てごめにするってどういう意味?男がてごめにしたいと思う瞬間と昔の性事情

「てごめ」という言葉を知っていますか? 動作を表す名詞で、「てごめにする」などと使います。現代ではほとんど使われなくなっているので、知っている人の多くも「時代劇で聞いたことがある」という程度かもしれません。そこで今回は、この「てごめ」という言葉をテーマに、その意味や現代における「てごめにしたい」というシチュエーションなどをお送りします。
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1:てごめにするってどういう意味?篭絡との違い

辞書で「てごめ」の意味を調べてみましょう。

て‐ごめ【手込め/手▽籠め】

1 手荒い仕打ちをすること。力ずくで自由を奪い、危害を加えたり物を略奪したりすること。
2 暴力で女性を犯すこと。

〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉

なんとも酷い意味ですね。まさに性犯罪で、あってはならないこと。

ちなみに「相手にこちらの言うことを聞かせる」といったようなシチュエーションで使われる「篭絡(ろうらく)」という言葉があります。てごめと籠絡との違いとは何なのでしょうか。

ろうらく【籠絡・篭絡】

うまくまるめこんで自分の思う通りにあやつること。

〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉

こちらは、自分の会話技術や性的魅力などによって相手を思い通りに操るといった意味のようですね。力づくなのか、頭を使うのかというところが違うといえます。てごめは肉体的DV、篭絡は精神的DVっていう感じでしょうか。

どちらにせよ、女性としてはたまったものではありません。

 

2:男たちが「てごめにしたい!」と思ってしまった瞬間5つ

「てごめ」という言葉の本来の意味は酷いものですが、その意味を知らず、「ヤリたい!」という野獣な気持ちを、「てごめ」と古めかしい言葉を用いることで、冗談ぽく表現している男性もいます。

今回は、決して無理強いではなく、そういう意図として使われる「てごめ」と定義して、そう思ったシチュエーションをご紹介していきます。

(1)「驚くほどセクシーだった」

「友人宅で飲んでたんですけど、一緒にいた女性がものすごくセクシーで、魅力的だったんですよね。酔っ払っうとスキンシップが多くなってきて、もう我慢の限界でした。あのときは“てごめにしたい~”って思いましたよ。でも、それやったら犯まっちゃいますからね。“ごめん、帰る!”って必死に自分を抑えましたね」(Kさん・27歳男性)

(2)別れ話をされたとき

「元カノから別れ話を切り出されたときに、そんな気持ちにはなりましたね。別れたくなかったんですよ。だから、無理やりにでもエッチして、こっちにもう一度振り向いて欲しいって思っちゃったんです。自分でも最低だと思います。でも、思っただけです。もちろん、何もしてませんよ」(Uさん・29歳男性)

(3)お酒を飲まされた

「仲の良くさせてもらっていたグループで誕生日パーティーを開いてくれたんですよ。1組のカップルと俺と知り合いの女性っていう4人ですね。主役ってことでめちゃくちゃ飲まされましてね。終電なくしたんですけど、カップルは先に帰っちゃったんで、女性の家に泊めてもらったんです。そのときは酔いもあって、性欲が爆発しそうでしたね」(Nさん・26歳男性)

(4)寝取られ願望のある友人

「友人夫婦の家に遊びに行ったときのことなんですけど、寝取られ願望があるらしくて、奥さんのことを“好きにしていいよ”とか言って、ふたりきりにしてきたんですよ。奥さんもそのつもりだったのか、妙に薄着で距離を詰めてくるし。きれいな人だったんでヤバかったんですけど、絶対にどこかでカメラがまわってると思って、逃げるように帰ってきました。

てごめって、時代劇の中で、着物の美人が実は忍者で、正体を見破ったときに悪役が発する言葉っていうイメージじゃないですか。帰りのタクシーの中で、それって悪役じゃんって思って……。悪い顔して、友人の妻を帯をくるくるさせて襲う俺みたいな……」(Wさん・32歳男性)

(5)本人の提案で…

「多分、ドMの人だったんだと思うんですけど、ある女性と飲んでいる時に“無理矢理されたい”って言われことがあります。でも、そのセリフを聞いた時点でもう合意がとれているから“無理矢理”じゃないですよね。もちろん、いただきました。魅力的な女性だったのでこちらもワンナイトを期待していましたし、相手もそれを望んでいたということで、これは、いいですよね? ね?」(Gさん・28歳男性)

 

3:「てごめ」だけじゃない!昔の男女事情における恐ろしい習慣

「てごめ」という言葉があるということは、過去の日本における性事情がうかがえますよね。この際、かつて日本にあった男女の情事における風習を見てみましょ。

(1)夜這い

日本に「夜這い」という風習があったというのを知っている人は多いでしょう。そういった描写は司馬遼太郎の「竜馬がゆく」にも描かれています。

よばい〔よばひ〕【夜×這い/▽婚い】

1 夜、恋人のもとへ忍んで通うこと。特に、男が女の寝所に忍び入って情を通じること。
2 結婚を求めて言い寄ること。求婚すること。

〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉

こういった行為が昔は行われていたようです。

夜這いは一般に農山漁村の風習と考えられているが、大都市の江戸でも珍しいことではなかった。

〈引用元:『お盛んすぎる 江戸の男と女』永井義男著 朝日新聞出版〉

(2)のぞき

江戸時代にまで遡ると、他人の性行為を覗いたり、覗かれたりするという行為はそれほど珍しいものではなかったようです。

(前略)性行為を聞きつけられ、のぞかれるのは当時の住環境からすればごく日常的な情景だった。

〈引用元:『お盛んすぎる 江戸の男と女』永井義男著 朝日新聞出版〉

江戸時代の木造家屋というのはふすまで仕切られただけの簡単なもので、鍵もなかったようです。しかも、武家や商人となると、奉公人が住み込みで働いていたため、複数の若い男女がひとつ屋根の下で暮らしていました。夜這いが行われる環境が整っており、またそれをのぞける環境も整っていたというわけです。

(3)盆踊りは現代の婚活パーティ

夏祭りや盆踊りには、無病息災、豊作祈願など意味がありますが、それと同時に未婚の男女が連れ立って出歩くことが許されるという、貴重な期間でもありました。そして、その流れでのセックス込みで男女が相手を吟味し、それでマッチングすると、その後のステップへ進むわけです。

(4)女子の初体験相手は村の長

民俗学を紐解くと、村の男どもから女性の性を守るためという名目から、初潮を迎えた女子の初体験相手は、村の長と決められていた村もあったようです。

また、長ではなく、その年の村の功労者や、村いちばんの力持ちがその役を果たすという村も。とにもかくにも、女子本人に選択権はなかったという時代は長く続いたのです。

(5)乱婚

突然ですが、「乱婚」という言葉をご存じでしょうか。

らん‐こん【乱婚】

婚姻制度の原初的形態として、社会進化論者によって想定された仮説。禁忌のない自由な性生活が行われたとして唱えられたもの。

〈出典:デジタル大辞泉/小学館〉

ちゃんとした結婚制度ができる前、人々は特定の相手を定めずに性行為を行っていたのではという仮説も存在します。これが、乱婚と定義されているようです。

 

4:まとめ

てごめの意味や、日本の風習についてご紹介しました。現在、本来の意味で言う「てごめ」は完全な性犯罪です。また、本来の意味を知っている人もいるので、しゃれにならないケースも。気安く使うのは避けるべきでしょう。