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彼女の事が好きすぎる彼氏ってどう?特徴や心理と危険なタイプの見分け方

松田優

松田優Y.Matsuda

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目次

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1:彼女の事が好きすぎる彼氏がいると幸せ?

自分の彼氏が「彼女の事が好きすぎる男」だった場合、彼女にとって、本当に幸せなことなのでしょうか。人それぞれ考え方や価値観があるので、違った見方をする人もいるかもしれません。

そこで『MENJOY』では、20代~30代の未婚女性139人を対象に、「彼女のことが好きすぎる彼氏について、どう思いますか?」というアンケート調査を実施しました。

結果は以下のとおりです。

嬉しい・・・105人(75.5%)

当然のこと・・・12人(8.6%)

嫌だ・・・22人(15.8%)

なんと8割超の人が、「嬉しい」または「当然」という意見でした。「特別に好きだから付き合っているのだろう」という見方ですね。2割弱の否定的な意見は、束縛感や自立的な人生への影響を懸念しているのかもしれませんね。

2:彼女の事が好きすぎる彼氏の特徴と心理5つ

おおむね好意的に受け取られている、「彼女の事が好きすぎる彼氏」。そんな彼氏の特徴と心理を、5つ挙げてみました。

(1)彼女が好みのタイプそのもの

目の前の相手が、自分の好みの女性のタイプにぴたっと合致したときに、「好き」が振り切れて「好きすぎる」になるという意見も。

人を好きになるとき、「なんとなく」という人もいれば、明確に「こういうタイプがいい」というものがある人もいるでしょう。ぴったりとハマるのが難しいぶん、しっくりきたときの魅力は何倍にもなるのでしょうね。

「妻とケンカをしても顔がタイプすぎて許してしまう」というのは、タレントの藤井隆さんの話。内面も外見も好みにぴったりだと、お互いにメリットがありそうです。

(2)初めての彼女

人生で初めての彼女、さらに自分から好意を持って告白した相手となれば、それはかわいいでしょうし、度を超えた「好き」という感情をもっても不思議はないでしょう。

何事も経験して慣れていくことで、緊張や不安なくこなせるようになるもの。恋愛においても同じで、ドキドキやワクワクの大きさが、好きの大きさと比例しているといえます。また、どう接していいかわからないために、気持ちを伝えるコミュニケーションが過剰になるのもこのタイプの特徴です。

(3)比較的依存心が強い

依存心が強い彼氏は、得てして彼女のことが好きすぎる傾向にあります。例えば、話題に興味がなくとも、他愛ないおしゃべりによく付き合ってくれたりします。

依存心が強い彼氏は、初めは共感性が非常に高く感じられますが、この場合の「好きすぎる」は、愛情と錯覚した依存というパターンもあるので、注意が必要でしょう。とはいえ、いつも一緒に行動したがったり、たくさん連絡を取りたがったりするので、相性がよければ楽しく過ごせます。記念日を忘れられることもないでしょう。

(4)モテる女性が好き

モテる女性を好きになり、交際することになった場合。引く手数多の中から、自分を選んで付き合ってくれた彼女をより好きになり、それがどんどん膨れ上がっていくというケースが多く見られます。

また、人はお金以外にもコストをかけた分だけ好きになる、手放したくなくなるもの。苦労して付き合えた相手に対する好きの度合いが高くなるのも頷けますね。

さらに、モテる女性というのは輝いて見えますよね。その魅力は意識して封じられるものではないため、ずっとトキメキを持ち続けているのかもしれません。

(5)ひとりの女性を大切にしたい

もちろん、ひとりの女性を大切にしたいという、純粋に一途な気質の男性もいます。この場合は、大切にしたい気持ちが高じて、彼女のことが好きすぎるという状態になっているもの。

かつては複数の相手と曖昧な関係を保っていた人が運命の人に出会ったと感じた時にも起こり得る気持ちです。熱量が高いため、程よい距離感でお付き合いしたいタイプです。相手を大切にしたい気持ちで愛してくれる彼氏なら、いつも自分らしくいられそうですね。

3:彼女の事が好きすぎる彼氏がする言動4つ

彼女の事が好きすぎる彼氏には、どんな言動がみられるのでしょうか。特徴的なものを、4つ挙げてみました。

(1)LINEの連絡が多い

「好きすぎる」彼女とは、いつ何時でも繋がっていたい。そんな彼氏は、些細なことでも共有したい、彼女が好きなイベントがあるから教えてあげよう、こんなことがあったけど彼女は大丈夫だろうか、などなど、日々の中で起こる、おおよそすべてのことを、共有せんとばかりな連絡をしてくれます。

一般的には女性のほうがLINEの頻度が高く、連絡マメでない男性が対応に困っているという図式が多いもの。ですが、彼氏が彼女を好きすぎる場合には、逆転の現象が起きていることもあるようです。

(2)男友達の話に嫉妬する

彼女にとっては「ただの男友達」でも、彼氏にとってはライバルとなり得るため、男友達の話をすると、強く嫉妬する傾向も。幼馴染で性別なんて意識したこともない、とか、ただのサークル仲間のひとりだと、どんなに説明しても「でも男じゃん」というところに帰結してしまい、嫉妬の嵐を起こしては飲み込まれてしまいます。

嫉妬してくれることに愛らしさやいじらしさを感じられるときはいいですが、仕事で疲れて余裕がないときなどは、男友達の話は避けたほうがベターです。

(3)彼女の友達と会いたがる

「彼女のコミュニティで自分の存在を認識していてほしい」という心理から、形は問わず、彼女の友達に会いたがる傾向があります。

一緒に食事をするでも、飲み会に呼ばれるでも、バーベキューに同伴でもよく、形式にこだわりはありません。彼女のコミュニティに自分の存在を知らせることで、いわゆる「虫よけ」のような効果を期待していることも。

彼女の友達を知ることで安心感も得られるし、今後長く付き合っていくと考え、お互いの交友関係をオープンにしておきたいという考えが一般的でしょう。

(4)親に会わせたがる

彼女が好きすぎて、すでに結婚を考えている場合は、親公認の仲になっておきたいと考えるケースも。長く付き合っていくことを考えて、挨拶のタイミングは早いほうがいいという考え方でしょう。

まだそこまでは考えていないけど、という人はちょっと困惑するかもしれませんが、彼がどんな人かを見極めるにはいい機会です。家族との関係性や育った環境を知ることで、彼との将来を検討する材料にもなります。結婚を視野に入れて付き合いたい人には大きなメリットといえるでしょう。

4:彼女の事が好きすぎる彼氏への接し方4つ

では彼女を好きすぎる彼氏と、どんなふうに関わっていけばいいでしょう。意識したい接し方を、4つご紹介します。

(1)誠実でいる

とにかく彼に対して誠実でいること。性別を問わず、人間関係を築くうえで何よりも大切なことが、誠実でいることです。彼にとって誠実であることで、彼の気持ちを尊重することができます。

他人に不誠実であることは、少なからず良心が咎めますよね。そんな状態で彼と接していても、愛情を感じるどころか、束縛や鬱陶しさを感じてしまうかもしれません。

せっかく好きになれた相手なのだから、お互いに誠実で良い関係を築いていきたいものです。

(2)元彼や男友達の話はしない

「誠実」と「明け透け」は、似て非なるもの。彼に誠実でありたい、だから包み隠さずなんでも話す、という態度は大体の場合、大きな波紋を呼びます。

大好きな彼女の男性遍歴を知って、もっと相応しい彼氏になろうと考えるだろうというのは話したい側の期待であり、大抵の場合はどうにもできない嫉妬心に苛まれるケースのほうが多いはず。

男友達=今後発展の可能性がある人と考えるケースもあるので、こちらの話も避けるのが無難でしょう。

(3)彼を愛している気持ちは言葉にして伝える

彼を大切に思っていることは言葉にしなければ伝わりません。一般的に、女性のほうが感情の機微に敏感であるといわれているように、男性は気持ちを汲み取る、察するということを苦手としている傾向があります。

そのため、好きな気持ちがどんなに態度に表れていても、言葉で聞けないと不安になってしまうのだそう。

古くから、言葉には言霊が宿ると言われているように、言葉にしたことはその思いを持ち伝わっていきます。大切にしたい彼には、愛情は言葉で伝えてあげましょう。

(4)嫌われるのを怖がらず嫌なことははっきり伝える

好きな人に意見をすることで嫌われるのではないかという不安を抱く人も多いですが、イヤなことをイヤだと言ったことで嫌うような相手であれば、それは「好き」ではなく「依存・支配」です。

お互いを尊重し合える関係が「好き」であり愛情の深さだと考えると、嫌なことをやめてほしいという主張を受け入れられない彼が好きなのは、彼女自身ではなく「自分の好みを受け入れてくれる誰か」です。本当に彼女の事が好きすぎる彼氏は、きちんと彼女の心を受け止めてくれるものです。

5:彼女の事が好きすぎる男性との結婚はうまくいく?

彼女の事が好きすぎる彼氏を夫とするときは、お互いの生活をきちんと尊重し、協力して生活を営んでいける相性であれば、その延長線上でうまくいくでしょう。

しかし、生活を共にすると、物理的にも距離がグッと縮まります。付き合っているときは一身に受ける愛情が嬉しくても、距離感が変わると、彼氏の大きい思いが重荷になってしまうかもしれません。お互いを尊重し大切にできればこそ、一緒にいる意味もあるといえます。お互いに心地よい距離を見極めて、慎重に考えたいところです。

6:彼女の事が好きすぎるあまり危険な男性の見分け方4

彼女の事が好きすぎるだけなら、喜ばしいことです。しかしこんな傾向がある男性は、ちょっと危ないかもしれません。わかりやすい見分け方を、4つご紹介します。

(1)友達がいない

充実した人間関係を築いており、友達付き合いがある人であれば、好きすぎる=愛情が大きい」と捉えて問題ないでしょう。しかし、友達が極端に少なかったり、友達付き合いが見えない場合は要注意。その「好きすぎる」は、依存心である可能性も。

一概には言い切れませんが、健全な人間関係を築くのが苦手なタイプであることも。また、独占欲や嫉妬心が強く、束縛されるようなことがあるかもしれません。特に、人間関係を制限されるようなことがあれば、幕を引くことを考えてもいいでしょう。

(2)彼女の予定を細かく知りたがる

彼女の事が好きすぎるあまり、予定を詳細に知りたがる彼氏にも注意したほうがいいでしょう。「心配してくれるなんて」「不安なのかな」と好意的に捉えられるうちはいいですが、エスカレートすると細かさが度を超えていきます。

いつ、誰と、何時から、どこで、何時に帰るの、そこに男はいるの、などを聞き出し、行動を制限し始めたら、モラハラの始まりです。心配だからなど、もっともらしい理由をつけますが、それは彼の自信のなさや独占欲からくるものです。

(3)LINEの返信が遅れただけでキレる

マメに連絡を取るタイプ同士でも、タイミングによってはすぐに返信できないこともあるでしょう。お互いの生活があることをきちんと理解し合えていれば、「そんな時もあるよね」で済む話です。しかし、自分のタイミングで返信が来なかったり、返信が遅れたことを怒る彼氏が好きなのは、本当に彼女でしょうか。

好きというのは相手を尊重する気持ちも含まれると考えると、このタイプは、相手を自分の思いどおりに操りたいだけといえるでしょう。キレやすさは暴力に繋がる恐れもあるので、距離を置くことを考えるのがベターです。

(4)彼女がひとりで外出するのをイヤがる

ひとりで外出するのを嫌う彼氏も要注意。予定を詳しく知りたがる彼氏同様、彼女のすべてを把握していたいという、独占欲の現れで、エスカレートすると、完全に自由を奪われてしまう可能性もあります。

学生時代の友人と遊びに行く、共通の趣味ではないからひとりで楽しみに出るなど、それらにいい顔をしないだけならまだかわいもの。同僚とランチに行き、そこに男性の同僚がいただけで浮気を疑われるなんてことも。

自他の境界をきちんと持てないようなら、これも距離を置いたほうがいいケースです。

7:まとめ

彼氏に愛されるのは嬉しいもの。ですが、愛されすぎたゆえに人間関係が彼氏だけになってしまうのは避けたいですよね。好意を寄せてくれる彼が安心して一緒にいられる相手かどうか、この記事を参考に見極めてみてください。