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指示待ち人間の特徴は?指示待ち人間診断と改善する方法

大山奏

大山奏K.Ohyama

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目次

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1:指示待ち人間とは?英語で言うと?

あなたの会社には、受動的で、上司や先輩から指示をされないとまったく動かない人はいないでしょうか。少し考えればわかりそうなことでも「頼まれてないから」という理由でやらない人を見ると、イライラしてしまったりもしますよね。

そんな「指示待ち人間」になってしまわないために、指示待ち人間の特徴や改善法をご紹介します。

ちなみに、指示待ち人間のことを英語では、「passive type」や「not take initiative」と表現します。「passive」とは受動的、「initiative」は「主導権」という意味です。

「彼は指示待ち人間だ」と言いたいなら、「He does’t take initiative.」と表現します。日本語でも、主導権を握らない人のことを「イニシアティブを取らない」と表現したりしますよね。それがまさに、指示待ち人間を表しているのです。

 

2:指示待ち人間診断にも…指示待ち人間の特徴5つ

まずは、指示待ち人間の特徴からご紹介します。もし複数に当てはまってしまったら、あなたも周囲から指示待ち人間だと思われている可能性があります。

(1)決断力がない

仕事では、自分の役割を把握し、自分の裁量の範囲で決断をして進めていかなければなりません。ですが指示待ち人間の多くは、決めるということが苦手だったり嫌いだったりします。優柔不断で「これしたほうが良いのかもしれないけど、決められない……」と思ってしまうので、上司などから、直接言われなければ行動に移すことができなくなってしまいます。

(2)観察力がない

指示待ち人間が自発的に動かない理由として、観察力がなく、自分が期待されていることがわかっていないという場合もあります。自分の役割や仕事を見つけることができないことも多いようです。しっかり周囲を見渡せれば、「あそこに手が足りなそうだ。手伝ったほうがいいな」などとわかるはずなので、少しずつ周りに目を向けるようにしてみましょう。

(3)のほほんとしている

指示待ちな人には、自己主張がない、あるいは少ないという傾向もあります。とくに自分のやりたいこと、目標などがないので、率先し、人を押しのけてでもやるほどのやる気が生まれないのです。誰かとぶつかることもなく、衝突を起こさないのは良いことでもありますが、指示待ち人間ばかりでは、仕事が進みにくいというデメリットもあります。

(4)向上心が薄い

向上心がある人なら「○○してみよう」という気も湧いてくるはず。ですが指示待ち人間には、ポジティブな向上心が薄い傾向があります。だから、仕事場で手持ち無沙汰になっているにも関わらず、「指示がないから」といってネットサーフィンをして過ごすなんていうことを、平気でやってしまう人が出てくるのでしょう。

(5)責任感がない

仕事に対して責任感を持っていない場合も、指示待ち人間になりやすいでしょう。自分から率先して動いた場合には、失敗して問題が発生することも多々あります。責任を負いたくないと思えば思うほど、誰かの指示でしか動けなくなってしまう可能性があります。

 

3:指示待ち人間から脱却したい!改善する方法3つ

もし自分が指示待ち人間になってしまっていると感じたら、改善したいところ。改善する方法をご紹介します。

(1)提案してみる

今までずっと指示を待つ姿勢でいて、何をしたら良いのかわからない場合には、まず上司や先輩に「○○しようと思うのですが、どうでしょうか?」と提案してみましょう。

自分で決められないことでも、提案することによって「それ良いね」と決めてもらえたり、「それは必要ないから、コレをやって」と別の仕事を任せてもらえたりする可能性があります。

(2)質問する

自分が何をすべきかまったく見えてこないのなら、質問をしてみるのも手です。「○○が終わったのですが、次は何をすれば良いでしょうか?」という感じです。一見、指示待ち人間と変わらないように思えるかもしれませんが、自分から求めていく姿勢があるだけで、相手に与える印象はまったく違います。

(3)やっていることの意味を考える

指示待ち人間になってしまう大きな理由のひとつが、その作業を何故やっているのかわかっていないためです。そういう場合には、どんなに小さな作業だったとしても、その作業の意味を考えてみると良いでしょう。

例えば「アンケート用紙を名前のあいうえお順に並べる」だったら、「このあと、入力作業があるのではないか?」と推測できます。そうやって作業の全体像が見えてくると、自然と何をしたらいいのかもわかってきます。

 

4:指示待ち人間にイライラしたときの対処法3つ

では、周り指示待ち人間がいてイライラしてしまった場合には、どう対処するのが良いのでしょうか?

(1)説明をする

やる気はあるけれど、行動力がないタイプの指示待ち人間なら、ひとつひとつの仕事について詳しく説明をすると、解決する場合もあります。何のために今の仕事をしているのかがわかれば、指示に対してどう動くべきかを見つけてくれるからです。

(2)考えさせる

指示待ちがクセになってしまっている人には、自分で考えさせるという方法もあります。相手にすぐ答えを渡さないで「今、何が必要かわかる?」などと質問して、考えさせる時間をとるのです。すぐに成果はあがらないかもしれませんが、少しずつ成長してくれるでしょう。

(3)相手を変えるのは無理と諦める

指示待ち人間の人にどうしても変わってもらわないと困るわけではないのなら、人を無理やり変えようとしないという選択肢もあります。人に変わってもらうためには、時間も労力も根気も必要です。それをするのが無駄だと思う相手なら、「自分と相手は違うから仕方ない」と距離を置くのもひとつの手でしょう。あきらめてしまえば、イライラもしないはずです。

 

5:指示待ち人間は危険!?

会社でいつも指示があるまで動かないでいると、上司から見放されてしまう可能性もあります。職場で必要とされる人間になるためには、必ず指示はもらえるものだと思わず、自分からできることがないか積極的に見つけにいく姿勢が大切です。