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夜中に目が覚めるのはなぜ?夜中に目が覚める原因と対処法19選

大山奏

大山奏K.Ohyama

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目次

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1:夜中に目が覚める原因や対処法は?

(1)二時間おきに目が覚めるのは病気のせい?

二時間おきに目が覚めてしまうなら、ぐっすり眠った感覚が得られませんよね。でも、人はたいてい90分前後で浅い眠りと深い眠りを繰り返すと言われています。浅い眠りのときに、光や湿度などの眠りを妨げる要因によって目が覚めてしまうことは少なくありません。

しかし、目覚ましもなしできっかり二時間おきに目が覚めてしまうのだとしたら、ちょっとタイミングがおかしいといえるかもしれません。

病気と決めつけることはできませんが、一度や二度ならまだしも、眠っている間中二時間おきに目が覚めるという症状が続くようであれば、不眠外来やメンタルクリニックに相談することをおすすめします。

(2)夜中に目が覚めたらどうすればいい?

夜中に目が覚めてしまった場合、そのまま起きているというのも手です。しかし、寝直して朝まで寝たいというときには、時計を見ないほうがいいでしょう。「あと〇分しか眠れないのか……」などと考えてしまうと、余計に眠れなくなってしまうからです。

夜中に目が覚めて時計を見ないようにするには、寝る前に目覚まし時計を必ずセットしておくこともポイントです。また、眠る気があるのであれば、スマホなどのチェックなど、目が覚めることをするのはやめて、すぐ目をつぶりましょう。

 

2:ストレスやうつのせい?夜中に何度も目が覚める原因5つ

夜中に何度も目が覚めるのはなぜなのでしょうか。筆者の周囲の男女に聞いたエピソードを紹介します。

(1)自律神経の乱れ

「仕事で夜勤があるようになってから、夜中に何度も目が覚めるようになりました。ちょっと気になって病院に行ったら、自律神経が乱れているせいと言われました。夜勤を続けている限り、治すのは難しいと言われましたが、理由がわかってからは、漠然と不安だったころよりも眠れるようになりました」(Sさん・33歳男性)

(2)ストレス・不安

「ストレスがかかっているときはいつも眠れないし、夜中に目が覚めてしまいます。仕事で気になることがあったり、次の日に早く起きないといけないっていうプレッシャーがあったりすると、目が覚めます。

また、恋人とうまくいっていないときは、夜中に連絡来てないかなとか気になってるせいか、目が覚めてしまいます」(Yさん・28歳女性)

(3)お酒

「お酒を多めに飲んだ日は、いつも夜中に目が覚めます。お酒に強いほうではないので、飲むとしてもたまにで、少量なんですけど……。トイレに行きたいとかじゃなくて、なんかドキドキして目が覚めるみたいな感じです。それもあって、あまりお酒は好きになれません」(Kさん・34歳男性)

(4)尿意

「年齢が上がってからトイレに行きたくて、夜2~3回目が覚めてしまうようになりました。水分補給が大事だと思って、1日3リットルくらい飲んでいるせいもあるかもしれません。ただトイレを済ませたらすぐに寝付けるので、あまり悩んではいません」(Wさん・47歳男性)

(5)寝室の温度と湿度のせい

「夜暑くて目が覚めることはよくあります。クーラーをつけっぱなしにするのが好きじゃないから、夏は暑くて目が覚めても仕方ないと思います。ただ、冬でも羽毛布団が暑くて、汗で気持ち悪くなって目が覚めます。汗っかきなのでしょうか……」(Hさん・29歳男性)

 

3:トイレのせい?夜中に目が覚める人への対策7つ

夜中に目が覚める原因はさまざまですが、熟睡したいと思うなら、何らかの対策を講じたいところ。こちらも男女に、どんな点に気をつけているのか聞いてみました。

(1)寝る前に塩をなめる

「友達に聞いた方法ですが、寝る前に塩を舐めると起きにくくなるというので、半信半疑で試してみました。僕には効果があったみたいで、夜中に一度も目が覚めないこともあります。たいていは1回は目が覚めちゃいますけど、それでも起きる回数は確実に減っています。

僕の勝手な推測ですが、眠っている間に軽い脱水症状になりやすい体質で、塩でそれを予防しているんじゃないかなと思います」(Wさん・47歳男性)

(2)寝る前のカフェインを控える

「夜寝る3時間前からカフェインを控えるようにしたら、起きる回数が減りました。寝つきが良いほうだったので、自分はカフェインの影響を受けないのかと思ってましたが、間違っていたみたいです(苦笑)。

それまでは、コーヒーが大好きで、寝る直前ギリギリまで飲んでるっていう生活だったんですが、最近はデカフェを飲むようにしています」(Hさん・28歳女性)

(3)日中に運動を

「基本的に家でできる仕事なので、外に一歩も出ないという日もけっこうあります。そういう日に限って夜中に目が覚めて朝方まで起きちゃって、困っていました。運動不足が原因かもしれないって思って、日中に1時間くらいウォーキングするようにしたら改善しました。

ただ、仕事が立て込んでウォーキングに行くタイミングを逃すことも。そうすると、今日眠れないかもって思って妙にドキドキしてきちゃいます。運動は大事ですね」(Kさん・35歳女性)

(4)カーテンを遮光に

「ひとり暮らしを始めてすぐのころ、朝早く目が覚めたら1日が快適に過ごせるって思い込んでいて、部屋のカーテンも半遮光くらいのものにして、日が昇るとともに部屋がだんだん明るくなるようにしていたんです。でも、夜でも街灯の光で結構明るかったせいか、ちっとも気持ちよく起きられなくて。

それで、試しに完全遮光のカーテンに変えてみたら真っ暗になって、外の音もほとんど聞こえなくなって、ぐっすり眠れるようになりました」(Eさん・26歳女性)

(5)シャワーからお風呂に

「シャワーだけじゃ体の疲れが取れないって聞いていたけれど、ひとりだけなのにお風呂にお湯をはるのは面倒で、シャワーだけで済ませていたんです。ある日ゆっくりできる休日に、たまにはと思ってお風呂にゆっくり浸かってみたら、その日の熟睡加減がまったく違いました。それからは毎日なるべくお風呂に入るようにしています」(Tさん・40歳男性)

(6)寝る前の映画をやめる

「映画鑑賞が趣味なので、毎日のように仕事から帰ってごはんを食べてお風呂に入った後、映画を1本観てたんです。そのころは夜中にしょっちゅう目が覚めていましたが、あまり気にしていませんでした。

友だちにそのことを話したら、“寝る前に映画見るのをやめたほうが、熟睡できるんじゃない?”って言われて。試してみたらそのとおり! でも観たいので、映画とお風呂の順番を変えて調整しています」(Sさん・32歳男性)

(7)漢方を飲む

「夜中に目が覚めちゃうのがつらくて、知り合いの漢方屋さんで漢方を処方してもらいました。体質にピッタリあっていたのか、漢方を飲み始めてからだんだん睡眠の質が上がっているような気がします」(Mさん・33歳男性)

 

4:夜中に目が覚めて眠れないときの対処法7つ

夜中に目が覚めて、それ以降眠れなくなってしまうと、翌日の仕事にも影響が出やすくなります。みんなは、夜中に目が覚めてしまったとき、どんな方法で再び眠りについているのでしょうか。引き続き調査してみました。

(1)呼吸法

「大学生のころに勉強した、自律訓練法のひとつの呼吸法を実践しています。最近はマインドフルネスとか、呼吸に意識を向けることが重要って言われていますよね。具体的には、6秒で吸って、2秒息を止めて、8秒で吐き切ります。これをしている間に、自然と眠れていることが多いです」(Kさん・35歳女性)

(2)楽しいことを考える

「目が覚めて眠れないと、大体心配なことばかり頭に思い浮かんで、どんどん眠れなくなるんですよね。だから、なるべく楽しいことを考えるようにしています。将来のこととか老後のこととかを意味もなく考えちゃうと眠れなくなるので、次の休みに旅行したい場所のことなどを考えるようにしています」(Kさん・34歳男性)

(3)ヨガをする

「目が覚めて寝つけないときは、ヨガがいちばん! 私は昔から自律神経を乱しがちだったのですが、いろいろ試した結果、ヨガが体に合っていることがわかりました。横になりながらできる気楽なヨガをしていると、だんだん眠気が出てくるので、そのまま眠ってしまうこともあります。ストレッチとかでも良いのかもしれないですね」(Iさん・29歳女性)

(4)読書をする

「夜中の1時とか2時とかに目が覚めて、1時間くらい寝つけないとどうしようもなく焦ります。そんなときは一度起きて読書をすると、心が落ち着くことが多いですね。眠れないのに布団の中に居続けるほうが良くないって聞いたこともあるので、次の日多少眠くてもなんとかなるやって思って、私は思い切って起きちゃいます」(Nさん・26歳女性)

(5)心配なことを終わらせる

「仕事が気になっているときは、大抵夜中に目が覚めちゃいます。何度寝ようとしても結局ぐっすり眠れないので、諦めて一旦起きて、気になることを終わらせるようにしています。それで睡眠時間が短くなっても、そのほうが気持ちが楽なので。そうすると次の日はゆっくり眠れます」(Yさん・28歳女性)

(6)文章を書く

「僕の場合は目が覚めて眠れなくなるときって、大体いろいろなアイデアが降ってきて興奮しちゃうときなんです。そんなときはすぐに起きて思いついたことを文章で書きだしてしまいます。パソコンを使うとさらに眠れなくなるので、ノートにペンで走り書きで。書き終わったら安心できるのか、またすぐ眠ることができます」(Wさん・47歳男性)

(7)寝なければいけないと思わない

「精神論っぽくなっちゃいますが、“眠らないとダメ”とか“明日起きられなかったらどうしよう”とか考えず、眠れなくても体を横にしているだけでも休息はとれるって思うようにしています。朝までその状態のこともありますが、比較的体は大丈夫ですよ」(Bさん・45歳男性)

 

5:眠れないのは辛い!

夜ぐっすり眠れないと、日中のパフォーマンスが落ちたり、昼間に眠たくなってしまったりと、精神的にも肉体的にも辛いですよね。

目が覚めてしまったり、眠れなくなる原因はそれぞれ違いますが、自分がなぜ眠れないのかを考えて、自分に合っていそうな方法を試してみてくださいね。