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結婚式をサプライズで盛り上げよう!新郎新婦の思い出に残る余興、演出のアイデア体験談8つ
大山奏K.Ohyama
目次
隠す1:結婚式のサプライズはいろいろある!
結婚式でのサプライズと聞くと、どのようなものを思い浮かべるでしょうか?
ひと言にサプライズと言っても、誰から誰に対して行うものなのかによっても異なりますし、かなりのバリエーションがあります。実際にサプライズを演出したり、経験したりした男女に、そのエピソードを聞いてみました。
(1)新郎へのサプライズ
「祝電の紹介のときに、サプライズで、新婦から新郎へのメッセージが読み上げられました。新郎は感極まって泣いちゃって。そんなふうにしてもらえるなんて、ちょっと羨ましかったです」(Mさん・33歳男性)
祝電を使ってのサプライズは、意外と簡単にできます。自分で手紙などを読むのが恥ずかしい場合にも最適です。
(2)新婦へのサプライズ
「友だちの結婚式で、新郎が新婦に公開プロポーズをするっていう演出がありました。新婦は何も知らなかったようで、泣いてました」(Fさん・27歳女性)
きちんとしたプロポーズを受けていないことが心残りと考える新婦も多いもの。そんなときには、結婚式でみんなの前でプロポーズしちゃいましょう。
緊張はするでしょうが、それだけの価値はありますよ。
(3)新郎新婦へのサプライズ
「ゲストがみんなで休みの日にGPS機能の付いたデバイスを持って、決まったルートを歩いて、歩いたルートを上空からの映像でつなぎ合わせると“Congratulation”になるというサプライズビデオを見たことがあって、すごいなぁって。
そのビデオには、参加した人のお祝いメッセージも含まれていて、感動的でした」(Kさん・35歳女性)
ゲストの中に映像編集などの技能をもった人がいると、思いもよらないようなサプライズを仕掛けることも可能です。最近では、簡単に編集できるソフトやアプリもあり、やる気さえあれば、誰でもサプライズの仕掛け人になれますよ!
(4)ゲストへのサプライズ
「私たちは、結婚式に夫婦で歌を歌って入場するというサプライズをしました。私と彼の好きなアーティストが同じだったので、まずは私がウェディングドレスで歌いながら会場に登場し、そのあと、ハモりの部分で、彼が入ってくるような演出で。かなり盛り上がりましたよ」(Mさん・35歳女性)
新郎新婦が得意なことを披露するというサプライズも多いです。歌は、つい堅苦しくなりやすい結婚式の雰囲気を和らげてくれそうですよね。
「当日までにひとりひとりに手紙を書いて、それぞれのテーブルに置いておきました。結婚式に呼んだ人には、それぞれ感謝の気持ちを伝えたかったので」(Yさん・38歳女性)
結婚式というのは、親や友人など、参列してくれた人に、それまでの感謝を伝える場としても最適です。手間暇がかかっているからこそ、気持ちがしっかり伝わりそうですね。
2:結婚式にサプライズで芸能人を呼ぶ費用は?
結婚式という特別な日に、テレビで活躍するような芸能人を呼んで、サプライズをしたい!と思う人もいるでしょう。
芸能事務所によっては、結婚式の司会や余興、またはムービーでのコメントに、芸能人を派遣しているところもあります。
気になるお値段ですが、もちろんどれくらい名前が知られている芸能人かによってピンキリです。例えば、芸能人のビデオメッセージなどを注文できる「カンドウ.tv」のサイトを見てみると、費用は「15~100万円」となっています。
例えば、体を張ったパフォーマンスでおなじみの江頭2:50さんのビデオメッセージは、税込みで8万6400円。
芸能人派遣をしているサイトでは、呼びたい芸能人と日程などを送ると、見積もりを出してしてもらえるところも。
3:結婚式の新郎新婦へサプライズムービー!話題のアイデア4つ
結婚式のサプライズの定番とも言える、サプライズムービー。実際に作成したり参加したりした人の意見から、アイデアや注意点を紹介します。
(1)ミュージックビデオ風のムービー
カッコいいサプライズムービーを作りたいなら、人気アーティストのPV風にするのがおすすめ。結婚式の定番曲であるSuperflyの「愛をこめて花束を」などといった楽曲に合わせて、ゲストや当日は来れなかった遠方の友人などからのメッセージを繋げて作ってみるのはどうでしょう。
感動的にするには、ムービーの中に、作成風景を各所に入れるのがおすすめです。NGシーンや、みんなで構想を練っている姿などを入れてみても良いでしょう。
(2)リレー式ムービー
リレー式ムービーも、新郎新婦の感動を誘えます。お祝いコメントを書いたメッセージボードをもって、それを次の人に渡すシーンを入れて、受け取った人が掲げるとその人のメッセージが書かれていたり、コメントをしたあとにボールなどを投げ、それを受け取った人がコメントをしたり……。途切れずにナチュラルに繋がっていると、観ていて飽きない映像になります。
(3)ムービーに新郎新婦の家族を巻き込む
感動するムービーを作るためには、両親や恩師などの協力を得ることもいいでしょう。新郎新婦にバレずに両親に連絡を取るのは難しいですが、たとえバレたとしても、何をやるかが秘密になっていれば、サプライズは成立します。
例えば、自らがインタビュアーとなって、実家まで訪れて、家族の話を聞いたり……。そんな「A-Studio」的な演出も喜ばれます。
(4)結婚を伝えたときの反応を映像で紹介
筆者の友人の結婚式では、新郎の親友に結婚することを告げた瞬間の映像をサプライズムービーとして流していました。
本人が録画に気づいていなかったため、生の反応が撮れており、映像が流れた会場はとても盛り上がっていました。
4:サプライズムービー制作における注意点3つ
(1)写真の枚数は足りてる?
写真や映像を組み合わせるときには、どれくらいの数が必要なのかを事前に計算しておくと良いでしょう。
あまり計算をせず、適当な数を集めて写真を繋ぎ合わせようとすると、時間が全然足りなかったり、逆に枚数が足りなかったりということも。構成を考えてから進めるのがベストです。
(2)長すぎないように
サプライズが盛り上がるかどうかは、そのサプライズの長さにかかっていると言っても過言ではありません。どんなに面白いムービーでも、人の集中力が続くのは長くて5分。
それ以上だと、見る人が飽きてしまって、結婚式全体の雰囲気も崩れます。盛り込みたいものがたくさんあっても、そぎ落としてブラッシュアップしていきましょう。
(3)式場との打ち合わせも忘れずに
筆者の友人は、サプライズムービーを力を入れて作成したのに、再生できるハードが会場になくて、危うくボツになりそうになったと言っていました。そのときは、大急ぎで保存方法を変えることで事なきを得たとのことですが、たとえサプライズでも、事前に会場に確認しておきましょう。
また、司会者の方などに話を通しておけば、当日の流れを崩さずにムービーを流すことも可能です。
5:友人から新郎新婦へ…二次会でのサプライズな演出アイデア6つ
結婚式の二次会のほうが自由度があり、サプライズの演出をする幅も広がります。実際に盛り上がった二次会のサプライズ演出についてリサーチしてみました。
(1)会場入り口にサプライズ装飾を入れる
「結婚式のウェルカムスペースのところに、二次会参加者全員に前もって書いてもらったメッセージボードが飾ってありました。新郎新婦はまったく知らなかったようで、会場についてしばらくそのメッセージボードの前で固まっていました」(Yさん・28歳女性)
(2)サプライズで生演奏する
「新郎の友人たちによるバンド演奏がめちゃくちゃカッコよかったです。ギターとトランペットとサックスと歌だったのですが、とにかく上手で。話を聞いてみたら、3か月前から毎週のように練習をしていたらしいです。ああいうのは、上手い人がやると盛り上がりますよね」(Eさん・26歳女性)
(3)ドローンでサプライズムービーをつくる
「新郎新婦が同じ学校の卒業生ということで、二次会メンバーで集まれる人をその母校に集めて、校庭でサプライズムービーを撮りました。普通に撮っても芸がないという話になり、ドローンで上空から撮影して、メッセージになるように。みんなの努力が実を結んだ映像に、新郎新婦はめちゃくちゃ感動してくれました」(Hさん・29歳男性)
(4)新郎新婦の思い出の場所アルバムをつくる
「新婦のお兄さんが企画したという、新郎新婦の思い出の場所アルバムムービーが良かったですね。そのお兄さん、“ストーカーなの?”っていうくらい、新郎新婦のデートの場所を知っていて(笑)。本人たちも驚いてたし、それを見ている私たちも楽しかったです」(Kさん・35歳女性)
(5)100本の花束
「バラの花をゲストに数本ずつ持たせて、それを新郎が集めて回り、100本の花束として新婦に渡すという演出が良かったです。見た目も豪華だったし、花を渡すときに新郎とひと言ずつ話もできて。みんなに祝福されている新郎を見ていたら、それだけで泣きそうになりました。出来上がった100本のバラの花束も見事でしたね」(Iさん・29歳女性)
(6)チアダンス
「大学時代の友達の結婚式で、チアダンスクラブだった女性たちがチアダンスを披露していました。かなり本気の演技で迫力満点。彼女たは会場選びのときから関わって、天井が高いお店にしてもらったらしいです」(Tさん・31歳男性)
6:サプライズは盛大に!
結婚式は一生に一度の大舞台。だからこそ、新郎新婦にとってもゲストにとっても楽しい思い出となるように、サプライズなどを仕掛けたくなりますよね。
サプライズには手間や時間・お金がかかる物も多いですが、やるだけの価値はあります。
せっかくやるなら全力で、みんなが盛り上がるサプライズにしたいですね。
【参考】