(おぼろづきよ)」。彼女は光源氏の義兄のお嫁さん候補でした。そんな禁断の恋だからこそ、燃え上がるものもあったのでしょう。

ある夜、強引に光源氏と一夜を共にさせられますが、その一晩で光源氏を虜にしてしまいます。和歌の才能もあり、機転も利く朧月夜は、恋の駆け引きも一級品。

結局はふたりの恋がバレて、お互いに苦境に立たされるのですが、朧月夜は最後まで自分の道を貫き通す強い意志を持った女性として描かれています。

 

4:誰にでもチャンスはある!?

光源氏は美男子で家柄も高く、今でいうかなりのハイスペック男子です。ですが、源氏物語の中で光源氏が愛した女性たちの中には、とりわけ美人でもなく、家柄もさほど高くない人も多くいるのです。

これは、見た目やスペックに自信がなくても、やり方次第で男性を落とすことは可能といういい例ではないでしょうか。

自分とは格が違い過ぎるからと、好きになった男性を諦めるのはもったいないかもしれませんよ!