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自分探しの旅はダサい?しても意味ない理由と本当の自分の見つけ方

青木 エイミー

青木 エイミーA.Aoki

目次

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1:自分探しの旅はダサい?

「今の私って、本当の自分ではないのかも?」と、自分の今の生き方に疑問を感じている人もいるかもしれません。

「自分探しの旅」という言葉もあるくらいですから、旅に出て、本当の自分を見つけようとする人もいるでしょう。

『Menjoy!』で20代〜30代の男女に「“自分探しの旅”をしたいと思いますか」と聞いたところ、49%が「はい」と回答しました。

しかし、自分探しの旅には本当に効果があるのでしょうか……。「自分探しの旅」と称して、楽しく旅行ばかりしている人がいたら……「いつ自分が見つかるのかしら……」と周囲から思われてしまうかもしれませんね。

 

2:自分探しの旅は意味ない…その理由がわかるエピソード5つ

自分探しをしようと思ったときに、真っ先にひとり旅を思いつくことでしょう。ところが、効果的に旅をすることができる人もいると思われますが、多くは観光して終わってしまうのも事実です。

そこで、自分探しが無意味だった人たちにエピソードを聞いてみました。

(1)知らない環境に行っても自分は変われない

「僕は、自分探しの旅をすると新しい自分の発見がある!なんて耳にして、特に準備もせず田舎へ直行しました。

でも、もともとコミュニケーション能力が低いし、街ゆく人に声をかけられるわけではない。普通に宿をとって観光して終わっただけ。そういう美談が生まれるのはコミュ強だけなんだろうなと理解しました」(Wさん・28歳男性)

(2)「自分探しをする自分」に酔っていただけ

「大学生のときに、バイト代を貯めて買ったバイクで自分探しの旅をしたことがあります。そのときは気分に浸れて、数日間は自分が変わったような感覚になったけれど、戻ってきてしまえば、いつも通りに生活している自分がいました。

今思えば、ただひとりでツーリングしただけですね。良い思い出ではありますが」(Sさん・28歳男性)

(3)生まれ持った才能なんて見つからない

「自分に適したモノやコトってあるとは思うんですけれど……。旅で自分の生まれ持った才能を探し出すっていうのは、難しかったでしたね。

もしかしたら、そういうのはあるのかもしれないけれど、やっぱり日常の中で努力をして得るものだと思います」(Hさん・35歳女性)

(4)旅をすれば何かが見つかるだろうと甘んじていた

「旅をすれば、世界が変わるだろうと期待していました。ですが、旅が目的になっていて、受け身な生活を送っていてもダメですね。

本当に旅で何かを見つけたいなら、自分を知る人が誰もいない事実を受けて、いつもと違う行動を取らないなんの変化もないと思いました」(Aさん・22歳女性)

(5)新しい視点は見つけられたが自分は変わらない

「海外に行くと、新しい考え方や視点が生まれるってよく言いますよね。だから、僕は東南アジアをひとりで回って、現地の人と同じような生活をしました。そうしたら、日本で生活できていることのありがたみを感じて、今までにない考え方や視点を持つことはできるようになりました。

でも、自分を見つけたわけではないし、そういう考えもあるのだと知っただけ。で、帰国したら今まで通りの考え方で生活を送ってしまっています」(Oさん・28歳男性)

 

3:自分探ししたい人へ!本当の自分を見つける方法5つ

旅に行くだけでは意味がないとなると、どうすれば本当の自分を見つけられるのでしょうか。疑問に思う人は多いですよね。よく言われている方法を5つご紹介します。

(1)興味あることにどんどん挑戦する

興味があることにどんどん挑戦してみましょう。すると、自分の関心が細かく見えてくるはずです。

新しいことを始めるには、お金や時間がかかることが大半だと思われますが、それでやってみたいと思える時点で、それは自分の好きなことである可能性が高いです。そこから広げていくことで、自分のしたいことを見つけることができるでしょう。

(2)強みより好きなことを見つける

自分探しというと、自分の眠っている才能や天職、生まれ持って与えられた使命を想像してしまう人が多いでしょう。

しかし、これはピンポイントで見つけられない限りには、まず不可能と言えるでしょう。そのため、自分の強みを探すのではなく、好きなことを見つけましょう。

「好きこそ物の上手なれ」という言葉があります。好きなものほど注ぐエネルギーは大きいため、自然と自分の才能や天職になっていきます。

(3)尊敬する人の生き方を洗い出す

これまで強く感情移入した小説やドラマのキャラクター、尊敬や共感を覚えた人などを洗い出してみましょう。

その人はどういう考え方やどういう生き方をしてきましたか?

ひとつひとつ洗い出すことで、自分の価値観が言語化できるようになってくるはずです。人の前で取り繕わない本当の自分は、どういったものに憧れて、どういう考えを持っているか整理してみましょう。

(4)自分の軸を探してみる

日頃の生活において、自分はなにを重要視しているでしょうか?

なかなか意識してみないと答えられない設問だと思います。まずは今ある環境から、その選択に至った経緯を考えていきましょう。

たとえば「家族に不自由にさせないためにあまり好きではない給料の高い仕事を続けることができている」「飲み会に生産性を感じず、それよりも家族と触れ合いたい」など、様々な行動原理を探っていくと、「大切な家族を何より大切にする」など、自分の軸が見えてきます。

(5)ポストイットでどんどん自分の特徴を出して行く

就活などで経験したことがある人もいると思われますが、ひたすら自分の特徴と言えるものをポストイットに書いていきましょう。

好きなことや得意なこと、自分の持っている資格など、些細なもので構いません。「これ以上でない」と思ったときに、そのポストイットを分類分けして、紙にまとめてみましょう。ある程度の共通点や仕分けが見えてくるはずです。

そうしたら自分の傾向が見えてきますし、「なぜこのような特徴が出たのか」考察すると、自分というものを知ることができます。

 

4:自分探しを英語で言うと?

自分探しの方法として、海外へ旅することを視野に入れる人ももちろんいることでしょう。そんな「自分探し」という言葉を英語でいうと「finding oneself」や「search for self」などの表現ができます。

観光を楽しむというよりは、海外という知らないまっさらな環境で、ひたすら自分自身を見つめていくことが、自分探しにつながるはずです。

 

5:まとめ

自分探しといえば、旅に出るのが超定番。ですが、今回ご紹介したように、自分探しの方法は旅以外にもたくさんあります。

自分の見つけ方には合う合わないがあるので、旅だけにこだわらずいろんな方法を試してみるといいかもしれません。自分のことを深く見つめ直すことができそうな環境で、しっかりと自分探しができると良いですね。