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結婚報告メールの例文が見たい!上司や恩師にメールで結婚報告するときのマナー

並木まき

並木まきM.Namiki

目次

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1:上司や恩師に結婚の報告はメールでしてもいい?

上司や恩師への結婚報告は、対面でおこなうのがベーシックであり、もっとも丁寧な対応です。しかし、遠方で簡単には会えなかったり、どうしても都合が合わないなどの事情があれば、メールで結婚報告をするのも。やむを得ないでしょう。

 

2:【例文あり】上司や恩師への結婚報告メールのメール5

では、どんな結婚報告のメールをすればいいのでしょうか。

(1)「結婚報告」ではあるが事前の報告も可

結婚後ではなく、結婚が決まった時点で報告をしたい人も少なくないですよね。

そんなときには「このたび、○月○日に結婚が決まりましたので、ご報告申し上げます」という文面で、「結婚することが決まった」という報告をすることもできます。

(2)「私事で恐縮ながら」と添える

マナーとして、必ず「私事で恐縮ながら」とひと言添えるようにしましょう。結婚報告は公に発表するのが常識だと考えられています。しかしながら、その内容はプライベートなもの。そのため、「私事で恐縮ながら、このたび結婚いたしました」などと記すのがポイントです。

(3)相手の属性や素性を説明する

結婚する相手の素性を、簡単に説明するのもマナーのひとつ。「○歳年上(または年下)の方で、仕事は××をしています」などと、簡単に相手の紹介をすると、その後の生活の想像もしやすくて、印象が良くなるでしょう。ただしどうしても言いたくないという場合には、無理に書く必要はありません。

(4)結婚式の有無を記す

結婚式の予定の有無に関して、結婚報告メールで触れるのもマナーです。

特に、上司や恩師にあたる立場の人は、結婚式では主賓として参列する可能性も高いため、列席していただくにあたっては、早い段階でスケジュールを知らせておくと親切です。

また、結婚式をしない場合にも、その旨を添えておくと、相手が気を揉む必要がなくなるので、気遣いとしては触れておいたほうがいいでしょう。

もし参列いただく場合には「今年の○月に、××(式場名など)で結婚式を挙げる予定です。お忙しいところ恐縮ですが、△△さんにはぜひ参加していただきたく、ご予定いただけると幸いです」と記しましょう。また結婚式をしない場合には、「なお、結婚式を挙げる予定は今のところありません」と書くといいでしょう。

(5)結婚後に仕事で使用する苗字についても触れておくと丁寧

結婚により、相手の苗字に戸籍上の名前が変わる人でも、仕事では旧姓を使い続けるケースも増えています。

上司や恩師は仕事の関係者であることも多く、少しでも仕事で関係がある立場にある人ならば、その旨を知らせておくのがいいでしょう。

「なお、結婚後も仕事では旧姓を使い続けてまいります」、「結婚後は、新姓である○○を名乗ります」などと書いておきましょう。

 

3:【例文あり】結婚式の招待状の事前メールのマナー5つ

続いては、結婚式の招待状の事前メールのマナーについてお届けします。

(1)結婚する旨の報告から入る

結婚式についてのメールでも、まずは「私事で恐縮ながら、このたび、△△をしている(仕事など)○○さんと結婚することになりました」と、結婚することが決まった旨の報告から伝えます。

(2)結婚式場や日取りが決まっていれば先に記す

「つきましては○月△日に、●●(地名など)にあります××(式場名)で、挙式と披露宴をおこないます」などと記し、さらに式場や日取りが決まっていれば、それも先に記しておきます。

稀に詳細を伝えずに「結婚式に来てくれますか?」などと、出欠の意思だけを先に確認し、情報を後出しする人もいます。ですが、マナーとしては先に情報を伝えるべきでしょう。

(3)どのような立場でいらしてほしいのかを伝える

スピーチはあるのか、乾杯の発声をしてほしいのか、それとも披露宴での余興をお願いしたいのか……など、ゲストによって何らかの立場をお願いしたいケースもありますよね。

そんなときは「××様にご出席いただける場合には、勝手ながらも、ぜひ●●(お願いしたい役柄)をしていただきたいと考えておりまして、ご検討いただければありがたく存じます」と、その要望もメールに記します。

(4)返事の期日を記す

「ご多忙の折、大変恐縮ですが、準備の都合上、●月△日までにお返事をいただけると、大変ありがたく思います」などと、返事がほしい期日も記しておきましょう。

こうすることで、相手も「いつまでに返事をすればいい」がわかるので、検討しやすくなります。

(5)添付ファイルが多い場合は圧縮する

招待状のPDFファイルや地図など、結婚式にまつわる添付ファイルが多い場合には、圧縮してお送りするのが丁寧です。

関係性によっては、式場や式に関するデータだけでなく、前撮りの写真などの個人的な添付ファイルを送るケースもあります。ファイルが3つ以上になるならば、容量に関係なく圧縮して添付すると、すっきりした印象のメールになるでしょう。

 

4:結婚報告メールへの返信マナー3つ

今度は、結婚報告メールをもらったときの返信に関するマナーについて紹介します。

(1)お祝いの言葉を述べる

結婚報告メールへの返信には、まずはお祝いの言葉を述べるのがマナーです。事務的に「了解です」などとそっけない文章を送れば、冷たい人の印象を与えるでしょう。

「この度はおめでとうございます」くらいは最低限必要ですし、さらに、「ご招待いただきましてありがとうございます。おふたりの晴れの門出を心よりお慶び申し上げます」くらいのひと言は、メールであっても記すべきでしょう。

(2)期日までに必ず返事をする

報告メールに結婚式の情報が書かれていた場合には、記されている期日までに必ず返事をするのは最低限のマナー。期限に遅れてしまうと、新郎新婦の挙式準備にも影響があるため、しっかりと守るようにしましょう。

(3)何らかの立場を引き受ける場合にはそれも期日前に伝える

「結婚式には行くけど、乾杯の発声については考えたい」など、お願いされた立場について、検討を重ねたい場合もありますよね。

しかし、何らかの立場を依頼された場合には、これも期日までに併せて返事をするのがマナーです。はっきりしないままにしておくと、新郎新婦の式準備に迷惑がかかると考えておくといいでしょう。

 

5:結婚報告メールも多様化している

結婚報告をメールで済ませる人も少なくなくなっている昨今は、メールの内容も多様化しています。

また、日本古来のマナーを重んじたメールだけでなく、カジュアルな報告メールをする人も珍しくありません。

しかしどんな報告をするにせよ、相手の立場に立って、丁寧な文章を心がけるのはマスト。そして今回ご紹介したような「ここだけは外せない!」という最低限のマナーは、必ず守るようにしましょう。