青い鳥症候群とは?青い鳥症候群の特徴や原因、対処法を紹介

自分の現状に満足できず、「なんか満たされない!」と思うことはありませんか。「自分にとっての幸せな場所はここではない、別の場所にあるんだ」と思ったり、いつかのチャンスばかりを夢みて、現実とのギャップに心を痛めてしまうことを「青い鳥症候群」と言ったりします。そこで今回は、この青い鳥症候群の特徴や原因、さらに対処法までをご紹介します。
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1:青い鳥症候群とは?

青い鳥症候群を辞書で調べてみると……

精神科医の清水將之が、1983年の著書『青い鳥症候群 偏差値エリートの末路』の中で提唱した概念。青い鳥症候群に罹患した人は、理想と現実とのギャップに不満を感じるあまり、理想を求めて次々に新しいものを手に入れようとする傾向があるとされる。主に、天職を求めて何度も転職を繰り返す、忍耐力に欠けるとされる若者を指して用いられることが多い。メーテルリンクの童話『青い鳥』にちなんで命名された。

出典:実用日本語表現辞典

とあります。

ベルギーの劇作家・詩人のモーリス・メーテルリンクによる童話『青い鳥』。その主人公・チルチルとミチルは、魔法使いのおばあさんから「病気の娘を治すために青い鳥を見つけてきてほしい」と頼まれ、青い鳥を探す旅に出かけます。しかし鳥は見つからず、落胆して家に戻ってきます。すると、家で飼っていた鳥が青いことに気づきます。

ここから、青い鳥症候群とは、本当の幸せは今いる場所なんだということに気付かないまま、「今よりもっと理想的な何か」を追い求めてしまう状態を指します。

 

2:青い鳥症候群の特徴5つ

それではさっそく、現代社会における「青い鳥症候群」の実例を通して、その特徴を見ていきましょう。

(1)今の恋人に不満

彼氏の収入が低いことや自分を最優先してくれないことなどに腹を立てたり、ハイスペックでやさしい彼氏と付き合っている女性とと自分を比べて落ち込んでしまったり。自分が幸せになれないのは、全部彼のせいで、もっといい男がほかにいる……と思って合コンに繰り出したり、浮気をしたりするのも、恋愛における青い鳥症候群といえます。

また、今は出会えていないけれど、世の中には自分にふさわしいもっといい男がいるはずと思っていつまでも結婚できない女性も同様でしょう。

(2)もっといい仕事を見つけたい

会社の人間関係もパッとしない、たいしてやりたい仕事なわけでもない、しかも給料も低い。なんでこんなことしてるんだろう……と日々感じながらも、自分にとっての生きがいが何かもわからず、「誰かが私を見出してくれないかなぁ……」などと悶々とするけれど、努力はしない。

そんな日々を過ごす人も、青い鳥症候群なのかもしれません。

(3)常に予定を埋めていないと不安になる

青い鳥症候群の特徴として、「常に刺激を求めること」が挙げられます。何もしていないことが不安なので、予定をギュウギュウに詰め込み、休む暇さえないほどに、人と会う機会をつくろうとします。

だからといって、ひとりでいるのが苦手というわけでもないのです。「自分を追い込む癖がある」というのがピッタリした表現になるでしょう。

(4)金銭的に満たされない

自分の収入に見合わないほど高額なものを購入したり、暇さえあれば買い物をして気を紛らわせたり。物欲がとどまることなく、何がなんでも手に入れたいと思ってしまうのです。次々と欲しいものが出てきて、もっともっと欲しくなる。でも、買っても買っても満たされない……これも青い鳥症候群の特徴です。

(5) 依存症になりやすい

例えば、タバコやチョコレート。青い鳥症候群の人は、自分の平静を保つために、憑りつかれたように何かに依存してしまう傾向にあります。それは、恋愛面でも同じ。例えば、彼には奥さんがいて、自分は決していちばんになれないとなると、その不安を別のものに依存することで忘れようとするのです。

その不倫相手にも依存して、都合のいい女になってしまうことも多いです。

 

3:青い鳥症候群の原因5つ

では、いったいどうして、このような青い鳥症候群になってしまうのでしょうか。

(1)自分が本当に求めているものがわからない

InstagramやFacebookなどのSNSの登場などもあり、自分を装う人がとても増えました。周りからの評価の追求に没頭し、本当に自分が好きなものやコトだけでなく、好きという感情自体がわからなくなってしまっている人も続出しています。

こういうタイプの人は、青い鳥症候群に陥り、現状では得られない、今よりもっと素敵な自分を求めがちになってしまうのです。

(2)現状に満たされていない

現状に満たされていない人は、青い鳥症候群になりやすいです。自分の今の暮らしや人生に満足している人は、わざわざ周囲に不愉快な態度は取りません。

一方、他人にひどく厳しい人は、自分の満たされない思いを、人にぶつけることで発散しているのでしょう。憂さ晴らしをすることで、心のバランスを保とうとしているのですね。

(3)嫉妬深い性格

他人から大切にされたり、認められたりすることで、自分の価値や存在意義を感じやすくなります。だからこそ人間は、意識的かどうかにかかわらず、他人に愛されるように、価値を認めてもらえるように、努力や工夫をしています。

しかし、もともと嫉妬深い性格の人は、人のことばかり羨ましがり、「私がこんなに頑張っているのに、思うような結果にならないのが許せない」と思う一方で、「なんで私だけ……」という悲しみから「ここではないどこか」を求めてしまうのです。

(4)愛情に敏感すぎる

このタイプの人は、心にぽっかりあいた穴を愛情で埋めようとするため、愛されているかどうかがということに対してひどく敏感です。愛してほしいがために、恋人を束縛してしまったり、彼の態度に一喜一憂しすぎてしまったり。

そして、彼の愛が自分が求めるレベルだと「彼は私を幸せにできる男ではない……」と思ってしまいます。

(5)ひとりが苦手な性格

ひとりでいる時間が寂しくて、とにかく予定を詰め込んでおかないと不安に陥ってしまうという性格も、青い鳥症候群の原因になります。ひとりでごはんを食べたり、休日にひとりで家で過ごすといった状況は、寂しがり屋の人にとって何よりも苦痛なこと。

常に周りと繋がっていないと落ち着かなくて、それができないと青い鳥症候群まっしぐら……となってしまうのです。

 

4:青い鳥症候群から抜け出す方法3つ

(1)忍耐力をつける

現状を受け入れることは大切です。それはつまり、自分自身としっかり向き合うということ。心が痛くても、つらくても、自分を守ってあげられるのは自分しかいないということを念頭に置いて、今を過ごすしてみてください。

(2)妥協する

自分の思いどおりにいくまで諦めないことが正しいとは限りません。自分の理想や思考がまったく現実的ではない場合もあります。現実の状態に気づくことができないと、その差は広がるばかり。ときには妥協することこそが正しいときもあるのです。

(3) 「人は人。自分は自分。」と理解する

人と自分を比べても、仕方がありません。あくまでも人は人、私は私。それをしっかり理解できれば、どんなときでもどっしり構えられるので、恐れや不安は減るでしょう。

 

5:まとめ

いくらお金があっても、欲しかったものを手に入れても、自分に不満でいっぱいであれば、それはハッピーとは言えません。今、自分が置かれている現実を愛し、少しだけ心に余裕を持って過ごすことができたら、不安や恐れは自然と解消します。

少しくらい希望どおりではないライフだとしても、幸福感を得られるでしょう。

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