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人生設計にはお金が大事?人生設計の立て方と使えるアプリ

水野 文也

水野 文也F.Mizuno

目次

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1:人生設計とは?英語でいうと?

長い人生を豊かに過ごすためには、人生設計が必要と盛んに言われています。では、人生設計とは何のことでしょうか。まずは辞書で調べてみましょう。

じんせい‐せっけい【人生設計】

結婚や教育、住居、老後の暮らしなどについての計画を立てること。人生計画。ライフプラン。ライフデザイン。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

 結婚、子どもの教育、住居、老後の暮らし……。いずれもお金のかかることばかり。そう、人生設計とは豊かな人生を送るために、収入と支出の計画を立てること。

ちなみに英語では、大辞泉の解説にあるとおり、「life plan」「life design」などと訳すのが一般的なようです。

 

2:人生設計を立てるメリット

(1)計画的にお金を貯めることができる

人生設計は、通常、自分の夢や目標、結婚や出産などについて表にまとめます。次に、これらに関するお金の動きを整理します。すると、いつまでに、どれくらいお金が必要になるか、一目瞭然になります。お金を計画的に貯められるようになるというわけです。

また、お金を稼ぐことを真剣に考えるようになり、キャリアアップなどのモチベーションを高めることになるかもしれません。

(2)老後に困らないようにできる

今や「人生100年」と言われる時代です。若いときには、たとえ失敗しても、やり直すことが可能でも、年を取るとそうは行きません。年金の将来も怪しくなる中、早いうちから備えておけば、年を取ってから困らないで済むようになるでしょう。

(3)無駄遣いをしなくなる

「なんとかなるさ」と思っていては、必要なお金が手元に残らず、

人生設計によって、将来、必要になるお金が常に頭の中にあれば、無駄遣いをすることはなくなるでしょう。

 

3:人生設計の基本公式とは?

人生設計は、お金の計画表と言うこともできますが、必要なお金がいくらかが漠然とはわかっていても、的確に算出することは難しいと思う人が少なくないでしょう。でも、ご安心ください! 優れものがあるのです。

その名も「人生設計の基本公式」。経済評論家の山崎元さんとファイナンシャルプランナーの岩城みずほさんが提唱している計算式で、「オフィス ベネフィット」のサイトで公開されています。現在の年収や貯金額を入力するだけで、現役時代に必要な貯蓄額や老後を暮らす資金の額がわかります。

ここで算出された額を毎月貯めれば、老後についての心配はなくなるでしょう。

 

4:人生設計図の書き方とポイント

(1)エクセルを利用してまとめる

人生設計図を作成する際には、一覧表にしましょう。エクセルを利用すると便利です。

結婚、出産、住宅の購入など、人生の節目になりそうなライフイベントの年齢を、おおまかに記していきます。

結婚している人はもちろん、配偶者を記すことを忘れてはいけません。生まれる子どもも含め、横軸に(家族の)年齢を記入し、下にライフイベントを書き込んでいきます。

(2)家族との相談を忘れずに!

ライフイベントは家族全員に関わること。独身であれば、自分の思いどおりで良いでしょうが、結婚している場合には、配偶者や子どもの意見を反映させることが重要です。

例えば、子どもの考えが「勉強嫌いなので高校出たらすぐに働きたい」と「世界で活躍したいので、大学卒業後に海外の大学院に行きたい」では、かかる教育費に格段の差が出ます。

また、親が健在の場合、今は離れて暮らしていても、いずれ介護をしなければならなくなるかもしれません。自分と配偶者の親のことも考えておきましょう。

(3)定期的に見直しを 

病気や怪我などのアクシデントで今よりも万全に働けなかったり、急にヘッドハンティングされ給与が2倍になったりなど、設計図を描いたあとに、生活環境が激変することは十分ありえます。そのため、定期的に見直すようにしましょう。

 

5:人生設計を立てるときに使えるアプリの選び方とおすすめ

人生設計の役立つアプリをいくつか紹介してみましょう。

(1)あなたの『残り』の人生設計

人生の残り時間を作成してくれる、ライフカウントダウンタイマーです。 世代によって異なる日本人の平均余命から、その人の寿命を計算。ズバリ数字で表れるので、自分があと何年生きて、それに必要なものが何なのかを考えるきっかけになるでしょう。

(2)教えて!未来ゾウ

家族情報・収入資産・イベント支出のページそれぞれに、現在の世帯年収、資産、老後について、当てはまるものを選択していくだけ! 簡単な診断テスト形式なので、手軽に利用できます。

(3)ライフプランスタディ~今日から考えるお金の戦術~

かわいい3匹の猫が先生となって教えてくれる、クイズ形式のアプリ。学生生活から老後までのライフステージを舞台に、金融・経済や生活設計・家計管理、資産運用や年金・贈与等、生活に必要なお金の知識を分かりやすく学べます。

 

6:まとめ

その日暮らしでも大丈夫なのは、若いときだけ。将来を不安のないものにするためには、やはり普段から備えておくことが重要でしょう。そのための人生設計なのです。

 

 【参考】

 人生設計の基本公式 ーOffice Beefitー