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26歳の貯金の平均っていくら?26歳貯金なしからでも貯金できる方法

大山奏

大山奏K.Ohyama

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目次

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1:26歳で貯金なしはやばいですか?

26歳ってどのくらいの貯金があれば安心できるのでしょうか。貯金がゼロはやばいのでしょうか?

金融広報中央委員会の「家計の金融行動に関する世論調査(単身世帯調査)」(2017年)によると、20代で金融資産を保有している人の割合は、61.0%でした。

このことから、20代の人の約6割は貯金ができていますが、残りの4割はまったく貯金をしていないことがわかります。

また、同委員会の「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]平成30年調査結果」によると、20代の金融資産保有金額の平均は239万円でした。

26歳というと、ちょうど20代の後半に差し掛かる時期。その平均額である230万円前後くらいは、貯金ができていると嬉しいですよね。

 

2:26歳、働く男女の貯金額は?5つのケース

それではここからは、具体的に26歳の働く男女はどれくらい貯金をしていて、どうやって貯めたのかについて聞いてみましょう。現時点で26歳ジャストな人や、26歳以上の人に26歳時点での貯金額も聞いてみました。

(1)貯金額20万円

「今年26歳になりましたけど、まだまだ貯金とかできる余裕ないですよ。やっと仕事やひとり暮らしに慣れてきたところで、ここから少しずつ貯金しなきゃなって考えてたところでした。来月からでも、月2万ずつから貯めていきたいですね」(Hさん・26歳男性)

(2)貯金額120万円

「私は26歳の終わりくらいだと、貯金は120万くらいでした。23歳から仕事し始めて、毎月3万ずつを先取り貯金しています。あとは、ボーナスのときに余った額を貯金してます。結婚資金や老後のためのお金を貯めないとって必死です。

とはいえ、これ以上貯金に回すのはきついので、コツコツ少額貯金を続けるしかないかなぁと思ってます」(Fさん・27歳女性)

(3)貯金額300万円

「26歳のときだと、300万円くらいでした。普通の仕事に加えて、週末に副業もしてたので、副業で稼いだお金は全部貯金にまわしていたんです。だって、お金はいくらあっても十分すぎるってことはないですし、いつ病気になって働けなくなるかもわからないじゃないですか。

だからとにかく貯められるだけ貯めたいです。とはいえ、オシャレにはお金は遣いますけどね」(Iさん・29歳女性)

(4)貯金ゼロ

「貯金なんて今でもゼロだよ。毎日の生活費でカツカツだし、遊ぶためのお金は節約しすぎるとストレスが溜まっちゃうし。貯金はないけど、車やバイクは持ってるから、資産がまったくないとはいえないですよね。もちろんこのままじゃヤバいとは思ってるけど、先のコト考えすぎても無駄だから」(Kさん・29歳男性)

(5)貯金額200万円

「私は一昨年結婚するまで、ずっと実家暮らしだったので、そのぶん、多めに貯金できていたと思います。実家にはお金はいれてましたけど、周りのひとり暮らしの子よりは楽させてもらってたと思ってます。26歳だと200万円くらいだったかなと。毎月余った金額を貯金用通帳に移して、あと500円貯金もしてました。

これから子どもにかかるお金も増える一方だと思うので、節約を頑張っていきたいです」(Mさん・36歳女性)

 

3:26歳貯金なし!今から貯金する方法5つ

20代でも3人に1人が貯金できてないとはいえ、やはり26歳になって貯金なしは将来が不安になってしまいますよね。今からすぐ始められる貯金方法を紹介していくので、あなたに合ったスタイルを見つけてみてください。

(1)先取り貯金

筆者自身の経験としても、また筆者の友人に聞いてみても、やはりいちばん貯まるのがこの方法です。給料が出たら、決まった金額を先に貯金用の口座に入れて、残ったお金で毎月生活するスタイルです。

目の前にお金があるとつい使ってしまいやすいですが、ないとなればなんとか工夫するもの。

貯金用通帳にも手を出してしまいそうな場合は、自動で貯蓄にまわされて、一定期間は下せないような貯金システムを使ってみるのも良いでしょう。

(2)小銭貯金

財布の中に小銭が余っていたり、多くなったと思ったときに貯金箱に入れていく小銭貯金も、すぐに始められる貯金です。毎日家に帰ったときにある小銭を全部入れると決めたり、1週間に1回や、お財布が重たくなったらなど、自分なりのルールを作りましょう。

小銭を小銭と侮ってはいけません。思ったよりもたくさん貯まっていくのが楽しくてクセになりますよ。

(3)使ったお金を見える化

貯金ができない人に多いのが、自分が何にいくらくらい使っているのかがわかっていないケースです。これでは、どれくらいのお金を貯金に回せるのかもわかりませんし、無駄になっているお金が何なのかもわかりません。

まずは1か月だけでも良いので、レシートを全部取っておいて、休みの日に何にどれくらいお金を使っているのか確認してみましょう。

そうすれば、どこが削りやすいのかわかり、使いすぎをセーブできるようになりますよ。

(4)目標金額を決める

何事も、最終的な目標があるからこそスタートできるもの。明日から、来月からと先延ばしにせずに、5年後10年後50年後にいくら貯めておきたいのかを計算してみましょう。

リタイアしてからも、好きなことをして暮らしていくためにはいくらの貯金が必要かがわかれば、切迫感も生まれ、貯金への意欲が増すことでしょう。

(5)自炊をしてご褒美を貯金

貯金がゼロで自炊をしていないという人なら、まず自炊に切り替えることをおすすめします。食費は毎日かかるお金なので、いちばん節約がしやすい部分でもあります。

コンビニで昼と夜を買うだけでも、1,000円はあっという間に飛んでいきますが、自炊なら2日で1,000円で収めることも可能です。

しかもお弁当を買うためにコンビニに寄らない日が増えるだけで、「おいしそうな新商品」に目を奪われてつい買ってしまうという無駄遣いも減りますよ。

 

4:貯金は今から!

みんなの貯金額がどれくらいあるのかって気になりますよね。でも、平均的な貯金額を知ったからといって、それがあなたが目指すべき貯金額だとは限りません。

自分が絶対に譲れない物や、将来のことを考えて、1日でも早く計画を立ててコツコツ貯めていくことが大事ですよ!

 

【参考】

「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査] 平成30年調査結果」 – 金融広報中央委員会

「家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査](2017年)」 – 金融広報中央委員会