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シングルマザーの恋愛、再婚は?シングルマザーのリアルな声14選

大山奏

大山奏K.Ohyama

目次

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1:シングルマザーの恋愛、再婚、仕事事情とは?

結婚して子どもをもったけれど、いろいろあって離婚してシングルマザーに。また、夫を病気や事故で亡くして……など、シングルマザーの家庭というのは、何年増加しています。

そこで今回は、実際に周囲にいないとわからない、シングルマザーたちの恋愛や再婚事情、また彼女たちの仕事について、リサーチをもとに紹介していきます。

 

2:シングルマザーの恋愛事情5つ

まずはシングルマザーの恋愛事情から。筆者の知り合いのシングルマザーのMさん(35歳)に、恋愛についてインタビューしてきました。

(1)シングルマザーは恋愛できる?

「正直、シングルマザーになったら、恋愛なんてしている暇はありませんよ。とにかく全部ひとりでやらなくちゃいけないんだから、睡眠時間すらまともに取れないのが普通です。私の友人には、離婚してから会社の人と付き合い始めたっていう人もいますけど、やっぱり再婚となると難しいみたいです」

(2)新しい恋人は欲しくない?

「もちろん欲しいですし、いい出会いがあれば積極的にアプローチしたいと思います。でも、子どもがいるってことを、しっかりわかってくれる男性でないと怖いという気持ちはありますね」

(3)恋愛観は変わった?

「結婚も離婚も経験して、少し恋愛に関しては憶病になっているところもあると思います。前の夫と結婚する前は、別れるなんてことは想像もしてなかったので。そんな相手とでも、結婚生活を続けていくのは本当に難しいんだなって感じていて。だから恋愛する相手は欲しいけど、ちょっと怖いというのが本音かも」

(4)出会いを見つけるなら?

「さっきも言ったように、私の友人はシンママになってから会社の男性と交際しています。でも、ほかのシンママ友達から聞くと、アプリとかがやっぱり多いみたい。子どもが寝ている間だけでやり取りできるし、シンママだってことをわかっている状態で出会うことが可能なので、そのあとの関係も発展しやすいから」

(5)どんな相手と出会いたい?

「理想は高くないです。1度失敗しちゃってるので(苦笑)。ただ、子どものことを可愛がってくれて、私のことも愛してくれるっていうのは大前提です」

 

3:シングルマザーの再婚事情5つ

続いては、シングルマザーの再婚事情についてです。こちらは、元シングルマザーで、今は2人目の旦那さんと結婚しているFさん(38歳)に話を聞いてみましょう。

(1)再婚を考えたのはいつ?

「私は離婚して1年は、再婚とかはまったく考えられなかったですね。子どもも小さくて、送り迎えと自分の仕事と家事で余裕がなくて。その後、実家の親にたまに子どもを預けられるようになってから、少しずつ自分の将来のこととか考えられるようになりました。そのころから、良い人がいたら再婚したいって思ったかな」

(2)出会いのきっかけは?

「友だちのシンママに誘われて行ったバーベキューパーティーでした。そこはシンママもシンパパも、未婚男女もたくさんいて。そこで出会ったバツイチの男性のことを良いなって思ったのがきっかけでした」

(3)再婚までの道のりは?

「意外と、再婚までに大変なことはなかったですね。今の夫もバツイチなので、離婚した相手のこととかは全然聞かないでくれましたし。でもお互いに離婚経験しているので、結婚するための条件みたいなことはよく話し合いました。両方の親も、“あなたたちが良いなら良いんじゃない?”って放任な感じでしたね」

(4)再婚してから大変なことは?

「交際している時期から、子どもと3人で一緒にいることは多かったので、子どももすぐに夫に懐いてくれました。ただ、夫はいきなりちょっと大きめの子どもができたわけで。癇癪を起こしたときとかは、どうしたら良いのかわからなくてテンパっているとかは今もありますね」

(5)再婚して正解でしたか?

「はい。それは確実に。正直、ひとり親で育てていくのは、経済的にかなり苦しいので。私ひとりじゃ子どもを大学に行かせてあげることもできないでしょうし。それにシンママのときは、自分がもし病気になったらとか考えると怖くて怖くて、不安で眠れないこともあったんです。今は、一緒に考えてくれる相手がいるので、そういう不安はなくなりました」

 

4:シングルマザーのお仕事事情4つ

それでは、シングルマザーのお仕事事情はどうなのでしょうか? ここまで登場してくれたMさんとFさんに、再度聞いてみましょう。

(1)勤務先の理解は必要

「シンママになってからも、フルタイムで働かせてもらえているのは、本当にラッキーだったというか、理解してくれる会社に救われています。シンママ友達の話とか聞いていると、あまりいい顔をしない会社とかもあるのが現実で、正社員として働かせてくれないところも多いみたいなので」(Mさん・35歳)

(2)大変なこと、気をつけていることは?

「今は子どもを保育園に預けているんですけど、熱とか出すと呼び出されるんです。そうなると仕事も早退しないといけなくて。だからこそ、会社にいる時間は人の3倍くらいは働くつもりで仕事をしています。あとは自分の体調管理ですかね。普通の人ももちろん気を付けるでしょうけど、シンママは自分が倒れたら終わりなので」(Mさん・35歳)

(3)シンママ時代と再婚してからの仕事の変化は?

「シンママのときには、時短勤務をさせてもらっていました。朝は普通に行って、帰りは15時半まで。お給料は減っちゃいますけど、子どもを放っておくことはできないので仕方ない選択でした。再婚してからは、パート勤務だけにしています。夫が稼いでくれることに感謝ですね」(Fさん・38歳)

(4)シンママが仕事を探すのは大変?

「私は離婚する前から働いていた会社で時短勤務をさせてもらったので、就職活動はしていません。ただ、周りに聞くと、ほぼ正社員で雇ってくれることはないみたいですね。だからパートとかで、平日と土日、別々の仕事をしているっていう人もいますよ」(Fさん・38歳)

 

5:シングルマザーのことがわかるブログ5選

シングルマザーたちの実態を知るには、ブログも参考になります。日々どんなことを考え、どんなふう生活しているのでしょうか?

(1)没落家族の偽セレブ生活

エリートな旦那さんが失業したあとも、セレブな生活を送っていた結果、借金が増えてしまい……。旦那さんの浮気やDV、ギャンブルなどが原因で離婚。そんなたまさんが、シングルマザーになってからの日々を語っています。

読んでいると心が苦しくなりそうですが、シングルマザーの現実が垣間見えます。

(2)月10万円で暮らすシンママsayaの子育て家計簿

シンママをしながら在宅ワークでの働き方や、ポイントサイトの活用の仕方などをブログで紹介してくれているsayaさんのブログ。

子どもがいて、外に働きに出るのが難しいという人で、在宅ワークに興味がある人はぜひ覗いてみてくださいね。

(3)手取り11万!シンママ息子と貧乏HappyLife

ななてゅんさんは、フルタイムで働きながら6歳の男の子を育てているシングルマザー。子育てのことや、懸賞サイトなどをブログで紹介しています。節約術なども見逃せません。

(4)シングルマザー子育て日記『小さな世界』

ふたりの子どもと暮らすシングルマザー、ふゆぽんさんのブログ。タイトルのとおり、子育てについての記事が多いのかと思いきや、シングルマザーの再婚事情や、母子家庭のお金についてなど、かなり幅広い情報を提供してくれています。

(5)アラフォーバツイチ女が恋活してみた。

シングルマザーのまめさんの恋活(婚活)をつづったブログです。文章が読みごたえがあり、恋活の実態もよくわかります。

 

6:シングルマザーに関する素朴な疑問3つ

(1)シングルマザーの貧困率は?

厚生労働省の調査では、平成28年の11月1日で、母子世帯の数の推計は123.2万となっています。そして平成27年の母子世帯の母自身の平均年間収入は243万円となっています。

この収入で仕事や家事や子育てをしながら生活していくのはかなり大変といえそうです。

また平成22年の厚生労働省の貧困率に関する調査では、大人ひとりで子どもがいる世帯の貧困率は、50.8%となっています。

ただしこれにはシングルファザーも含まれるので、シングルマザーだけで考えると、貧困率はもっと上がると予測できます。

(2)シングルマザーはどんな手当がもらえる?

シングルマザーの貧困率は、国としても大きな問題です。少しでも生活を安定させるためには、国や地方自治体から支給される手当を上手に利用することも大切です。

代表的なものとしては児童扶養手当があり、他にも東京都が支給している児童育児手当や、医療費助成なども使えるでしょう。これらは所得制限がある場合もあるので、注意が必要です。

住んでいる地域によって、手当の金額や名称が違うことがあるので、まずは住んでいる地域の役所などで確認してみると良いでしょう。

(3)シングルマザー向けシェアハウスとは?

シェアハウスもさまざまな種類のものが出てきていますが、シングルマザー向けのシェアハウスも増えてきています。同じシングルマザー同士で相談しあえることや、子どものためのサービスがついていることが魅力です。

ただし、安いと思っていたのに、共益費などを合わせると意外と高かったなんていうこともあるようなので、入居の前にしっかり調べて検討したほうが良いでしょう。

 

7:シングルマザーは大変!

シングルマザーに関して実態をリサーチしてみましたが、イメージしていた以上に大変なことがわかりました。覚悟はあって離婚を選んだとしても、ひとりですべてをこなすのは難しいでしょう。ときには誰かに頼ることも必要ですよね。

 

【参考】

「平成28年度 全国ひとり親世帯等調査結果報告」 - 厚生労働省

「平成22年国民生活基礎調査 貧困率の状況」 – 厚生労働省

「没落家族の偽セレブ生活」

「月10万円で暮らすシンママsayaの子育て家計簿」

「手取り11万!シンママ息子と貧乏HappyLife」

「シングルマザー子育て日記『小さな世界』」

「アラフォーバツイチ女が恋活してみた。」