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物に当たるのはなぜ?物に当たる旦那や彼氏や子どもの心理をイッキ見

青木 エイミー

青木 エイミーA.Aoki

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目次

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1:物に当たるのも立派なDV!職場などで物に当たる男性には要注意

イライラしたときなどに、カッとなって物に八つ当たりしたり、壊してしまう人がいます。

本人はそれでストレス解消になっているのかもしれませんが、物に当たるという行為は、相手に恐怖心を植え付けたり威嚇しているということで、立派なDVと見なされます。

物に当たるような男性と付き合うと、自分に物を投げつけられたり、暴力を振るわれる可能性も……。たとえどれだけイケメンだったとしても、「この人は物にあたるタイプかも」という行動が見られたなら、それ以上は近づかないようにするのが賢明です。

 

2:なぜ物に当たるの?物に当たる旦那や彼氏の心理5つ

物に当たるとうい行為は、まったく生産性のないものですよね。そればかりか、いっときの感情で物を壊してしまうと、大きな損害を被る可能性すらあります。

それでも物に当たってしまう理由について、男女に聞き込みを行いました。

(1)カッとなった衝動を抑えられない

「僕が物に当たるのは、人には感情をぶつけたくないし、ましてや暴力という手段に出たくないからです。それでも頭に血が上ったときは、どうしても感情が抑えきれず、即座に発散したい気持ちになるというか、破壊衝動を抑えられなくなってしまうんですよね。

一応、当たっても壊れなさそうな、大丈夫なものを選んでいますけど」(Hさん・28歳男性)

(2)口でうまく説明できない

「私の夫が物に当たるタイプです。夫婦喧嘩になると、よく物に当たるんです。夫はもともと口数が少なく、話すのが得意ではなかったので、いつも私が一方的に責めるような感じになってしまうんですよね。

それで爆発すると、壁などをバンッと叩くのがいつもの喧嘩の流れ。口で言い負かせないから、腕力を使うっていう手段に出るんだと思います。あとは、怒っていることをアピールしたいんじゃないですかね」(Nさん・34歳女性)

(3)我慢を重ねすぎてキャパを超えてしまう

「私は自分では、かなり我慢強いほうだと思っています。職業柄、なかなか過酷な状況にいて、周りからも“どうして平然としていられるの?”と聞かれるくらい。ですが、自分の負の一面は人に見せたくなくて、普段は感情を押し殺しているだけっていうのが本音です。

でも、耐えに耐えて、それでも我慢の限界がきてしまうと、その思いをどう消化して良いかわからず、枕などをバンッて叩いてしまうんですよ。そうでもしないと、心が壊れてしまいそうなんですよね」(Wさん・35歳女性)

(4)主導権を握ろうとしている

「ちょっとモラハラ気味な男と付き合ったことがあるのですが、かなり厄介でした。マインドコントロールのようなことをしてくるし、自分の思いどおりにならないときは、物に当たるんです。大きな音を立てられると、どうしても怯んでしまうじゃないですか。

その隙をついて、自分の言いたいことをわーっと訴えてきたり、恐怖心で人の気持ちを縛りつけようとするんです。怖すぎて、フェードアウトしてしまいました」(Dさん・26歳女性)

(5)仕事で忙しすぎて周りを気にする余裕がない

「僕は一度転職をしているんですけれど、転職前の会社はかなり残業の多いところでした。寝るか働くかの生活だったので、疲労やストレスで、かなり思考がおかしくなっていました。正直、当時の記憶はあまりないのですが、今振り返ると、どうしてあんなに働けたのか……わからないですね。

あのころは物に当たることが多かったし、ひどいときにはお皿を割ることに快感を覚えることもありました。周りに迷惑がかかるとか、物がダメになるとか、冷静に判断するだけの余裕がなかったのだと思います」(Kさん・31歳男性)

 

3:大人とは少し違う?子供が物に当たる理由3つ

自分や親せきの子どもが物に当たるタイプだと、心配になってしまいますが、その理由は、どうやら、大人とは少々異なるようです。リサーチを行い、特徴的な内容をピックアップしてみました。

(1)イヤイヤ期ですべてがイヤ

2歳ごろには、第一次反抗期ともいわれる「イヤイヤ期」が訪れます。これは、癇癪を起こすことで、自分の気持ちを整理するためだと言われています。この時期になると、すべてのことが気に入らず、ごはんをこぼしたり、おもちゃを投げたりと、物に当たります。でもこれは、成長していく過程で必要なこととされています。

(2)親の気を引きたい

駄々をこねたりと親を困らせる行動をとってしまう子がいますが、その行動の要因は、親の気を引きたいことにあります。物に当たってしまうのも同じで、親が叱ったり止めたりと気に留めてくれることを求めて物に当たる子もいます。

こういうタイプは、親からの愛に飢えていて、もっと自分を意識してほしいと思っています。ですから、気にかけたり話しかけてあげることで、物に当たらなくなる子もいます。

(3)反抗期

反抗期の子供は非常に繊細。感情の起伏が激しくなり、コントロールできないことも多いです。そのため、自分では扱いきれない感情の波を、物を当たることで発散させようとすることがあります。またこの時期は、親など身近な人を困らせたいという思いから、あえて物に当たってしまう場合もあります。

 

4:まとめ

子供の場合は、成長すれば物に当たらなくなるのがほとんどですが、大人になっても物に当たるという人は、次第に人にも手を出すようになることもあるため、注意です。

また、子供であっても、物に当たるのがクセになってしまうと、将来が不安ですよね。今から原因を取り除いていきたいところです。