待てば海路の日和ありの意味や似たことわざ!本当に待てば海路の日和ありなの?

長い人生において、逆風に耐えなければならない場面に何度も遭遇するときがあるでしょう。そうしたとき、慌てることは禁物……。そんな意味で使われる「待てば海路の日和あり」ということわざ。そこで今回は、言葉の意味や似たことわざなど、そのココロをおさらいしてみましょう。「待てば海路の日和あり」を実感したエピソードも、合わせてご紹介します。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1:待てば海路の日和ありの意味は?

まずは、正しい言葉の意味を、デジタル大辞泉で意味を調べてみると……

待てば海路の日和あり

待っていれば、海の静かないい日和がやってくる。「待てば甘露の日和あり」の言い方を変えたもので、意味は同じ。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

航行中、嵐に遭遇しても、これは未来永劫続くものではありません。嵐はやがて過ぎ去ります。そして、海は静かになり、航海しやすくなります。

それと同様に、人間、良いときもあれば、悪いときもあるので、つらいときはじっと耐えて、運が向くのを待ちましょうと、昔の知恵者が訴えかけているのかもしれません。

 

2:待てば海路の日和ありの由来と似た意味のことわざ

(1)「甘露」が「海路」に変わった?

もともとは、デジタル大辞泉にあるように「待てば甘露の日和あり」がオリジナルです。この「甘露」とは、恵みの雨のこと。航海中の嵐と同じように、日照り続きの天気もずっと続くわけではないという意味です。

(2)「果報は寝て待て」と似ているけれど…

似たような意味のことわざとして、もっとも良く使われるのは「果報は寝て待て」でしょう。ただし、「果報」とは「因果応報」に由来し、「善い行いをすれば良い結果が訪れる」ことを意味します。つまり、「待てば海路の日和あり」や「待てば甘露の日和あり」よりも、普段からの努力が必要というニュアンスが込められていると言えます。

このほか、「石の上にも三年」も、似たような意味で使われています。

(3)反対の意味のことわざは?

反対に、「待たずにすぐに行動したほうが良い」という意味のことわざとしては、「思い立ったが吉日」や「鉄は熱いうちに打て」、「時は人を待たず」などが、挙げられます。

 

3:待てば海路の日和ありが使えるシーンやシチュエーション 

「待てば海路の日和あり」は、つらい思いをして悩んでいる友だちを励ますのに、ちょうどいいことわざと言えるでしょう。いろいろな場面で使うことができますので、具体的なケースを見てみましょう。

(1)恋愛や結婚で…

彼からプロポーズされて、好きな人と結婚できると思ったのに、相手のご両親が反対! でも、本人同士はしっかりした絆で結ばれているというケースには、「待てば海路の日和あり」がぴったり。やがて時間が経過すれば、反対しているご両親の気持ちも変わるかもしれない、と励ますことができます。

(2)仕事や職場でも

仕事や職場において、つらいシーンは多いもの。配置換えで最悪だと思う上司の下につき、地獄のような毎日に突入。でも、上司は定期的な人事異動でやがていなくなることはわかっている……。この場合も、絵に描いたような「待てば海路の日和あり」と励ませるケースでしょう。

ダメなときに焦ってしまうと、より悪い結果になることも。そんなときこそ「今はつらいけど、我慢、我慢! 待てば海路の日和だよ!」という言葉が効果を発揮するでしょう。

 

4:待てば海路の日和あり実感エピソード3

(1)就活で焦らずに絞ったら

大学4年生のAさん。周りが続々と内定を取っているなか、焦る気持ちがありました。しかし慌てずに自分が本当に行きたい会社だけに絞って頑張った結果、これまで落ち続けた会社に比べても好条件の会社から、最後の最後に内定をもらえました! まさに「待てば海路の日和あり」ですね。 

(2)マイペースな婚活で意気が合った人とゴールイン!

35歳のBさん。30歳ぐらいから婚活を始め、友人がゴールインするなかでも、「いずれいい人が現われる」とマイペースで活動を続けました。お金持ち、イケメン……と好条件の人が現われては消える日々でしたが、34歳でピッタリ意気が合う人と遭遇! 結婚が決まり、挙式の準備を進めています。「待って良かった!」と感じているそうです。

(3)頑張り続けて希望部署に

入社したときに希望する部署に配属されなかった28歳のCさん。別の会社への転職も考えましたが、今の部署で一生懸命に取り組んで結果を出したところ、希望部署に欠員が出て、念願の異動に。頑張り続けながら、待ったかいがありました。

 

5:まとめ

「待てば海路の日和あり」と言えるケースとして、就活、恋愛、結婚、仕事など、いろいろな例を見てきました。いずれのケースでも、成就させるには努力が必要だということは、言うまでもありません。

「待てば」とありながらも、ただ待っているだけではなく、備えをきちんとしておくことが大切です。そうすれば、チャンスが来たときに、より飛躍することができるでしょう。