性行為とは?オトナになってわかった性行為にまつわる嘘と偏見

性行為、つまりセックスのことですが、子どものころに漠然とイメージしていたことと、実際のものに、かなりの差がありませんでしたか? 友達や親などとは面と向かって話す機会が少ないトピックからこそ、ネット上に広まっている嘘や偏見に惑わされるなんていうことも。そこで今回は、性行為に関する誤解や性行為の本質について紹介します。
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1:性行為の言葉の意味は?どこまでが性行為なの?

性行為と聞くと、何を想像しますか?

辞書には、

せい‐こうい【性行為】

性的な満足感を得るためのまじわり。

出典:デジタル大辞泉(小学館)

という説明が載っています。セックスだけでなく、キスやペッティング(愛撫)、オーラルセックスも、性的な満足感を得られるという視点からは、性行為の範疇といえるのかもしれません。

 

2:本当の性行為とは何?性行為にまつわる嘘と偏見5つ

特に日本では、セックスは秘めごとであり、公言するのは恥ずかしいことと考えられることが多いです。そのため、正しい知識を身につけるのが難しい案件だといえるでしょう。

一方で、インターネット上には、性的な情報があふれていて、そこから入手した性行為にまつわる嘘や偏見、都市伝説のようなことも多数聞かれます。

具体的にはどんなことが間違っているのでしょうか?

(1)濡れる=感じている

早乙女智子さんの著書『保健体育のおさらい 性教育』によると、性交には4つの反応の段階があります。

ひとつ目が「興奮期」で、エッチなものを見たり他者に触られたりすることで、男性は勃起し、女性は愛液が出て濡れる段階のことです。そして、そのあとは、

女性は経験が浅いと、高原期と呼ばれる性的興奮が続く段階までいけません。(中略)濡れただけの興奮期の段階で挿入されてしまうと、まだ膣の準備が不十分なのでちょっとした痛みで回復期に戻ってしまい、オーガズムどころではなくなります。

このことは女性なら少しは経験したことがある人もいるのではないでしょうか?

男性側がしっかりと愛撫をしてくれないと、「イク」なんていう状態にはならず、場合によってはただ痛いだけと感じてしまうこともあります。また、濡れているから性行為を受け入れているという男性の勘違いも、無知としかいいようがありません。

(2)生理中は妊娠しない

男性の中にはコンドームをつけるのが面倒くさいとか、お金がもったいないとか、つけないほうが気持ちいいとかいう人もいますよね。そういう男性に限って、「生理だからゴムつけなくても大丈夫だろ」などと言ってきます。

ですが、これも間違った知識です。

『Menjoy!』の記事「生理中のエッチ事情を男女にリサーチ!また医師に聞く生理中のエッチの注意点も」にも詳しい記載がありますが、生理中に避妊せずにセックスをしても100%妊娠しないというわけではないのです。

さらに生理中は、性感染症や子宮内膜症のリスクが高まることも併せて知っておきましょう。

(3)一人エッチは男性だけのもの

『Menjoy!』の読者の方なら、女性だって一人エッチをして気持ちよくなるのは当然のことであると理解していると思います。

ですが、世の男性たちの中には、一人エッチは男性だけのもののように勘違いをしている人も少なくありません。

そして、そう思っている男性は、一人エッチをする女性に対して“淫乱だ”などと言ってくることもあります。

(4)エッチをたくさんすると性器が黒くなる

「アソコが黒いのはヤリマンだからだ」という話を聞いたことがある人は少なくないでしょう。

ですが、これも真っ赤な嘘。前述の本によると、

思春期には小陰唇のヒダが伸び、ホルモンの影響で黒っぽく色素沈着をします。

とあります。

女性器の形や色などは、顔のつくりと同じで、それぞれにまったく違うものであり、個性なのです。

(5)出産に立ち会うと女として見られなくなる

最近では夫が妻の出産に立ち会うことも多くなりましたが、男性の中には、「出産の姿を見てから、もう女としては見られない」なんてことを言う人もいます。

もちろん男性の中には、こんなふうに感じてしまう人もいるのでしょう。しかし、筆者の周囲で出産に立ち会った男性はみんな「妻を尊敬する」とか「女性に対して敬意を持つようになった」と言います。

命がけで出産する姿を目の当たりにして、自分の母親や女性すべてに対して抱く感情が変わる人も少なくありません。

 

3:大人になってからわかった性行為の本当の意味

エッチって、想像しているだけではわからないことも多いものです。実際に性行為をしてみて初めてわかったことを男女にリサーチしてみました。

(1)子作りだけじゃない

「私はセックスに対してあまりポジティブに考えてなくて。子どもを作るために仕方なくやるものだと思ってたんです。でもいざ愛した人としてみたら、心の繋がりを感じた気がして……。“あぁ、だから人類って生き残るんだな”ってちょっと壮大なことまで感じちゃいました(笑)」(Kさん・34歳女性)

(2)思ったより大変

「兄が持っているAVとかをこっそり観て、セックスってすごい気持ちよさそうと思ってたんですけど、実際にするとなると大変。腰を振るのが疲れるっていうのもそうだけど、服を脱がせたり、ムード作ったりするところに気を遣いまくって……。初めてした日は、一日重労働したあとみたいにぐったりでした」(Wさん・33歳男性)

(3)性欲解消じゃない

「セックスってただの性欲解消じゃないんだなって。それならひとりでやっていればよくて。セックスは相手とのコミュニケーションなんだと、考えが変わりました。セックスすることによって、パートナーのちょっとした体調の変化とかにも気づけたり、セックスした後だと、お互いに素直に不満に思っていることを言い合いやすかったり。すてきなものです」(Kさん・35歳男性)

 

4:正しい知識を!

今の時代、スマホでちょっと検索すればエッチな動画やマンガが簡単に見られちゃいます。だからこそ、どれが正しくて安全な情報なのかを、きちんと判断してキャッチする必要がありますよね。

恋人や未来のパートナーを悲しませないためにも、性行為に対する正しい知識を身につけましょう!

 

【参考】

『保健体育のおさらい 性教育』早乙女智子著