長生きしたくない若者が激増する理由は?心理、本音と彼女としての付き合い方

「人生100年時代」と言われるなど、ニッポンでは医学の進歩とともに「長生き」することが当たり前と言えるようになってきました。ところが、それは健康面だけで、若者を中心に「長生きしたくない」と考える人が増えています。それはいったいどうしてなのでしょう? その理由を探ってみました。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1:長生きしたくない人は増えている?

長生きしたくない人が増えているようです。

厚生労働省がまとめた「平成29年簡易生命表」によると、日本人の平均寿命は男性が81.09歳、女性が87.26歳と過去最高を更新し、「人生100年時代」と言われるようになりました。けれどそれは肉体面での話。気持ちの上では、それに逆行する形で、長生きしたくないと思っている人が多いのです。

実際、株式会社リサーチ・アント・ティヘロフメントが2018年9月に、首都圏在住の40~59歳の未婚男女1,454人を対象に実施した「長生き」意識についての調査では、6割以上の人が「長生きしたくない」と回答していました。

また、メットライフ生命が2018年9月に実施した調査で「何歳まで生きたいか」聞いたところ、年代別でみると、20代が「77.5歳まで」となり、最も短いという結果に。ここから見ると、若い人ほど「長生きしたくない」と思っている割合が高いよう。いずれも悲しく思える調査結果ですね。

 

2:長生きしたくない人が増えている理由とは

(1)女性のほうが老後に対する見方がシビア!

長生きしたくないと思うことについて、これらの調査では、男性は深く考えていない様子がうかがえたものの、女性のほうは、現実に対してシビア!

リサーチ・アント・ティヘロフメントの調査では、長生きしたくない未婚(家族と同居)女性は、介護や経済的ゆとりに対して、悲観的にみていることがわかりました。

平均寿命が高く“長生き”の女性のほうが、老後をより現実的に、シビアに考えているのかもしれません。

(2)老後が不安だから

老後といえば、年金に介護……生活をする上で、いろんな問題に直面します。

健康に過ごせたとしても、年金だけでは贅沢で豊かな暮らしができないのは、その支給額からみても明らか。経済的なことを考えてみれば、不安を抱えて生きるよりも、早めに人生をまっとうしたいと思う人が出てきそうです。経済的に悠々自適の老後が送れそうな資産を築いた人は、そうは思わないのでしょうけど、それは少数派でしょう。

また、親の介護を現時点でしていたり、経験があったりという人は、その実体験からも「自分は子どもに迷惑かけないためにも、長生きしたくない」と考えている人がいるかもしれません。これは、お金持ちであっても、そう思う人がいても不思議ではないでしょう。

いずれにしても、年金という経済面、介護といった健康面など老後の不安が大きいのは間違いないと思われます。

(3)孤独感、「生きがい」の欠如

若者の間では結婚願望が薄れ、未婚の人が増えていますが、これも無関係ではないでしょう。

若いうちは、ひとりでいるのも気ままで楽しいもの。しかし、年齢を重ねていくと孤独感が生じて、「長生きしたくない」となることが想像に難くありません。

また結婚しても離婚してしまったり、また、子どもがいても成長するにつれ、距離が生まれてしまったり……孤独になると、物事をマイナスに考えがちになってしまいます。

マイナス指向といえば、「生きる目標がない」ということも関係ありそうですね。仕事でも趣味でも、何でもいいのです。「生きがい」さえあれば、考え方が変わるかもしれません。

 

3:長生きしたくない若者…その心理と本音

(1)厳しい現実の社会が長生き願望を消す

ここまでの分析で、長生きしたくないと思うのは、年金など将来的な経済の見通しや、介護などの健康面、さらには孤独感や生きがいの欠如などが理由として考えられますが、若い世代がこうした問題をリアルに考えるには、少し時期尚早な気もします。ですが、多くの若者が長生きしたくないと思うのはなぜなのでしょう?

それは、長生きしたいという願望を打ち消してしまうような現実があるためと考えられます。数人に話を聞いてみました。

「一度決まったレールに乗ると、よほどのことでもない限り修正するのは難しい」と話してくれたのは29歳の男性。彼は、大学卒業後に中堅商社に入社し、ようやく一人前として扱われるようになったばかりです。

学歴はそこそこ、中堅企業とはいえ上場企業ですから、まだ恵まれていると言えるでしょう。それでも「この先、給料は上がるのか?」「結婚して子どもを持っても大丈夫か?」……将来に対する漠然とした不安が大きいのだとか。

「長生きしたくない」という若者が増えているのは、将来に夢や希望が持てない現実の厳しい社会の裏返しと言えるかもしれません。

逆にいえば、明るい将来が待っているのであれば、その分、楽しい経験ができるチャンスが広がるため、長生きしたいと思うようになるのではないでしょうか?

(2)実際に“直面”してみると

筆者の知人に、事業に失敗して「早く死にたい」と口癖のように言っていた40代の人がいました。ですが、不治の病に罹ってしまって、亡くなる1か月前に見舞った際、「ここまま逝っちゃうのかな。まだ死にたくないな」と呟いていたのを思い出します。

いざ、死に直面すると……そうならないまでも、大怪我や大病から生還すると、その意識は変わるかもしれません。

 

4:長生きしたくないという彼氏との付き合い方

彼氏が「長生きしたくない」と言い出したら、自身の先行きに悲観している証拠。心にポッカリと大きな穴が空いているような感じですので、それを埋めるのは容易ではありません。結婚を考えているのなら、「この人、大丈夫?」と思ってしまうかもしれませんね。

でも、その穴を埋めるのは、アナタ次第! 彼とふたりで何か目標を作るなど、前向きに取り組むようにすれば、長生きがどうの……など考えるヒマなどなくなるでしょう。

結婚して子どもが産まれたら、子どものために頑張ろうとか、さらに年齢を重ねて孫でもできれば、孫の成長をもう少し見たい……そんなふうになって、悲観的な考え方も変わる可能性だってありますよ。

 

5:まとめ

生きたくても生きられない人もいる……そう考えれば、健康な状態で「長生きしたくない」などと思うのは、ハッキリ言ってバチ当たりなことでしょう。一度しかない人生、思いっきり楽しめるかどうかは、気持ちの持ち方次第。

「生きがい」を積極的に見つけるなど、前向きに取り組んで日々の生活を充実させれば、「たくさん時間が欲しい」と思うようになるのではないでしょうか。

 

【参考】

厚生労働省「平成29年簡易生命表」

メットライフ生命「長生きしたいは42% 老後に楽観的な男性と現実的な女性 40~50代シングル男女の意識調査」

メットライフ生命「敬老の日にむけて『老後を変える』全国47都道府県大調査を実施」

✓ skyticketの格安航空券で年末はラブ旅に!